Knolとは、Googleによるユーザー参加型の知識共有サービスのことである。
Google版Wikipediaとも目されていたが、2012年4月30日にサービスを終了した。
概要
米国時間2008年7月23日にGoogleオフィシャルブログにてサービス開始が発表された[1]。
知識の共有ということから、オンライン百科事典であるWikipediaの対抗馬と目されていた。
米国時間11月22日、事業の合理化を進めるGoogleが、Knolの終了を発表した[2]。
Wikipediaとの比較
Wikipediaにおいては、中立的及び客観的な観点において執筆をすることが要求されるが、Knolの場合は執筆者にスポットが当てられており、その執筆者の独自研究や個人的見解などが認められていた。
例えて言うなら、「おいしいカレーの作り方」という項目を作ることもKnolにおいては認められていた。
また、自分の書きたい項目がすでに他の人物によって新規作成されていても、また別個に同じ項目の記事を作ることができた。
投稿内容は学術、社会情勢、医療、サブカルチャーと制限されていなかった。
読み
なお、ニューズウィーク日本語版では読みを「ノル」としている[3]。
関連項目
脚注
- *2008-07-23"Knol is open to everyone" Official Google Blog Retrieved 2010-09-07.
- *グーグル、百科事典サイトの「Knol」などを終了--事業合理化の一環 - CNET Japan
- *「ネット事典 打倒ウィキペディア グーグルの狙い」ニューズウィーク日本版新年合併号2008・1・2/9、13ページ。
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