CISとは、
である。当記事では2を解説する。
2の概要
CIS 参加国 |
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※50音順 |
旧参加国 |
CIS(シーアイエス)もしくはСНГ(エスエヌゲー)とは、旧ソビエト連邦構成国による国際機関である。
日本語の正式名称は「独立国家共同体」。
1991年12月、ソビエト連邦崩壊に伴い、中央アジアにある国々から結成されたされたゆるやかな国家連合体(コモンウェルス)。EUの前身である、EC(欧州共同体)がモデルである。本部はベラルーシの首都・ミンスクにある。
СНГの名称はロシア語"Содружество Независимых Государств"の頭文字をとったものである。日本ではキリル文字の使用に馴染みがないので、英語名称"Commonwealth of Independent States"の頭文字を取り、CISと表記されることが多い。
正式加盟国と客員参加国に分類される。客員参加国はオブザーバーの存在に近い。現在は客員参加国を含め、10箇国が参加している。
かつてジョージアは正式加盟国だった。しかし2008年に南オセチア紛争が勃発。当時のロシア首相メドヴェージェフは、南オセチアとアブハジアの独立を承認した。対露関係が悪化したジョージアは、CISを脱退した。
トルクメニスタンは正式加盟国として批准する予定だった。しかし1995年、永世中立を宣言。正式加盟国としての批准を永久凍結し、客員参加国となる。
またウクライナもトルクメニスタンと同様に、客員参加国だった。しかし2014年のクリミア紛争に伴いCISを脱退した。
似たような名称にNIS(旧ソ連新独立国家諸国)があるが、これはCISと異なり組織ではない。ウクライナやジョージア、バルト三国を含めた旧ソビエト連邦構成国の総称である。旧ソビエト連邦の国々=CIS諸国、として使用される場合も多い。しかし脱退した国も存在するので、「NIS諸国」の使用が適当である。
2000年には、CIS諸国のなかでもより親露の国々とロシアがユーラシア経済共同体(EAEC)が結成した。それを土台として2015年、EEU(ユーラシア経済連合)は発足した。EUみたいなものである。加盟国は、ベラルーシ・アルメニア・ロシア・カザフスタン・キルギスである。
またCISに対抗するような形で、モルドバ・ウクライナ・ジョージア・アゼルバイジャンはGUAM(民主主義と経済発展のための機構)を結成している。これは反露的要素が強い。この4カ国は、ロシアの軍事的支援が原因で、事実上独立した地域を抱えている。ウクライナの首都・キエフに本部を置く。
逆に事実上独立した地域である、アブハジア・南オセチア・沿ドニエストルとアルツァフ共和国の4か国は、民主主義と民族の権利のための共同体を結成している。
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