「4分33秒」 (>>53) |
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「4分33秒(4'33")」とは、前衛芸術現代音楽家ジョン・ミルトン・ケージ(ジョン・ケージ)の作曲した数々の前衛的楽曲の中でもっとも著名な曲の1つである。
この曲は全3楽章構成となっており、楽譜には各楽章にTACET(休憩)と書いてあるのみである。従って、演奏時には、演奏者は一切の演奏行為を行わず、最初から最後まで無音で奏される。観客は周囲の環境音を音楽として聞くことになる。
初演がピアノによって演奏された事と、ピアノで演奏される事が多い事から、世間一般的に「4分33秒」はピアノ曲と思われているが、実際は楽譜にピアノ曲であるという指定はされておらず、オーケストラによる演奏の例もある。
また、4分33秒という演奏時間も記譜上においては指定されていないが、初演を含め殆どの場合、3楽章合計4分33秒で演奏されている。(「4分33秒」とされた経緯については諸説有り。)
たまに「演奏行為は行っていないが、なんらかの変化をともなう行為をする」演奏も「4分33秒」とされている場合があるが、それは正確には「0分00秒」と呼ぶ方が妥当である。
ニコニコ動画においては、丁度4分33秒の時間を無音で作成した動画を「~の4分33秒」とし、この「4分33秒」タグが付いている場合が多い。(サムネイル上では残念ながら再生時間が4分33秒から少しずれているものも多い。)
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