クー子単語

赤毛のツインテールが特徴の少女。
本作の原典であるクトゥルフ神話での設定と同じく、種族レベルでニャルラトホテプ(ナイアルラトホテップ)と対立しているという設定だが本来、種族的に相容れるはずが無いニャル子(ニャルラトホテプ)をヤンデレ級に愛する(→百合)。

普段は割りと淡々とした口調で喋るためクールな印象を受けるが、一旦ニャル子に対する愛情・劣情が燃え上がると途端に口調が荒くなり、内に秘めた性癖・欲望を惜しげもなく曝け出す。真尋曰く「歩く性欲」「脳味噌固形燃料」。
放送コード・倫理上の問題からかアニメ版では原作に比べてセリフがマイルドになっているが、根本の部分は変わらないので安心である。

ニャル子とは幼稚園の頃からの幼馴染で、小学校卒業以降は別々の中学校へ進学したため離れ離れになり、しばらくニート生活を送っていたが、ニャル子の地球来訪を知るやいなや、真尋を狙う犯罪組織を脅迫して無理矢理用心棒となり、彼女に会うために地球に到来した。
しかし戦いの中でニャル子を縛り付けてまでの激しい告白をするも、あっけなく振られたどころか真尋を恋敵とみなして殺害しようとしたことがニャル子の逆鱗に触れ、本気モード(フルフォースフォーム)を出したニャル子から半殺しにされた。
(→アニメ版SAN期第2話参照。ただしアニメ版では"男女平等パンチ"程度のマイルドな表現になっている。)

犯罪組織壊滅以降は叔父のツテで惑星保護機構に就職し、そのエージェントとしてニャル子と共に八坂家で居候する。八坂家の居候後は「八坂クトゥグア」を名乗る。これ以降、真尋のことをLoveではなくLikeの意味で好きになる。
ちなみに居候後もクー子のニャル子に対する求愛はずっと続いており、ニャル子からどれだけ冷たくあしらわれようとも全くめげていない。
後にニャル子の与える痛みを性感に転化することが出来るドMだということが判明し、そのアタックはさらにエスカレートしていくことになるのだった。
バストサイズはマニア心をくすぐるAカップで、当初はあまり気にしていなかったが話が進んでからは心境の変化があったのか気にかけるようになった。

元ネタのクトゥルフ神話でも炎属性の邪神であったこともあり、炎をはじめとした超高温を扱える。眷属のアフーム＝ザーを召喚することにより超低温を扱うことも可能。
八坂家に居候するべく再登場してからは消炎ジェルを塗って炎の放出を抑えているようだが、このジェルは風呂に入っても効果が失われることのない謎の素材で作られている模様。
ジェルで抑えているためか普段の体温な人間よりもいくらか温かいという程度に収まっており、真尋が触れても火傷することはない。
彼女の能力は濡れている服を焦がすこと無く乾燥させたり周囲を温めたりと戦闘以外でも融通が利き、その便利さから真尋から『歩く家電』と称されることもあるが、調整にはクー子本人の精神状態が影響しやすく嫉妬で室内の気温が過度に上昇することも珍しくない。
ニャル子と同じく、宇宙CQCの使い手でもある。ただしその実態はニャル子と同じく、おおよそ近接格闘技とは言いがたい兵器(精神感応型無線誘導式機動砲台「クトゥグアの配下」など)が登場する。

宇宙幼稚園の頃は友達がおらず、星座カースト的に底辺な魚座であったためごっこ遊びでいじめられていたが、そこを偶々ニャル子に救われたのが彼女に惚れたきっかけらしい。このエピソードは「ニャルアニ」1期で先に語られており、原作でも触れられている。又、宇宙幼稚園の頃から精神的な成長が進んでおらず、真尋曰く「頭の中は三歳児」。

八坂家では真尋の作る食事を好んでおり、徐々に真尋になつくようになる。なお、炎の神でありながら猫舌。

趣味はゲームで、据え置き・携帯共に色々プレイしている。
上述のニート生活時にはオンラインゲームに夢中になっていたようで、その当時のゲーム仲間とは今でも親交がある。
仲間の中には非凡な地位・能力を持っているものも多く、急な依頼にも応えてくれる彼らはクー子にとって頼れる存在となっている。