「してもろて」とは
概要(1)
関西弁における表現の1つ。標準語での「してもらって」「して頂いて」にあたり、古典的表現では「もらふ」にあたる。
「もろて」の表記揺れとして、「もろうて」「もろおて」「もろって」などがある。
ただし、この場合はあまり文末に「してもろて」が来ることはない。下記の2の用法が流行る前は、基本的に文の中で使うことが多かった(参考/2017年以前のTwitterでの用法)。
概要(2)
上記のように、関西方言の一種だったが、語感のよさからか「~してもろて」「~させてもろて」が流行語となった。上記と異なる点としては「指示」の文脈で使われるケースが増え、文末に来ることが多くなった(参考/2020年10月末のTwitterでの用法)。
主な由来の説は以下の3つが挙げられる。
FPS(PUBGなど)
2018年後半ごろから、文末の「してもろて」の用法が稀に見られる。当時のツイートを見ると、プロフィールに「PUBG」「APEX」等の言葉が入っているアカウントが(全員ではないが)比較的多い。理由は不明だが、おそらく2018年ごろからFPSプレイヤー、特にPUBGのプレイヤーを中心に使われていたと思われる。
下記の「ティーン流行語」「ネットミーム」の影響から特に「してもろて」が多用されるようになるが、この2018年ごろからのFPS界隈の「してもろて」が、その用法に影響していたのかどうかは不明である。
ティーン流行語
いわゆる造語・発明的な流行語ではないが、流行の要因としては特に2020年のインスタグラムにおけるYouTuberパパラピーズの人気が挙げられる。
マイナビの2020年のトレンドランキングによると、ティーンの流行った言葉の上位2位に「してもろて」がランクインしている。流行語として取り上げる際には、「パパラビーズの『してもろて』」と言及されることもある。
ネットミーム
関西弁を元とするネット文化を持つ掲示板サイトなどでも利用され、2020年初頭頃よりインターネット利用者における使用頻度の増加が見られたと考えられる。
また、バーチャルYouTuberの間においても多数の使用者が見られることから、バーチャルYouTuber関連用語の1つとされることもある。この場合におけるインフルエンサーとして、にじさんじの中では、魔使マオ説、アンジュ・カトリーナ説が濃厚とされている。他にも、バーチャルクリエイター事務所、ViViD所属の白百合リリィ説も存在する。
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関連項目
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