納車とは、「車」両が「納」められること、言い換えると購入した車両が購入者に引き渡されることである。
概要
日本国内において、新車はディーラーに展示・試乗車があっても基本的にそのへんの小売店で売っている品物のように買ったその場で受け取って帰る、ということは通常できない。これは警察に車庫証明の申請をしたり、自賠責保険等の手続きをしたりと車両を所有・運転するための様々な前提条件としての手続きが多いこと、またディーラーから注文を入れてディーラーに実際の現物が届くまでに時間がかかる場合があったり、一部オプションの取り付けなどの作業が発生するなどの理由による。
そのため、ディーラーで購入手続きをしてからしばらくして「納車」を迎えることになる。
特に車両メーカー側で生産が遅れていたり、何らかの理由で後付オプションの作業が遅れたりすると納車日が伸びてしまうこともある。
また、一般向けの自動車以外にも、車両であれば使われる言葉であるため、鉄道車両等が工場で生産された後、実際に運行する鉄道会社、所属する車両センター等に納められることも「納車」と表現されることがある。
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