炙とは、肉をあぶるという意味の字である。
漢字として
炙
- Unicode
- U+7099
- JIS X 0213
- 1-63-53
- 部首
- 火部
- 画数
- 8画
- 意味
- あぶる、あぶり肉、焼肉、日に曝す、熱する、親近、薫陶を受ける、という意味がある。〔説文解字〕に「肉を炮ずるなり」とある。
- 字形
- 肉+火の会意。肉を火であぶる字。肉は夕に似た形になっている。〔説文〕に「肉の火上に在るに從ふ」とある。
- 音訓
- 音読みはシャ、セキ、シャク、訓読みは、あぶる、あぶりもの。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 部首
- 炙は〔説文〕では部首である。ほかに、㸋、爒が属する。
- 声符
- 炙を声符とする漢字には、䂹などがある。
- 語彙
- 炙背
異体字
- 𤐬は、〔説文〕にある籀文。
- 𦜡は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𦠁は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔韻宝〕に「串𦠁、具を炙るなり」とある。
- 熫は、〔顏氏家訓〕にある異体字。呉の人が使うという。
- 𤒗は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 䏑は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある炙の異体字。
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