爪とは、手足の指の背面の表皮にある薄くて固い板状のものである。
概要
哺乳類や爬虫類や鳥類の手足の指先にある、表皮が硬化したもの。鳥類などの曲がった爪は鉤爪、ウシやウマの分厚い爪を蹄という。
爪の主な役目は、指先を保護する、物をつかむ助ける、引っかき攻撃をする、などである。
ヒトの爪は、1日に0.1mmほど伸びるため、爪切りなどで切る。ただ切り過ぎると深爪になって痛い。爪の伸びる速度で体調を占えるという。
ファッション
ファッションのために、爪の形を整え、その上に塗料を塗り、また装飾品をつける。手の指の爪を手入れして装飾することをマニキュア、足の指の爪の装飾をペディキュアという。またマニキュア、ペディキュアで使う、爪に塗るエナメル液もマニキュアという。爪のうえに人工の爪を付けることもある。
ファッションにおいてはカタカナ英語を使って、ネイルと呼ぶことが多い。
爪の病気
爪白癬が有名。爪が白くなる。水虫の一種であり皮膚科に通っての治療が必要。放っておくの体の他の部分の水虫が何度も再発する。
漢字として
- 意味
- つめ、つめで掻く、つめを切る、つめのようなものという意味がある。〔説文解字〕には「丮(と)るなり。覆(くつがへ)せる手を爪と曰ふ」とある。
- 字形
- 鳥獣などの長い爪の象形。金文では㕚と区別されない。
- 音訓
- 音読みはソウ、訓読みは、つめ、つま。
- 規格・区分
- 常用漢字である[1]。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 爪は、部首爪部を作る。爪やつまむことを表す意符として用いられる。冠に位置するときには爫の形となる。
- 声符
- 爪を声符とする漢字には、抓、笊などがある。
- 互換文字
- ⽖は、Unicodeで爪と互換な文字で、部首としての爪を表す文字である。
- 語彙
- 爪印・爪牙・爪距
瓜に爪あり爪に爪なし(うりにツメありつめにツメなし)
字形のよく似た瓜(うり)と爪(つめ)の相違を説明した言葉。瓜の部分をツメに例えてる。
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関連項目
脚注
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