永谷園(NAGATANIEN Co.ltd.)とは、日本の食品製造メーカーである。
概要
お茶漬けの素やインスタント味噌汁などの和食系のインスタント食品や、ふりかけの製造で有名なメーカー。
江戸時代に京都で煎茶の製法を開発した永谷宗円までそのルーツを遡ることが出来るという、(意外なほどに)歴史の長い会社である。(尤も現在の「食品メーカー」としての永谷園は、1953年に10代目の永谷嘉男によって確立されたが)
「永谷園」といえば多くの人が思い浮かべるであろう、主力商品の「お茶づけ海苔」は1952年に発売が開始された。
商品に関しては人気キャラクターとのコラボにも積極的であり、アンパンマンなどを起用した商品も発売している。
また、過去には任天堂の「帰ってきたマリオブラザーズ」で、ゲーム内に自社広告を入れていたこともある(このため、同作は書き換え料金が他のFCDソフトよりも安かった)。
よく言えば他社に先駆けて斬新な商品を世に送り出す・悪く言えばキワモノを何食わぬ顔で発売することも結構多い(冷やし烏龍茶漬けやそば飯ふりかけ、カップおにぎり茶づけなど)。いわゆる変態企業の疑いあり。
近年ではシュークリーム専門店のビアードパパを買収するなど、異分野への進出にも動き始めている。
取り敢えず、お茶漬けの素とそして「松茸の味お吸い物」の汎用性は異常。
CM
永谷園はテレビCMに関しては「美味しそうに食べる」という点を特に重視していると言われており、CMでも音を出して食べるシーンを映すなどのダイナミックに描写するものが多い。この先鞭ともなった1998年に放送された「お茶づけ海苔」のCMは、制作会社のスタッフが見本役として食べてみせたところ、その食べっぷりが永谷園に好評だったため、そのままCMに起用されたという逸話がある。なお、このスタッフは後に「あさげ」(インスタント味噌汁)や「チャーハンの素」にも出演し、同様に食べっぷりを披露している。
しかし、この「音を出す」などのダイナミックに食べる姿を映すという内容自体に不快感を持っている視聴者も少なくないため、賛否両論あるようだ。
なお、永谷園のCMはテレビ東京でスポットCMとしてしばしば放映されており、深夜などのスポンサーが少ない時間帯は頻繫に放送される。実に飯テロである
関連動画
永谷園の商品CM。
「美味そうに食べる」という点のみにこだわらずにこんなCMを打つことも。
「帰ってきたマリオブラザーズ」。永谷園の自社広告が収録されている。
音楽ゲーム「jubeat」と異色のコラボ。イメージソングまで作ってしまった。
関連項目
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