颪(おろし) 「木枯らし」が平野で吹きすさぶ一方、 各地の名峰からは 「颪」(おろし)とか「空っ風」(からっかぜ)呼ばれる 山や丘から(主に太平洋側の)平地に 強い風が吹き降りてきます。 シベリアから日本海を渡ってきた冷たい北風は、 まず日本海側の地方に空気中の水蒸気を 雨や雪として降らせた後、山を越えて来るため、 冷たく乾燥しています。 群馬県の赤城山の「赤城颪」(あかぎおろし)、 浅間山からの「浅間颪」(あかぎおろし)、 栃木県那須野原では「那須颪」(なすおろし)、 「伊香保風」とも呼ばれる「榛名颪」(はるなおろし)、 日光の男体山からの「男体颪」(なんたいおろし)、 関東平野中央部の 利…