青函トンネルを抜けた頃には日も落ちかけて少しずつ暗くなっていきました。
街と海を超えた先に見えた函館山の存在感に圧倒されながら無事に上陸。
新函館北斗駅から普通列車に20分ほど揺られ無事に最初の目的地函館へ到着。
1日目の宿は市場近くの東横インのため歩いて向かいました。
宿泊料は一泊脅威の4,160円。今ではとても考えられません...
「北海道に来たんだからまずは海鮮!」という考えを青森へ置いてきてしまった私は荷物をおいてすぐにある店へ向かいました。
このためだけに函館を訪れたと言っても過言ではないほど楽しみにしていました。
ちょうどディナータイムということもあり店内は多少混み合っていましたが、高揚感があまりにも高すぎて商品到着までの時間はあっという間でした。
セイコーマートと異なり、ラッキーピエロは道南エリアのみに展開されています。
バーガー以外にもオムライスやカレー、焼きそばも取り扱っているためそちらにも惹かれましたがまずは安定の人気商品を注文しました。
お手頃な価格ということもあって頼みすぎたバーガーを美味しく食べつつ、このあと何時のロープウェイに乗ろうかなと公式ホームページを確認したときでした。
見間違えかと思い何度もサイトを更新しましたが、残念ながら事実でした。
「ここまで来て夜景が見られない!?」
非常に焦っていました。一時はヘッドライトなしで登頂してしまおうかと思いましたが、よく調べてみると駅前からバスが出ていることがわかりました。
なんとかそれに乗れば行けるか、と安心したのも束の間。
バスの発車時間まであまり猶予が残されていません。
頼みすぎたバーガーをなんとか胃袋へ放り込んで駅前まで猛ダッシュ。
自身の無計画さをピエロに笑われているように感じながらもバスに揺られて山頂へ。
9月下旬ということもあり少し肌寒い山頂からは煌々とした街の様子が映し出されていました。
「100万ドルの夜景」という名に偽りない景色に感動しつつ、帰りのバスが来るまでただ一人ぼーっとしていました。
本当に今では信じられないほど人も少なかったため今思えばその名以上の価値があったように感じます。
帰りもまたバスに揺られて無事下山。途中の停留所で下車してベイエリアを散歩しました。
横浜の赤レンガ倉庫とは違うなぁという至極当然な感想とともにホテルへ帰宅。
翌日の予定をなんとなく考えながら眠りにつきました。
ベットは少し固かったです。