谷郷
私たちが事業を始めたとき、まだ「VTuber」という言葉は世の中に存在すらしていませんでした。しかし今や、この数年で急成長を遂げ、国内にとどまらず海外でも広がりを見せています。COVERが運営するVTuberプロダクション「ホロライブプロダクション」は、日本だけでなくアジアや英語圏でトップレベルのタレントが誕生するまでになりました。日本ではより幅広い層に愛される存在になること、海外ではさらなるファン拡大を目指し、VTuber事業は新たなステージを歩み始めたと思っています。
「つくろう。世界が愛するカルチャーを。」をミッションに、バーチャルの新領域を開拓し続ける私たち。
その展望を、CEOの谷郷とCTOの福田がお話します。
谷郷
私たちが事業を始めたとき、まだ「VTuber」という言葉は世の中に存在すらしていませんでした。しかし今や、この数年で急成長を遂げ、国内にとどまらず海外でも広がりを見せています。COVERが運営するVTuberプロダクション「ホロライブプロダクション」は、日本だけでなくアジアや英語圏でトップレベルのタレントが誕生するまでになりました。日本ではより幅広い層に愛される存在になること、海外ではさらなるファン拡大を目指し、VTuber事業は新たなステージを歩み始めたと思っています。
福田
動画配信からスタートしたVTuberの活動も、ライブイベント、グッズ展開、と多様になりましたね。ファンが増えるとともにホロライブのIPとしての価値も高まり、あらゆる可能性が広がっていると実感しています。マンガ・アニメ・ゲームなど、世界の中でも日本が存在感を放っているコンテンツの良いところをかけ合わせながら、日本が誇るカルチャーを世界に届けたいです。
福田
リモートワークの普及により、オンラインでのコミュニケーションは一気に加速しました。世界中の人が同じエンタメコンテンツを同時に共有し合えるいま、コンテンツを見るだけでなく、自国の言語に翻訳したり、再編集して発信したりといったファン自らが創作する楽しみも生まれ、盛り上がりを見せています。
エンタメコンテンツをさらに楽しんでもらうためには、様々なジャンルのクリエイターと共創し、優れたコンテンツ性を追求しつつ、体験そのものを拡張していくことが重要です。たとえばYouTube以外の場所との連動性や、国境を越えてコミュニケーションできるような仕組みの構築をしたいと考えています。そのためには、VRやARなどの先端技術も必要です。ファンやクリエイターの皆様との共創をベースにしながら、このカルチャーを進化させていきたいと思います。
谷郷
写真、動画、とオンラインコミュニケーションはよりリッチな体験へと進化し、いまでは3Dのオンラインゲーム上で世界中の人と会話ができる時代になりました。3D空間上で数千万人に向けてライブを開催できる環境も整いつつあります。
携帯電話のソーシャルゲームが普及したときのように、これからは3Dのオンラインゲームがバーチャル上のコミュニケーションを広げていく。COVERはそこに着目し、メタバース開発を展開しています。
福田
世界に存在すらしなかったVTuberという新領域に踏み込んだときのように、再び私たちは新たな領域を歩み始めています。ゲーム開発ができる組織体制を築きながら、思い描く世界に向かって挑戦をする日々です。チームの熱量は非常に高く、海外でも人気があるクリエイターとも共創し、高いクオリティの3Dゲームが形となりつつあります。
谷郷
テクノロジーが進んだ先には、バーチャル空間で人々がコンテンツを楽しむ未来が必ずやってきます。例えば10年後を予想すると、それぞれの人がバーチャル上での人格を持ち、共通の趣味をもとにつながれる世界に私たちは生きているでしょう。そんな未来を牽引する存在として果敢に挑み続け、国境も世代も超えるようなエンタメプラットフォームをつくりたいと思います。