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クロスプラットフォームフレームワーク「Lynx」がオープンソースで公開

 単一のコードベースからモバイル・WebネイティブのUIを開発できるクロスプラットフォームフレームワーク「Lynx」が、オープンソースで公開された。

 Lynxを公開したのはTikTokなどの開発・提供で知られるByteDance社。現在、Lynxは、TikTokにおいて軽量の検索パネルからTikTok Studioアプリ、Eコマースのストアフロントまで、さまざまな体験に使用されている。

 Lynxは、Web開発の場合と同じようにマークアップとCSSを記述できる。CSSアニメーションやトランジション、テーマ設定用のCSSセレクターと変数、グラデーション、クリッピング、マスキングといった最新のCSSのビジュアル効果をネイティブにサポートしている。

 また、Lynxはユーザースクリプトを2つの異なるランタイムに静的に分割するアーキテクチャを採用している点が特徴。一つは、カスタムJavaScriptエンジンであるPrimJSを搭載したメインスレッドランタイムで、もう一つはユーザーコードのデフォルトとして使用されるバックグラウンドランタイムだ。

 同社は、このLynxのオープンソース化によって、コラボレーションを促進し、クロスプラットフォーム開発の可能性を広げ、クロスプラットフォーム技術の民主化を目指すとしている。

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