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Java入門ブックガイド(オブジェクト指向編)
オブジェクト指向の基本

入門時に基本を固めることが肝要

 本連載の前編では、Javaの基本的な文法を中心とした、実務の準備になるような本を紹介しました。今回はオブジェクト指向編として、入門段階で知っておきたいオブジェクト指向という視点からJava入門書比較表を作成し、網羅性、説明の分かりやすさを軸として、読者の皆様にふさわしい本を紹介します。

オブジェクト指向の基本が身に付く本を見つける

 オブジェクト指向と言っても、オブジェクト指向分析(object-oriented analysis(OOA))、オブジェクト指向設計(object-oriented design(OOD)、オブジェクト指向プログラミング(object-oriented programming(OOP))と工程ごとに名前があります。本連載はプログラミングの本を紹介しているため、今回はオブジェクト指向プログラミングの本の紹介をします。オブジェクト指向分析/設計の本も多数存在し、玉石混交です。ぜひブックガイドを作成したいと考えています。

いい本を見つけるための方法

 前編と同様、「Java入門書比較表」を使用し、網羅性、説明の分かりやすさを軸として分析します。また、内容とはあまり関係のない、「本の作り方から見た比較」の表を再携します。それらを総合し、読者の方にふさわしいJavaを使ったオブジェクト指向プログラミングが理解できる本を探すという方法を採ります。

対象読者

 本連載はボリュームの関係上、前編(入門編)と後編(オブジェクト指向編)に分けました。紹介する本も同じ本となります。従って基本的に前編を読まれた方となりますが、Javaの基本ができている方であれば当後編を読まれても構いません。入門者が身につけておいた方がいい項目を前編の「表1. Java入門書比較表」に挙げています。これらの項目のほとんどを理解できれば問題ありません。目安としてご覧ください。

紹介したい本

 前編と同じ6冊と、オブジェクト指向とは何かを理解するための2冊を追加しています。前編の6冊でも十分にオブジェクト指向プログラミングの基本は学習できます。追加した2冊は、随所にオブジェクト指向の本質を突いているところがあるため、参考として欲しい本として紹介します。7は1999年刊のため入手が難しいですが、ぜひ読んで欲しい一冊です(原題:『Thinking in Java』)。英語を読める方であれば原著を探した方が早いかもしれません。8はオブジェクト指向ではないプログラム言語は知っているが、オブジェクト指向言語を知らない方に読んでもらいたい本です。

  1. 『明解Java 入門編』
    柴田 望洋、ソフトバンククリエイティブ、2007年8月
     
  2. 『改訂第2版 Java言語プログラミングレッスン (上) Java言語を始めよう』
    結城 浩、ソフトバンククリエイティブ、2005年10月
  3. 『改訂第2版 Java言語プログラミングレッスン (下) オブジェクト指向を始めよう 』
    結城 浩、ソフトバンククリエイティブ、2005年10月
     
  4. 『やさしいJava 第4版』
    高橋 麻奈、ソフトバンククリエイティブ、2009年9月
     
  5. 『わかりやすいJava入門編』
    川場 隆、秀和システム、2009年10月
  6. 『わかりやすいJava オブジェクト指向編 』
    川場 隆、秀和システム、2010年3月
     
  7. 『Bruce EckelのJavaプログラミングマスターコース―徹底探究!Javaのしくみとオブジェクト作法〈上〉』
    Bruce Eckel、ピアソンエデュケーション、1999年10月
     
  8. 『オブジェクト指向プログラミングの考え方』
    Henry F. Ledgard、翔泳社、1997年8月

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この記事の著者

川久保 智晴(カワクボ トモハル)

haruプログラミング教室(https://haru-idea.jp/)主宰。COBOL、FORTRANで13年、Javaを中心としたWeb開発で11年。3つしか言語知らないのかというとそうでもなく、sed/awk、Perl、Python, PHP,  C#, JavaScriptなども一時期は業...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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