デザイナーズマンションならではの魅力的な設備・オプション
デザイナーズマンションはビジュアルだけではなく、住みやすさもデザインされています。デザイナーズと聞くとコンクリート打放しの壁やガラス張りのお風呂をイメージされる人が多いと思いますが、それにもちゃんとした理由があるのです。今回はデザイナーズならではの魅力的な設備やオプションを紹介しつつ、そのメリットについて解説しましょう。
防音・耐火にすぐれる「コンクリート打放し」
デザイナーズマンションの代名詞となっているのが「コンクリートの打放し」。固まったコンクリートに手を加えずに、打ち上がった状態のものをそのまま外装や壁などに使用します。すべてのデザイナーズが打放しを採用しているわけではありませんが、シンプルかつスタイリッシュな見た目から人気設備のひとつとなっています。コンクリートをそのまま使用するメリットとしては主に二つあげられます。一つ目は「防火性」です。過去の災害で実証されているとおり、コンクリートは火に強い素材といわれています。一般的なマンションは壁紙が張られているため燃えたり焦げたりしてしまいますが、コンクリートの打放しならば火事による被害を抑えることができます。二つ目は「防音性」です。マンションのトラブルでありがちな騒音問題も、音を通しにくいコンクリートならば被害も少なくなります。ただし音を反射しやすいので反響音には注意したいところです。
省スペースに役立つ「らせん階段」
海外の特にヨーロッパで多いらせん階段。洋風の部屋にマッチするのはもちろん、せまい空間でも設置できるため、デザイナーズマンションにぴったりの設備といえるでしょう。メゾネットタイプの住宅で採用されることも多いようです。ただし、らせん階段は踊り場がないため足を踏み外してしまうと一気に下まで落ちてしまう可能性があります。また構造上、踏み場の幅が左右で異なるため、慣れていない人は戸惑うかもしれません。小さなお子さんや高齢者がいるご家庭は気をつけましょう。
開放感のある「ガラス張り」
デザイナーズマンションでは、バスルームの壁がガラス張りになっている物件があります。ガラス張りのメリットは開放感があること。土地が限られている日本ではお風呂に閉塞感を覚える人が少なくありません。ガラス張りにすればお風呂場が広くなったように感じるため、お風呂好きの人はもちろん、狭いところが苦手な人にも好評です。また暗くなりがちな空間に光を取り入れやすくなるのも魅力といえます。
収納力がアップする「中二階」
中二階とは通常の階よりも天井が低い二階のことで、多くはリビングとはしごまたは階段で結ばれています。ロフトやメゾネットと呼ばれることもある人気設備のひとつ。物置としてはもちろん、ベッドルーム、書斎、アトリエ、子どもの遊び部屋などさまざまな用途で利用できるのが魅力です。また中二階のある物件は天井が高めに作られているので、同じ間取りであっても開放感があります。普通のマンションは天井が低くて圧迫感を感じるという人は、中二階のあるデザイナーズマンションを探してみてください。