着順関係なく１着から３着に入る馬を的中させる三連複。三連単よりも的中難易度が低く、馬連よりも的中難易度が高い事でオッズも高くなる傾向にあり、荒れた展開にならずとも万馬券になる事が多くある券種です。
例えば１着と２着に人気馬が順当に入ってきたとしても、３着で穴馬が入賞すれば三連複でも大きな配当になる事があります。三連単や三連複が現代競馬の主流の購入方法であるとも言われていて、高い人気を誇っています。
そんな三連複の必勝法はどのようなものがあるのでしょうか？この記事では三連複の買い方のポイントやコツ、勝つ為に抑えておきたいポイントについて詳しく解説していきたいと思います。
そもそも三連複とは？
冒頭でも説明した通り三連複とは１着から３着に入る馬を順不同で的中させるというものです。馬連は１着２着の組み合わせを順不同で当てるというものなので、馬連と似ている馬券ではありますが当てるのは三連複の方が難しいです。
反対に馬単や三連単の場合は１着２着３着と着順まで的中させなければいけないので当てるのがとても難しくその分、オッズも高く設定されています。ここからはまず基本的な三連複の買い方について紹介していきたいと思います。
ボックス買い
まずは三連複のボックス買いから紹介していきましょう。ボックスとは買いたい馬すべての組み合わせを同一金額で購入するという方法で、三連複だけでなく全ての券種でボックス買いは利用する事が可能です。
例えば馬番号１番、２番、３番、４番、５番の５頭をボックス買いしたいと思った場合は組み合わせは以下の通りになります。
- １－２－３
- １－４－５
- １－２－４
- ２－３－４
- １－２－５
- ２－３－５
- １－３－４
- ２－４－５
- １－３－５
- ３－４－５
１番から５番の三連複で購入する事が可能な合計１０点の買い目が全て同一金額で購入できるのがボックス買いです。当然ですが１番から５番までの選んだ馬のいずれかが１着から３着に入れば的中という事になります。
ボックス買いのデメリットとしては選んだ馬の全ての買い目が購入できてしまうという事で、１頭増やすだけで買い目がどんどん増えていくという点です。
- ４頭ボックス⇒４通り
- ５頭ボックス⇒１０通り
- ６頭ボックス⇒２０通り
４頭ボックスでは４通りですが６頭ボックスでは一気に跳ね上がり２０通りになってしまいます。ボックス買いは全ての買い目が反映されてしまいますので点数が増えてしまうという点は十分に注意しましょう！
フォーメーション買い
続いて紹介したいのはフォーメーション買いです。ボックス買いは選んだ買い目が全て購入できるのに対し、フォーメーション買いは１頭目、２頭目、３頭目それぞれを個別で選んで組み合わせて購入するというもの。
ボックス買いよりも更に絞った予想を展開する事ができますので、買い目点数を減らす事が出来るというメリットがあります。
１頭目：１番
２頭目：２番、３番
３頭目：２番、３番、４番、５番
例えばこのように三連複フォーメーションで購入したとします。ボックス買いの場合は５頭を選んで購入すると１０点になりますが、フォーメーションの場合は…
- １－２－３
- １－２－４
- １－２－５
- １－３－４
- １－３－５
この５点のみとなります。１頭目を１番にした場合は必ず１番の馬は３着以内に入らなければなりません。これが入らなかった時点で、２番３番４番が１着から３着を独占しても不的中です。
２番か３番のどちらかも３着以内に必ず入る必要がありますので、１番２番３番が非常に重要になってくるというのがフォーメーションの買い方です。という訳で、軸となっている馬がいる場合、絶対的な走りに自信がある馬がいる場合はフォーメーションで点数を絞って購入する方がいいです。
三連複の必勝法を紹介
それでは早速ここからは三連複の必勝法を紹介していきます。どうしたら勝てるようになるのか？三連複を使って高い回収率を維持する為の買い方のコツやポイントについて詳しく紹介していきます。
１頭軸流しで厚く買う
三連複で大きな配当を得る為のポイントは１頭軸流しを活用するというもの。三連複でも万馬券になる事は多くありますが、やはり三連単に比べれば配当金は落ちます。
三連複で大きな配当を得る為に大切な考え方は、少ない点数を厚く賭けるというもの。少ない点数にする為には１点軸流しのフォーメーションを利用がオススメです。上記でボックス買いとフォーメーション買いの２つを紹介してきましたが、ボックス買いは選んだ馬の買い目全てを同一金額で購入してしまうため、点数がどうしても多くなってしまいますので厚く買う事が資金的に難しくなっていきます。
しかし１頭軸流しのフォーメーションであれば、絶対的に自信がある１頭の馬をベースに点数を極限まで絞ることができ、その分だけ厚く馬券を買う事が出来ます。
１頭軸流しのデメリットとしては選んだ馬が３着以内に入らなければ、他に選んだ全ての馬が３着以内に入っていたとしても外れてしまうという点です。絶対的に自信がある１頭の馬がいる場合は必ず１頭軸流しで買うようにしましょう。
多くて１５点以内に収める
という訳で三連複で勝つ為にはボックスではなくフォーメーションで馬券を購入するようにしましょう。そして気になるのは点数だと思いますが、三連複で勝つ為の的中率と回収率のバランスを高い次元で維持する為には、点数は多くても１５点以内にするのがベストです。
１５点以内で２００円や３００円を賭けるというのがベストであり、これならば三連複でもかなり大きな配当を得る事が出来ると思います。競馬で大切なのは回収率と的中率のバランスで、三連複の場合は固い決着になった場合にオッズが極端に低い事もありますので、買い目を多くしすぎるとトリガミになってしまい損をします。
そうならないバランスを考え、オッズと比較し、結果的には１５点以内に毎回抑えて購入するのがベストです。
中穴と大穴は必ず入れる
三連複必勝法で最も大切な事は本命馬ばかりを選択しないという点です。
上記でも説明した通り、競馬で大切なのは的中率と回収率のバランスです。いくら的中したからと言っても１番人気から３番人気の馬が１着から３着を独占したレースを当ててもあまり意味がありません。
という訳で必ず三連複をフォーメーションで購入する時は、７番人気以下の中穴から大穴の馬を混ぜるようにしましょう。競馬は何があるか分からない競技ですが、二桁人気の馬が１着になる可能性は限りなく０に近いです。しかし、３着に入る可能性は割と現実的に多くあります。
三連複は１着から３着を的中させる券種なので、３着に大穴馬が入っても大きなオッズになるんですね。という訳で本命人気馬ばかりを選ぶのではなく、意識的に穴馬を選択するようにして下さい。万が一きた時に大きな配当になるように馬券を購入するというのはとても大切な事です。
まとめ
三連複の買い方や購入のポイント、必勝法について解説してきましたが参考になりましたでしょうか？
三連複は三連単よりも当てやすい反面、思わぬ高額オッズがつく可能性をひめている馬券であり、着順を当てなくてもいいので的中率もそこそこ高い券種になります。
はっきり言って三連単は素人ではまず当てる事ができないであろうとても難しくロマン溢れる馬券ですが、三連複は着順は問いませんので、比較的初心者でも当てやすい馬券であると言えます。
オッズも高く、必勝法を覚えて実践すれば回収率も上がっていくと思います。的中率と回収率のバランスを考え、三連複を活用してみましょう！
