第二次世界大戦下、原子爆弾の開発を率いたオッペンハイマーの半生を描く。マンハッタン計画を推進し、原爆の父と呼ばれた、ひとりの天才物理学者の苦悩がそこにあった・・・。
オッペンハイマーという天才科学者が、如何にして原爆開発に身を投じ、苦悩して様を描いている。完ぺきではなく欠点も多いオッペンハイマーを、彼の視点で描いている。時系列を行きつ戻りつ、巧みに畳みかけるようなストーリ。3時間という上映時間を感じさせなかった。
原爆被害の描写には物足りなさはある。ふらふらと揺れ動く科学者の半生の映画でした。