9月
30
BPStudy#205〜モデルグラフDBによるモデルファースト開発〜一歩先ゆくDDD
株式会社ビープラウドが主催するIT勉強会
主催 : 株式会社ビープラウド
広告
募集内容 |
(リモート:zoom)一般参加枠 無料
先着順
(リモート:zoom)登壇者枠 無料
先着順
|
---|---|
申込者 | 申込者一覧を見る |
開催日時 |
2024/09/30(月) 19:30 ~ 20:30
|
募集期間 |
2024/09/09(月) 11:56
〜 |
会場 |
リモート(zoom) オンライン |
参加者への情報 |
(参加者と発表者のみに公開されます)
|
出席登録 |
(イベント開始時間の2時間前から終了時間まで、参加者のみに公開されます)
|
イベントの説明
zoomを使ってのリモート開催です。zoomのURL等は、当ページの「参加者への情報」欄に記載されています。別途、参加者にメールにてお知らせします。
システムを持続的に発展させるには、ソフトウェアの構造を現実世界の事業や業務に密接に合わせることが必要となります。これにより、事業戦略とソフトウェアの実装が効果的に連携し、柔軟かつ長期的なシステムの進化を可能にします。
現実世界は、ヒト、モノ、カネ、情報といった要素が相互に複雑に絡み合うことで成り立っています。これらの関係をデータベースで表現する際、リレーショナル・データベース(RDB)では表形式の制約があり、直感的に表すことが難しい場面が多く見られます。
たとえば、SNSにおけるソーシャルグラフのような、人と人とのネットワーク構造をRDBに保存する際、複雑な結合や階層構造を要し、効率的に扱うのが困難です。
このような課題を解決するために開発されたのが、Jurabi社の「truncus graph」です。「truncus graph」は、オブジェクト間の関係性を自然にモデル化し、グラフデータベースとしてデータを直感的かつ効率的に扱うことができます。
グラフデータベースとは、オブジェクト間の関係をノード(点)とエッジ(線)で表現し、複雑なつながりを視覚的かつ柔軟に管理するデータベースです。
Jurabi社は、グラフデータベースの特性を活かし、従来のRDBが得意としていたユースケースにも対応可能な『モデルグラフデータベース』へと進化させ、モデリング機能を強化しています。これにより、ソフトウェアのソースコードとデータ構造がシームレスに結びつき、複雑なデータ構造を効率的に保存・活用するための新しいアプローチを提供しています。
今回のBPStudyでは、Jurabi社の「truncus graph」開発チームをお招きし、実用性やパフォーマンスの評価、アーキテクチャの詳細、さらにモデリング自動化に向けた最新の取り組みについて、技術的な視点からご紹介いただきます。
モデル駆動による効率的な開発手法を探している方や、ドメイン駆動設計(DDD)の実践をさらに進化させたい方にとって、実装技術とアーキテクチャの理解を深める絶好の機会です。関心のある方はぜひご参加ください。
第1部 RDBの世界をぬりかえていくモデルグラフデータベース「truncus graph」によるモデルファースト開発
(19:30〜20:30)
グラフDBは、一般には不正検知などの特定のユースケースで取り上げられることが多いですが、従来RDBを使って開発されてきたような一般的なアプリケーション開発にも十分に適用可能な汎用的なデータベースです。
Jurabiの製品であるtruncus graphは、グラフDBにスキーマを組み合わせた「モデルグラフDB」として設計されています。これにより、モデルをそのまま表現できるというグラフDBの特徴に加え、従来のアプリケーション開発と同様に、直感的にモデルを操作しながらアプリケーションを構築することが可能となっています。
今回の発表では、以下の内容で進行する予定です。
・グラフDBとは何か?:
・一般的なグラフDBの特徴、ユースケースについて説明します。
・モデルグラフDB「truncus graph」:
・truncus graphの特徴である「モデリングとの親和性」や、他のグラフDBとの違いを説明します。
・truncus graphでシステムを作るときのアーキテクチャや、適用事例についても紹介します。
・truncus graph vs RDB:
・簡易ECサイトをtruncus graph、RDBの両方で作成し、truncus graphの「モデリングとの親和性」、「汎用的なDBとして使えること」を具体的に示します。
・また、両者のベンチマークも比較します。
・自動化の展望:
・現在研究中の、モデリング、モデル実装、クエリ実装の自動化などを紹介します。
この発表を通じて、truncus graphの実用性と、truncus graphがどのようにアプリケーション開発を効率化し、モデルファーストの開発を実現するかをご理解いただければと思います。
自己紹介
鍬田 力(くわた ちから) 株式会社Jurabi アーキテクト
X: @ckuwata
千葉県出身。大学で情報システムを学んだ後、ソフトウェア開発会社、フリーランスを経てJurabiに入社。プログラミング言語の開発からクラウド環境の設計まで分野を問わない経験を持つ。アマチュアミュージシャンとしても活動中。
西山 星児(にしやま せいじ) 株式会社Jurabi ソフトウェアエンジニア
ソフトウェア企業、フリーランスの経験を経てJurabiに入社。ERP導入やカスタマイズに多く携わる側、エンタープライズのデジタル変革に従事。サッカーを観ながらお酒を飲むのが楽しみの一つ。
林 栄治(はやし えいじ) 株式会社Jurabi システム開発部長
千葉県出身。東工大知能システム科学専攻博士後期課程 単位取得退学。大学院にて脳科学を研究。その後、ソフトウェア開発会社を経てJurabiに入社。近年は、学生時代に学んだ機械学習関係が興味の中心。プログラミング、散歩、酒、ラーメンを好む。
発表者
広告