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【総括】 リストラアナウンス(例:VW)や操短が急増しており、雇用に対する不安増大。失業申請件数や失業率も上昇加速(冒頭図)。 今後就業者数にも賃金にも低下圧力がかかる可能性が高いため、個人消費回復が更に後ズレするリスクが高まっている。 その結果、ドイツ政府も今年+0.3%の成長しか期待していない(昨年10月の+1.1%成長予想を大幅下方修正)。 ●季節調整後失業者増減~前月比+11千人と、先月同様ほぼ市場予想どおりながら、コロナ後の回復が一巡した2023年1月以降、ずっと増加が続いている。来月さらに加速する見込み(+15千人)。 https://tradingeconomics.com/ge…
20250124 ドイツ最新ニュース速報(1月24日)~建設受注に回復の兆し
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2025/01/PD25_033_441.html①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)11月建設受注はインフレ差し引き後の実質ベースで前月比+7.9%/前年同月比+16.6%と好調。ドレンドベース(赤線)でも上向きになり始めている。ドイツ連銀の分析によると、インフラ整備の公共土木が好調な一方、建物建築はまだ低調で、2極化が進んでいる(関連③a-c) アシャッフェンブルクのテロ襲撃犯、一旦精神病院に収容。警察に対する暴力行為など、過去に何度も問題行動を起こし、精神治療を受けていた。ショルツ首相…
20250116 ドイツ最新ニュース速報(1月16日)~2年連続小幅マイナス成長など
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2025/01/PD25_019_811.html ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)2024年通年のドイツ実質GDP成長率は▲0.2%で、2023年の▲0.3%に続いて2年連続のマイナス成長。労働投入急減で潜在成長率が+0.4~0.5%にまで低下しており、マイナス成長に陥りやすい。但し、「名目」成長率は、+6.6%/+7.5%/+5.9%/+2.9%と比較的高水準を維持している(インフレに食われている部分が大きい)。 トランプ関税が発動され、他国も同様に対抗した場合、ドイツの雇用が20~…
【総括】 底流に構造的人手不足があり、これまでは就業者数が増え続けてきたものの、経済低迷の予想以上の長期化で求人は激減し、今後も失業者が増え続ける可能性大。 昨年まで就業者数×賃金(購買力)は堅調だったが、将来への不安(私も失業するかも知れない)の高まりから個人消費への点火はイマヒトツ。 今後就業者数にも賃金にも低下圧力がかかるため、個人消費回復が更に後ズレするリスクが高まっている。 ●季節調整後失業者増減~前月比+10千人と、ほぼ市場予想ながら、コロナ後の回復が一巡した2023年1月以降、ずっと増加が続いている。 https://tradingeconomics.com/germany/un…
20250103 ドイツ最新ニュース速報(1月3日)~ドイツ自動車業界の苦悩など
①【本日の注目点】 (冒頭写真)ドイツ自動車業界、今年も苦境継続必至。高価な大型内燃機関車があまりにも得意だったので、安価な小型EVでの対応が大いに遅れ、特にソフトウェア面で中国に大きく見劣り。魅力的小型EVでの採算確保は非常に困難であり、この問題はすぐには解決できない(ARD報道)。 昨年の時価総額世界トップ100に入るドイツ企業は、SAP、Siemens、Deutsche Telekom の3社のみ。 翌日分の電力を売買するドイツの電力先物取引でマイナス価格が4時間にわたって続いた。風力発電の供給が40ギガワットに達し、需要を大きく上回ったため。 最新動画: youtu.be ②ドイツのニ…
こども家庭庁では、現在、「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」の候補を募集中だ。 これは、母子家庭の母や父子家庭の父(以下、「ひとり親家庭の親」とい...
20241220 ドイツ最新ニュース速報(12月20日)~ドイツ経済に朗報なし
https://www.nim.org/konsumklima/detail-konsumklima/konsumklima-leichte-erholung-zum-jahresende-verhaltene-aussichten-fuer-2025 ①【本日の注目点】 (冒頭グラフ)GfK消費バロメータ低迷継続。購入意欲低く/貯蓄性向高く、個人消費の盛り上がりは期待薄。その他、輸出、雇用、倒産でも先行指標が弱い(③a-c)。 輸入ドバイチョコレート(UAE、トルコからの輸入品)に汚染物質検出/注意喚起。 ポピュリズムの干渉や妨害から憲法裁や裁判官を守るための制度改革法案可決。所得税の累進軽…
ここ最近の障害者雇用に関するニュースから、気になるものをピックアップし、障害者雇用が障害者を幸せにしているか考えたいと思います。 A型作業所、続々と閉鎖! 今年4月以降、障害者の就労を支援する「就労継続支援A型事業所」が続々と閉鎖されており
↑先日新しくお礼状書きの内職仕事を紹介してもらい、面接をして『とりあえずやってみましょう。』という事で仕事をもらって昨日はじめての納品に行ってきました。内容をチェックしてもらって、無事オッケーを頂き正式に雇用契約をしてもらえる事になりました〜(^_^)☆「早
Konjunktur in Deutschland Publikationen der Bundesbank ドイツQ3GDPは前期比+0.2%と予想外のプラスとなったが、Q2分の▲0.2%pt下方修正や製造業(下図左)・建設業(同右)の低迷継続などもあり、見通しは依然として弱い。 個人消費は実質賃金大幅上昇の恩恵を受けたが、その後の労働市場の雲行きはますます不透明になっており、個人消費の伸びを鈍化させている可能性が高い。 期にわたる景気低迷で労働市場は冷え込んできたが、賃金は依然として大幅に上昇(下図左)している。 失業者が増加する中(下図右)、製造業では操短の導入も進んでいるが、まだそ…
20241022 ドイツ最新ニュース速報(10月22日)~政治家人気ランキングなど
https://www.forschungsgruppe.de/Aktuelles/Politbarometer/ ①【本日の注目点】 (冒頭図)ドイツ政治家人気トップ10。引き続きピストリウス国防相がトップ独走。次世代のエース:ブストNRW州首相も善戦。ショルツ首相は7位に低迷。 2023年の平均労働時間、34.1時間/週と2022年の34.3時間/週から減少(③-b)。 本日ドイツ時間15時に IMF世界経済見通し発表。 https://www.imf.org/ja/Publications/WEO ②ドイツのニュース~こちら↓のなかから気になるものをWEB翻訳で。 https://www…
20241020 ミュンスター大学の「週休3日制」実証実験結果について
www.wiwi.uni-muenster.de <Japanese> ドイツのミュンスター大学が45社(冒頭図)を集めて実施した「週休3日制」(4-day-week、以下4DW)の実験(上添リンク)が話題になっています。スマートウォッチなどでデータを集めつつ、給与を減らさずに4DWを試験的に導入した結果(実際の時間短縮結果は0.5日)、デジタル化を進めたり会議を手短でシャープなものにするなど業務プロセス改善のきっかけとなり、従業員満足度が高まる一方、売上と利益が減ることはなかったと、分析されています。参加企業の73%、従業員の83%が4DWの継続を希望するなど、全体として非常にポジティブな評…
4連休後に行く仕事。少し緊張しました。「おはようございます」社内に入ると、事務員さんから、「〇〇さん、おめでとうございます」と言われました。えっ、ひょっとして契約が取れたのかな? 私、契約が取れていました。8ヵ月ぶりかな。そろそろ肩叩きにあうかなぁと心配していたのですが、一度契約を取れば、あと半年くらい、もしくは 1年は契約終了はないと思う。今後もこんな風に数ヶ月に 1本、ずっと契約を取り続ければ、ひょ...
20241015 ドイツ経済省経済月報(10月)のエッセンス
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Pressemitteilungen/Wirtschaftliche-Lage/2024/20241014-die-wirtschaftliche-lage-in-deutschland-im-oktober-2024.html ドイツ経済省10月経済月報のエッセンスは以下の通り: 経済低迷が続いており、Q3(7-9月期)実質GDPもマイナスに終わる可能性が高い(Q3GDPナウキャストは前期比▲0.4%)。年後半の景気回復は期待できそうにない。 製造業が相変わらず弱く(Q3鉱工業生産前期比▲1,4%)、サービス業の勢いも失われ始…
20240928 週末のBloombergより(ペットのヘルスケア市場など)
https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html www.youtube.com ◆インフレ(コアPCEデフレータ)は非常に落ち着いており、先日の▲50bp利下げを正当化。◆年内▲75bp(11月は25か50か五分五分)、ターミナル金利2.9%あたりで収斂し、金利ボラ大幅低下。◆景気のデータは決して弱くないので、今後は慎重に▲25bp刻みになる可能性もあるが、中立金利への回帰(正常化)を急いでおくべき局面と考えれば11月の▲50bpも十分正当化できる(市場の織り込みはフェア)。◆FEDがこれ以上の雇用軟…
20240928 ドイツ駐在員/ドイツ語学習者 支援ツール(9月28日分)
①【本日の注目点】 (冒頭写真)9月失業者数は約2,806千人と前月比66千人減少。失業率も6.0%へ0.1%低下(③-cに注意書き+詳細データ)。 フォルクスワーゲン、今年の売上高(+5%⇒▲0.7%)、販売台数(約950⇒900万台)、利益率(従来6.5~7%⇒約5.6%)など、業績を下方修正。 トルコ人不法滞在者13500人中とりあえず200人程度を強制送還へ。既存ビザ手続き迅速化の見返り。 ②ドイツのニュース~こちら↓のなかから気になるものをWEB翻訳で。 https://www.deutschlandfunk.de/nachrichten/wochenueberblick 石破新総裁…
ETA Workforce Data Hub/Employment & Training Administration (ETA:連邦労働省雇用訓練局)
投資戦略/金融リテラシー/個人投資家向けサイト
Job Openings and Labor Turnover Survey(JOLTS)/U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS
投資戦略/資金管理/個人投資家向けサイト
20240907 週末のBloombergより(FEDの利下げ軌道についてなど)
www.cmegroup.com youtu.be ◆気持ち弱めだが景気後退を示したわけでもない米雇用統計で、9月18日の利下げは▲25bpが優勢(7割)に。◆一方、逆イールド解消やタカ派のウォラー理事のハト的発言もあってFEDが Behind the curve なのかもという懸念はかえって高まり、年内は▲110bp超、2025年には2.8%(市場は3%強の中立金利を見ており、これはやや低め)までの利下げが織り込まれている。◆データ面でリセッション入りの確率が特に高まったわけでもないが株式市場の地合いは悪く、機関投資家の売りによる大きな出来高を伴って、レーバーデー以降大幅下落。◆逆イールドの…
20240830 ドイツの気になるデータ5選(弱い雇用統計など)
①雇用統計ヘッドライン(8月)~連邦雇用庁:「経済の停滞相応に労働市場も弱い」 https://statistik.arbeitsagentur.de/Statistikdaten/Detail/202408/arbeitsmarktberichte/monatsbericht-monatsbericht/monatsbericht-d-0-202408-pdf.pdf?__blob=publicationFile&v=1 ●失業率(ドイツ国内基準)~3ヶ月連続6.0%で横ばい。 州別にみると北(ブレーメン、ベルリン、ハンブルク)で高く南(バイエルン、BW)で低い傾向が鮮明。 但しILO基準で…
【楽観は禁物】ISM景気指数の内訳を見ると、やはり雇用に問題があるアメリカ経済
こんにちは、くろいずです。 毎週土曜日に更新する、投資に関わる経済ニュースをお届けします。1週間内に発表された
【一言総括】不況で失業はやや多めながら、就業者数と賃金は非常に堅調であり、そろそろ個人消費回復の背中を押し始めそうな状況。 https://tradingeconomics.com/germany/unemployment-change ドイツの7月雇用統計では、季調済失業者数は前月比+18千人と、市場予想(+15千人)比やや弱めのヘッドライン。各種景気先行指標の回復が腰折れし始めている中、景気遅行指標としての雇用の軟化が長期化しそうな気配。但し、後述の通り、高水準の賃上げを続けながら就業者数は増え続けているので、雇用環境全体として決して弱いわけではない。 ●失業率<国内基準>~6.0%で横ば…
<Japanese> 人手不足は今や先進国共通の悩みとなっていますが、コロナによる一時的な現象ではなく、少子高齢化に伴う中長期的構造的問題です。特に日本とイタリアとドイツでは、移民を除く人口の減少が深刻な上、この順で高齢化も進んでおり、シニア世代がどんどん退職しています。どの国も経済成長を少しでも高めて国民の生活水準や幸福度を引き上げようとしていますが、求人が思ったように埋まらないことによって、先進国のGDPは1%前後押し下げられていると言われています。人手不足対策の巧拙は、国の将来を大きく左右するということでしょう。 ドイツでも人手不足は深刻です。ドイツ政府のシンクタンク:IABの人手不足指…
ドイツの6月雇用統計では、季調済失業者数は前月比+19千人と、市場予想(+15~20千人)並み。各種景気先行指標の回復が腰折れし始めている中、景気遅行指標としての雇用の軟化が長期化しそうな気配。但し、後述の通り、高水準の賃上げを続けながら就業者数は増え続けているので、雇用環境全体として決して弱いわけではない。 ●失業率<国内基準>~6.0%と0.1%上昇。2022年以降の失業率上昇の大半は2022年6月からのウクライナ難民カウント開始によるものだが、基調が悪化方向であることは確か。連邦雇用庁は「景気回復がなかなか進まないので雇用も冴えない」とやや苛立っている。 https://tradinge…
過熱する高卒採用で日本的メンバーシップ雇用に逆戻り。「野村再生工場」を思い出せ
こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 「「中長期的な戦力」企業が高卒採用に熱視線 背景に労働人口の減少も課題は高い離職率」 RKB福岡放送の記事です。 労働力不足を背景に高校生にとって「超売り手市場」が続いています。この春卒業した福岡県内の高校生の有効求人倍率は「3.70倍」で1987年の統計開始以来、過去最高となりました。 newsdig.tbs.co.jp nordot.app 労働力不足が言われるようになってから随分と経ちますが、中小企業としては、「若くて素直で給料が安い」高校生を採用したいのが本音のようです。 へえ、高卒採用に特化した求人サイトというのがあるんですね…
労働者不足というウソは政府によるプロパガンダ…政府は日本弱体化を推進中
前の記事、その前の記事、そしてもうひとつ前の記事とも関連します。 政府と省庁は長い年月をかけて国民にウソの宣伝をし、日本の農林水産業、工業、教育・道徳を弱体化…
オンライン報道で紹介された有識者のご意見。馬国のSPMというイギリス仕込みの「進学試験制度」に、鋭く疑問を投げかける有識者の論評が、今どきの世界の就業環境と、大学という育成期間を「忖度なし」で評価しているあたり、圧巻です。FMTはこの点優れていますね。
先ほどドイツの5月雇用統計が発表され、季調済失業者数は前月比+25千人と、市場予想(+9~10千人)より弱め。景気の先行き好転の兆しが出始めているものの、景気遅行指標としての雇用は年末年始の景気低迷を反映して軟化しているイメージ。但し、後述の通り、就業者数は増え続けているので、雇用全体として決して弱いわけではない。 ●失業率<国内基準>~5.9%で横ばい。2022年以降の失業率上昇の大半は2022年6月からのウクライナ難民カウント開始によるもの。連邦雇用庁は「経済低迷の割にしっかり」との評価継続。 https://tradingeconomics.com/germany/unemploymen…
www.ey.com EYのドイツ銀行業界分析レポート「銀行バロメータ」(上記リンク、4月に100行を調査、5/27発表)のエッセンスは以下の通り: 今後1年でドイツ経済が改善すると予想している銀行は30%のみ。 7割が信用リスク増大、約半数が今後6か月以内の融資厳格化を予想。 一方、自社事業については、現状を92%、1年後の将来は93%が肯定的に評価。 ECBの利上げによる金利上昇が銀行経営にとって追い風。 ビジネスモデル改革、ESG対応(含む新商品提供)、テクノロジー導入にも熱心。 イノベーション活用とコスト削減圧力を背景に、今後も銀行間の合併吸収や支店閉鎖は急ピッチで進む。 38%新規顧…
20240522 ドイツ連銀月報ドイツ経済分析部分のエッセンス
https://publikationen.bundesbank.de/publikationen-de/berichte-studien/monatsberichte/monatsbericht-mai-2024-929802?article=konjunktur-in-deutschland-929814 https://publikationen.bundesbank.de/publikationen-de/berichte-studien/monatsberichte/monatsbericht-mai-2024-929802?article=ueberblick-929806 本日発…
economy-finance.ec.europa.eu 本日EU委員会から発表されたEU/ユーロ圏の経済予測(四半期毎にアップデート)のドイツ部分のエッセンスは以下の通り: ドイツ経済は昨年のマイナス成長後、今年も+0.1%の成長にとどまる(2月予想比▲0.2%pt下方修正)。 資本財や中間財に対する海外需要の低迷がドイツの輸出の足かせとなっている。 エネルギー集約型産業(化学、ガラス、製紙など)の競争力低下もあり、純輸出の成長寄与は大きくならない。 インフレはさらに低下し、実質家計所得は回復を続ける見通し。消費者心理の改善と相まって、個人消費は2025年にパンデミック前の水準に戻ると予測。…
https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Pressemitteilungen/Wirtschaftliche-Lage/2024/20240412-die-wirtschaftliche-lage-in-deutschland-im-mai-2024.html 先ほどドイツ経済省から発表された経済月報のエッセンスは以下の通り: 第1四半期実質GDP成長率は前期比+0.2%だった。(統計の内訳は未発表ながら)成長の原動力は建設投資(好天が後押し)と純輸出だった模様。病欠減少も追い風。 インフレ低下、所得上昇、堅調な労働市場、輸出回復(グローバルPMIやコンテナ取扱量が示…
ここに紹介します2つの報道は、マレーシアで働く外国の専門職(エキスパトリエイト)と、日本で働くマレー語教師についての大変参考になるものです。筆者は、特別の興味を持って読みました。
20240503 ドイツの気になるデータ5選(GDP軌道、IAB雇用バロメータなど)
①ドイツGDP軌道イメージ(ドイツ銀)~この先前期比プラス成長が続くも、今年通年では前年比+0.3%どまり、中長期的にもトレンドラインを大きく下回る見込み。 但し、OECDの予測によると、来年の成長率は英国を上回り、G7最下位を脱出できる見込み。 www.bloomberg.co.jp ②製造業が生み出す付加価値~近年は鉱工業生産(薄青)で見えているよりははるかに大きな付加価値(黒、GDP)を生み出している。原料の節約と生産効率を向上しつつつ、高付加価値化を進めてきたため。 ③IAB雇用バロメータ(4月)~雇用(黄)はプラス水準維持、失業(赤)は顕著に改善中。 https://iab.de/d…
20240430 ドイツの気になるデータ5選(GDP、雇用統計など)
①実質GDP(2024Q1速報)~前期比+0.2%と一見強めに見えるが、Q4が▲0.5%と0.2%下方修正されており、ほぼ市場予想通り。この2年くらいはほぼ横ばいが続いている(但し、インフレのため名目ベースでは高成長)。 https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/04/PD24_173_811.html ②雇用統計(4月)~操短労働者数の20万人突破がやや気がかり。景気低迷長期化の悪影響が、遅行指標としての雇用にも少し出始めている模様。但し、構造的人手不足のため、失業者の大幅増加は予想されていない。 https://st…
20240424 外国人労働者人気国ランキング:ドイツは5位、日本は6位
https://www.bcg.com/press/24april2024-deutschland-beliebtestes-nicht-englischsprachiges-land 経営コンサル会社ボストン・コンサルティング・グループや職業斡旋会社ステップストーンなどが共同で発表した国際調査結果「Dream Destinations and Mobility Trends」の内容が大変興味深かったので、そのエッセンスをご紹介する。 4月24日に発表された上記報告書は、188か国の従業員15万人を対象として昨年10~12月にかけて調査されたかなり大規模なもの(下添)。 ドイツは最も人気のある…
人口動態要因(団塊世代の大量退職>移民)に基づく構造的人手不足は緩和していないので、失業急増は回避されているが、経営環境の変化と共にオーバーキャパになっている領域では思い切った人員削減が進められている。 以下は今年に入ってからアナウンスされた主な人員削減計画の一覧表。 <関連ご参考:今年の主な賃金交渉一覧> <ドイツ労働市場関連> www.newsdigest.de dateno.hatenablog.com dateno.hatenablog.com <日独経済日記> www.youtube.com
www.bmwk.de 先週末リリースされたドイツ経済省4月月報のエッセンスは以下の通り。 輸出の改善と、鉱工業・建設の生産増(もともと受注残が大きい上、好天と高水準の病欠正常化が追い風)にわずかながらも明るい兆しが見え始めている。 グローバルベースで鉱工業生産と貿易量が回復し始めており、ドイツの輸出へのサポートが期待できる。 消費者が慎重で小売が弱い中、可処分所得増加で期待されている個人消費の回復の手応えはまだない。 インフレは3月+2.2%とかなり低下。特に食品価格(下図ピンク線)があまり上昇しなくなってきていることはポジティブ。但し、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の上昇はリスク。 …
おはようございます! キャリアコンサルタントの江藤セツ子です。自分らしい生き方や働き方を見つけていきましょう。 このブログでも何度か働き手の数が減少している…
先ほどドイツの3月雇用統計が発表され、季調済失業者数は前月比+4千人と、市場予想(+10~20千人)より気持ち強めの内容となっていました。 ちなみに米雇用統計からの連想で、これがヘッドラインであるかのように誤解しがちですが、ドイツでは全く重視されていませんのでご注意ください(日曜祝祭日に経済活動がほぼ止まるため、季節調整が難しい欧州では前年同期比が重視される)。 ●失業率<国内基準>~5.9%で横ばい。2022年以降の失業率上昇の大半は2022年6月からのウクライナ難民カウント開始によるもの。連邦雇用庁は「経済低迷の割にしっかり」との評価継続。 <以下◆3つはドイツ連邦雇用庁月報より抽出したも…
本日連邦雇用庁のシンクタンクIABと労組系シンクタンクIMKが揃ってドイツ経済予測をアップデートしていましたのでそのエッセンスを簡単にご紹介します。 ①IAB(今年の雇用関連計数の予測が中心で、インフレや2025年の計数の予測はない) ドイツ経済は低迷局面に陥っているが、その回復はさらに遅れ、今年通年での実質GDP成長率はわずか0.1%にとどまる見込み。 2024年前半は全く冴えないが、年が進むにつれて回復に転じるはず。 労働市場は、景気低迷の割にはよく持ちこたえている。 就業者数は今年19万人増の4,612万人に達する見込み。 しかし、失業者数も273万人に増加見込み。長期失業率はコロナ前の…
今年も健診の案内書が来た。そろそろ問診票を書かかなくては(≧▽≦) ところで!海外に住んでいると自分の健康は自分で管理する。もし病院のお世話になった時の医療費は全て自己 負担だと心にシッカリ留めて欲しい(≧▽≦) 確かに海外旅行保険もある。中国の場合だとウェルビーという医療サービスに加入する方法も有る。もし貴方が日本で雇用され海外へ駐在 するのなら会社費用でウェルビーに加入するのを勧めます。勿論...
副業はバラ色ではなかった 解禁5年、企業と働き手にずれリンク:日本経済新聞 日本の副業環境は、理想と現実の間に大きなギャップが存在しているようだ。日本企業の半数以上が副業を認めているにも関わらず、実際に副業を行っている正社員は1割に満たない
tradingeconomics.com 先ほどドイツの12月雇用統計が発表され、季調済失業者数は前月比+5千人と、市場予想(20千人前後)よりややや強い内容となっていました。ちなみに米雇用統計からの連想で、市場の一部ではこちらがヘッドラインであるかのように勘違いされていますが、ドイツでは全く重視されていませんのでご注意ください。 ●失業率~スタグフレーション真っ只中の割に失業率の上昇はわずか(大半は2022年6月からのウクライナ難民カウント開始によるもの)。 国際労働機関(ILO)ベースでは超定位安定推移。他国比でもかなりの優等生ぶり(後述)。 https://tradingeconomic…