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神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(八)
「私は、姫子の笑顔だけ護っていたい訳じゃない。本当の貴女を、素顔の姫子を受け取りたいの。私は貴女だけのハンカチになると決めたのだから」ああ、それを言われちゃった。だめだよ、千歌音ちゃん、それは。それはね、あなたを抱き寄せるわたしの、とっておきの贈り言葉だったのだから。「わたしは…もうぐちゃぐちゃで、千歌音ちゃんの顔がまともに見られないよ」「貴女の瞳に生まれた私のすがたは、陽炎のように、はかなくてもろい。きっといま、姫子の苦しみを押し流してくれているの。だから、もう泣いてもいいのよ、思う存分にね」胸に顔を埋めてしまったから、もう完敗だった。ああそうなんだ。これが来栖川姫子の涙なのだ。千歌音ちゃんの前ではいつも甘えちゃう。生まれ変わったら、強くなったわたしが手を引いてあげたいと思っていたのに。あなたはやっぱり...神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(八)
神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(了)
御読了ありがとうございました。こちらは恒例の後書きになります。以下、お時間のある方はどうぞ。短編だったにもかかわらずなかなか仕上がらなかったのは、タイトルが当初は「本当はもう一枚」という、しっくりこないものでダブついていたからです。それから各話のサブタイトルがどうもしっくりこなくて。何作か書き散らしたものがあったのですが、どれもおなじみのカップル話らしく、めそめそしたあとに「ラストにやること」が同じなので!(爆)、自分で飽きてしまったというのもあります。同人話といえば、オチはこればかりですね、ハイ(笑)通常、アフターものの神無月の巫女現世編二次小説では、姫子をやや攻め気味なタイプにしてしまうことが多いのですが。本作は珍しく大人姫子だけども、千歌音のほうが積極的な性格付けにしてみました。カップリング表記でい...神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(了)
★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」 第八話 更新(了)★★★(2024/12/14)
神無月の巫女20周年の今年はもうすぐ終わりますが、ひめちか愛は永遠です!!********神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第八話:来栖川姫子の落涙「お待たせしてごめんなさいね。私、貴女を幸せにするわ。前世も、前前世も、いままでの何人もの姫子の分まで貴女を愛していたいの」きっと、この言葉を待っていたいがために、私たちは百年も、千年も、いやそれ以上ものあいだ、生まれ変わって傷つけあって、そして愛しあってきたのだろう。********神無月の巫女二次創作小説第十六弾にして、二〇周年記念の新作をお届けいたします。転生後に同棲しはじめたものの、ある一枚の写真をめぐる姫子と千歌音のさざなみを描いた短編アフターストーリー。お読みになりたい方は[神無月の巫女二次小説其の一]→「君の瞳に生まれたエフェ...★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第八話更新(了)★★★(2024/12/14)
令和6年2月4日(水)晴れ昨日より雲は多い空ですが日なたは暑いくらい半袖のTシャツ姿・・・外出するとき薄手のものを羽織ったら邪魔でした。少し動くと汗ばむ感じヨ…
★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」 第七話 更新★★★(2024/11/30)
********神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第七話:来栖川姫子の改悛わたしはわざととりつくろった笑顔を見せた。でも、どうしようもなく瞳からはあふれるものがあった。どうしてだろうか、嬉しいのか、悲しいのか、苦しいのか、楽しいのか。もうわからない。泣き虫なわたしは、胸のなかのざわめきを抑えられなかった。このひとのまえで泣いたらいけないのだ。自分だけがかわいそうで流す涙は卑怯だってわかっているのだ。********神無月の巫女二次創作小説第十六弾にして、二〇周年記念の新作をお届けいたします。転生後に同棲しはじめたものの、ある一枚の写真をめぐる姫子と千歌音のさざなみを描いた短編アフターストーリー。お読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ([神無月の巫女二次小説其の一]→「君の瞳に生まれた...★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第七話更新★★★(2024/11/30)
★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」 第六話 更新★★★(2024/11/16)
********神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第六話:来栖川姫子の真言千歌音ちゃんの両手を握ってひきあげるようにして。やっと、同じ目線の高さのふたりになった。千歌音ちゃんに懇願されるようなまなざしで、仰ぎ見られるのは、なんだか甘酸っぱい感じがして。とてもくすぐったくて、そして、もったいない気がするから。「ごめんなさいは、こちらこそ。私も姫子と同罪だから」********神無月の巫女二次創作小説第十六弾にして、二〇周年記念の新作をお届けいたします。転生後に同棲しはじめたものの、ある一枚の写真をめぐる姫子と千歌音のさざなみを描いた短編アフターストーリー。https://blog.goo.ne.jp/yorozu-hakiお読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ([神無月の巫女二次小説其...★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第六話更新★★★(2024/11/16)
神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(六)
「それで、姫子はどうしたいの?」「千歌音ちゃんに笑って許してほしい」「そうするわ」千歌音ちゃんの両手を握ってひきあげるようにして。やっと、同じ目線の高さのふたりになった。千歌音ちゃんに懇願されるようなまなざしで、仰ぎ見られるのは、なんだか甘酸っぱい感じがして。とてもくすぐったくて、そして、もったいない気がするから。「ごめんなさいは、こちらこそ。私も姫子と同罪だから」え、とわたしの目がまん丸くなる。千歌音ちゃんが取り出した一枚は、わたしの泣きそぼったあとの寝顔の写真。感動する映画を観に行って、帰りのリムジンのなかで眠りこけてしまったらしい。しかも口の端からよだれが…。なんという、うかつな。でも、千歌音ちゃんに比べたら、けっして寝相も寝顔も整っているとは言いがたいのだから、証拠写真を挙げられても驚きはしない。...神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(六)
神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(五)
「やはり、私たちはこの恰好からはじめないといけなかったのかもしれない」千歌音ちゃんはにこやかに微笑んで、カップの底をソーサーに置いた。かちゃり、と白磁が触れあう、そつのない響き。柄だけでなく、音や光沢までも高級感がある。千歌音ちゃんが口をつけたカップはいつも同じ角度に取っ手が向いていて、テーブル上の置き場所も迷いがなく、狂いがない。弓道やピアノと同じ、的の真ん中を射るために動作を限りなく抑えていたら、自然とそうなってしまうの。と、千歌音ちゃんは付け加える。わたしがなにを不思議に見ているか、じっくり観察して、頭の中身を言い当てられてしまたったみたいで気恥ずかしい。紅茶を飲み干すしぐさは様になっているけれど、着物姿で、というのはちょっとアンバランス。そういうわたしも長い袖口の下についた玉飾りの房が引っかかりそ...神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(五)
★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」 第五話 更新★★★(2024/11/09)
********神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第五話:【五】来栖川姫子の変身千歌音ちゃんはなぜか楽しそうにウインクまで寄越してくる。生まれ変わる前の、千歌音ちゃんもこんなに目を瞠るぐらいのまばゆい美人さんだったけれど、でも、きっとこんなに割り切ってはいなかった…はず。それはわたしも同じで、いつも臆病で怯えてて、甘えられる人には泣きべそで、泣けない相手には薄ら笑いで黙って耐えるだけ。そこから、ちょっとは成長できたのかな。********神無月の巫女二次創作小説第十六弾にして、二〇周年記念の新作をお届けいたします。転生後に同棲しはじめたものの、ある一枚の写真をめぐる姫子と千歌音のさざなみを描いた短編アフターストーリー。お読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ([神無月の巫女二次小説其の...★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第五話更新★★★(2024/11/09)
★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」 第四話 更新★★★(2024/11/03)
********神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第四話:来栖川姫子の逡巡そうだ、わたしは…千歌音ちゃんを、愛する千歌音ちゃんを信じていないんだ。心から、信頼しきっていない。どこか怖がってもいる。許してもらえないような気がして怖い。融けかけた綿菓子みたいに、甘くておいしいのに喉に引っかかるような、得体のしれないモヤモヤがある。********神無月の巫女二次創作小説第十六弾にして、二〇周年記念の新作をお届けいたします。転生後に同棲しはじめたものの、ある一枚の写真をめぐる姫子と千歌音のさざなみを描いた短編アフターストーリー。お読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ([神無月の巫女二次小説其の一]→「君の瞳に生まれたエフェメラ」(目次)********【画像20241103】【神無月キャラ...★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第四話更新★★★(2024/11/03)
神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(四)
「はァ~?姫子がひとを殺したかもしれない──だって?面白いこというねえ。いま、それ、日本で流行ってんの?マジ受けるんだけど、アハハっ」受話器の向こうから聞こえてきたのは、大親友マコちゃんこと早乙女真琴の呆れ声。からからとした声だけど、歯に衣に着せぬ言いかた。昔から、変わってない。遠く離れても友だちじみた声で、嬉しくなる。短距離走者からマラソンランナーに転向して実業団に所属する彼女はいま、海外で強化合宿中だった。空気の薄い高山の坂道で走りを鍛えているという。「冗談も休み休みに言いなさいよ、あんたは~。というか、休み過ぎておかしくなってんじゃないの。寝相の悪い姫子さんは夢見も悪いんだぞっと」「そうかなぁ」「そうだろ、そうだろ。だいたいなぁ、あたしの知ってる姫子が、んな物騒なことしないっての。あたし、やだかんね...神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(四)
☆マリア様がみてる二次創作小説「ままならない貴女を開く鍵」の目次再構成(2024.10.26)☆
マリア様がみてる二次創作小説「ままならない貴女を開く鍵」をお届けします。本作は「キーホルダー─過ちの鍵─」というタイトルですでに発表済みの短編を改良したものです。当時のタイトルが中身にそぐわない気がしたので、変更しました。「キーホルダー─過ちの鍵─」は拙ブログ開設時の最初の投稿作で、一度、改訂したことがあるのですが、再読したら粗があったので、書き直してみました。時期は、原作小説『マリア様がみてる―大きな扉小さな鍵』のころ。スールの妹になることを提案したのに、瞳子に拒否されてしまった祐巳。薔薇の館で二人きりになった祥子さまとの交情を描いたものです。拙ブログでは珍しく、オール健全な雰囲気百合です、ご安心ください(笑)「鍵は愛と幸福のシンボル」(2006年12月30日付け記事)にも書きましたが、もともと、この二...☆マリア様がみてる二次創作小説「ままならない貴女を開く鍵」の目次再構成(2024.10.26)☆
【目次】マリア様がみてる二次創作小説「ままならない貴女を開く鍵」
マリア様がみてる二次創作小説第一弾「ままならない貴女を開く鍵」を目次再構成してお届けします。松平瞳子にスールの申し出を断れてしまった福沢祐巳。薔薇の館で姉の小笠原祥子から、いちばん大切な贈り物を問われて…本作は拙ブログ開設時すぐにはじめて投下した二次小説。2006年10月に初回発表(そのときは一話完結だったはず)、3年後に加筆修正して全五話に増やしました。今回の改稿にあたって、タイトルを「キーホルダー―過ちの鍵―」から変更いたしました。原作ノベルの古式ゆかしきお嬢さま学園の雰囲気にのっとって書いてみようと挑戦した習作でした。マリみてといえば、やはり、祥子×祐巳!ただ、祥子は神無月の巫女の千歌音ちゃんと似て非なるキャラなので、書き方が難しいと感じた記憶があります。本文はお話のあらすじを変えない程度に、少しだ...【目次】マリア様がみてる二次創作小説「ままならない貴女を開く鍵」
★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」 第三話 更新★★★(2024/10/26)
********神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第三話:来栖川姫子の供述たとえ、いま、千歌音ちゃんのほんとうが分かっていても、わたしは大神くんの前ではそうしたに違いない。だって、わたしが幸せにしてあげられなかったひとのまえで、幸せは口にしてはいけないような気がしたから。わたしの一番のひとがやってきたんだもの、幸福すぎてもったいないよ、でも…。どうして、こんなに虚しいのかな…。********神無月の巫女二次創作小説第十六弾にして、二〇周年記念の新作をお届けいたします。転生後に同棲しはじめたものの、ある一枚の写真をめぐる姫子と千歌音のさざなみを描いた短編アフターストーリー。お読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ([神無月の巫女二次小説其の一]→「君の瞳に生まれたエフェメラ」(目次)*...★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第三話更新★★★(2024/10/26)
神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(三)
大神くんは何も知らなかった。わたしがぼちぼち思い出した記憶のかけら――命懸けでオロチ衆と戦ってくれたことも。この穏やかな暮らしが再生されたのちの地球においてであることも。そして、わたしたちは他愛のない子ども時代のことをふたつ、みっつ、覚えているだけだった。わたしの大好きなもの、甘くし過ぎた卵焼きのことも忘れていない…わたしたちをつなげるものはそれだけ、それだけなんだ。示し合わせたわけでもないのに、高校時代のこと──乙橘学園でのことを話題にするのを避けていた。だって、あの日の放課後の告白のことを思い出させたくはなかったから。しゃべっているのは大神くん。息継ぎ代わりに、缶コーヒーをぐいぐい二杯も空けた。わたしの缶はなかなか減らなかった。帰りがけにふと、大神くんがこんなことを訊ねた。「姫子、お前はいま、幸せなん...神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(三)
★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」 第二話 更新★★★(2024/10/19)
********神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第二話:来栖川姫子の残夢過去をなぞれば、何かが見えてくるかもしれない。もし、千歌音ちゃんがそれで、わたしのことを嫌いになったとしても構わなかった。わたしが千歌音ちゃんを好きという、この気持ちだけで生きていける。再会できるまでが、ずっとそうだったのだから。********神無月の巫女二次創作小説第十六弾にして、二〇周年記念の新作をお届けいたします。転生後に同棲しはじめたものの、ある一枚の写真をめぐる姫子と千歌音のさざなみを描いた短編アフターストーリー。お読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ([神無月の巫女二次小説其の一]→「君の瞳に生まれたエフェメラ」(目次)********【画像20241019】神無月の夜は月が美しい秋、とりわけ十月...★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第二話更新★★★(2024/10/19)
神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(二)
その晩、わたしは恐ろしい夢を見た。千歌音ちゃんがお腹を抱えてうずくまっている。板縁の床には、桜貝のペンダントが転がっていて、千歌音ちゃんはそれに必死に手を伸ばす。指先がかすかに震えていた。その指は爪の中まで赤ぐろく染まっていた。わたしの血ではない。自分の掌が、生温い刀を握っていることに気づくのに、わたしは数秒を要した。刃を放り投げ、放心したまま両膝を床に着いた。重力ではなくて、碇のように重い感情が身体を地へと沈めようとする。──わたしはそこで目が醒めた。それから幾度も似たような悪夢を見た。冷や汗がふきでて、金縛りにあったように動けないまま、起きてしまう。あれはただの夢なんだろうか?血が指のあいだを流れて、刀の柄の紋様をくっきりさせる生々しさまでもがはっきりと思い出せる。その生命の途切れがわたしに刀を滑らせ...神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」(二)
★神無月の巫女二次創作小説「花ざかりの社」シリーズの目次再構成(2024.10.18)★
神無月の巫女二次創作小説の第八弾にして長編ものの「花ざかりの社」シリーズの目次を再構成し、あらたに各章ごとに全話リンクを張りました。神無月の巫女20周年記念にちなんで、ぷちリフォーム作業なんです。月の社に幽閉され、孤独にオロチ封印の儀に臨むはずだった千歌音。そこに姫子が現れて巫女の運命に変化が訪れる。ひめちかアフターストーリーの月の社編。原作漫画のラストの続きがこうだったら、という妄想がふくらんで2005年あたりから書き綴っていたもの。この作品は「夜顔」シリーズよりも先に構想したものなのですが。一部、内容が重複する部分があって、そのために更新をためらった時期もありました。けっきょく二次小説は何作書き連ねようが、自分の書きたいことの根っこはどれも変わらないのだな、と。公開は2009年4月27日からはじまって...★神無月の巫女二次創作小説「花ざかりの社」シリーズの目次再構成(2024.10.18)★
神無月の巫女二次創作小説「花とむらい」をお届けします。別れの儀式にのぞんだ前世の姫子と千歌音。ふたりはある約束を交わす…。神無月の巫女二次創作小説「花ざかりの社」シリーズの序章。全三話の目次頁です。このシリーズは神無月の巫女20周年記念にあたり、2024年10月18日に全体の目次を再編成することにし、それにあわせて序章の本作独自の目次をもうけることにしました。第一話:別れのさだめ第二話:巫女の約定第三話:花葬の巫女(2009年4月27日より更新開始、2011年11月13日にタイトル変更およびシリーズ化に再構成)【神無月の巫女二次創作小説「花ざかりの社」シリーズ(目次)】【目次】神無月の巫女二次創作小説「花とむらい」(〇)
★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」 第一話 更新★★★(2024/10/14)
********神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第一話:来栖川姫子の写真千歌音ちゃんに再会したときから、わたしのアルバムの空虚な隙間は埋められていった。まるで裏側から炙り出したように、彼女の姿はみるみる浮かび上がってきた。そうすると、わたしの瞳を覆っていた膜が溶け出すように流れて、写真の上に滴り落ちた。写されたのは高校生なのに、出逢ったわたしたちは、もう二十歳を超えてしまっていたからだった。********神無月の巫女二次創作小説第十六弾にして、二〇周年記念の新作をお届けいたします。転生後に同棲しはじめたものの、ある一枚の写真をめぐる姫子と千歌音のさざなみを描いた短編アフターストーリー。お読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ([神無月の巫女二次小説其の一]→「君の瞳に生まれたエフェ...★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」第一話更新★★★(2024/10/14)
写真というのは、とても不思議な機械のからくりだ。人はそれを向けられると十中八九、取りつくろった笑顔を向ける。鏡みたいにごまかしが利かないから、真剣にもなる。そういうもんじゃないかな。だって、一生残る顔だもの、とっておきの一瞬にしたい。美しく、清く、正しい自分を残したい、永遠に。他人の目にそんな自分を焼きつけたい。愛おしい人のために自分を飾りたい。幸か不幸か、そこで自分と違う、自分と似たものが生まれることもある。わたしは、もしかしたら千歌音ちゃんの都合のいい部分だけ切り取って、自分勝手なアルバムに再構成しているだけだったのかもしれない。わたしの眼に収められた彼女は、本当の彼女なのかな。どれも自然な千歌音ちゃんのように思えるけれど。千歌音ちゃんに再会したときから、わたしのアルバムの空虚な隙間は埋められていった...「君の瞳に生まれたエフェメラ」(一)
★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」掲載開始★★★(2024/10/13)
今年は20周年!!姫子と千歌音の愛は永遠!月と地球と太陽とあなたの元気があればそれでイイ!!神無月の巫女二次創作小説第十六弾「君の瞳に生まれたエフェメラ」をお届けします。2022年秋ごろに完成させてはいた完全新作。今年の20周年記念にあわせて発表することにしました。転生後に同棲しはじめたものの、ある一枚の写真をめぐる姫子と千歌音のさざなみを描いた短編アフターストーリー。全七話予定。更新は随時おこなっています。お楽しみいただけましたら幸いです。「神無月の巫女二次小説其の一」→「君の瞳に生まれたエフェメラ(目次)」がアクセス経路になります。今年はプラモデルやアクスタなどの発売ニュースで話題になりましたが。姫神の巫女の同人誌についてきた姫子と千歌音の歴史解説みたいに、なにがしか20周年記念本が発売されたりしない...★★★神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」掲載開始★★★(2024/10/13)
【序】神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」
「本当を、もう一枚」よくある、アニメ最終回後のアフターストーリー。すこし大人になった姫子と千歌音のお話。秘かに隠し撮りした千歌音ちゃんの写真に、違和感をいだく姫子視点です。過去のデータから拾った走り書き。書いたのは2008年ぐらい。ある長編に含めようと思って合わずに、そのまま放置の作を手直したもの。一応、健全めです。骨のある構成とか萌えとかなくて、すみません…orz転生しても、お姉さんぽくっても、どこかちょっと泣き虫な姫子が好きです。このふたりは、もちろん公式設定どおり、同い年として転生しています。なお、神無月世界は平成どころか昭和末期らしいので。アイテムとかがそのあたりの時代を感じさせるものにしています。今の若い方にわかるかな(汗)(2008年3月25日構想執筆、2022年9月19日擱筆、2024年10...【序】神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」
【目次】神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」
神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」の目次頁です。2022年秋に完成させていたもの。いわゆる短編の現代編アフターストーリー。2024年の20周年記念にあわせて発表することにしました。転生後に同棲しはじめたふたり。しかし、ある一枚の写真をめぐって姫子には千歌音に言えない秘密が…。百合度はやや高め、おなじみのキャラも一部登場します。2021年発表の現代編短編「想いの後先」よりはかなり前に構想していたものですので、前書きなどは当時のままに残してあります。神無月の巫女二次創作小説としては、再構成の「禁色の圃(ほ)」、さらに姫神の巫女ほかシリーズ作オールスター共演作の「召しませ、絶愛!」を含むと、通算して第十六作目になります。全七話と短いですが、◆神無月の巫女二次小説其の一◆にリンクさせています。...【目次】神無月の巫女二次創作小説「君の瞳に生まれたエフェメラ」
Happy October, Happy Kannazuki 2024
酷暑をのりこえて、苦しかった9月も終わって、今年もこの神無月を迎えることができました。遅ればせながらの神無月の巫女生誕祭!今年はいよいよ20周年、おめでとうございます!この20年、がんばって生き抜いてきた甲斐がありました。いいことも、悪いことも、この世の中では流れていく。月の中にある誰も知らない社を見上げるようにして、独り言ちて、やり過ごし、ときには虚しくあらがい、たまに逃げるようにしてこの物語に触れては、癒されてきた。そんな20年だったのかもしれません、私にとっては。年々不甲斐なく、オロチの闇に囚われたかのような呪いの言葉を吐くことも増え、ブログを閉じようかと思ったこともありました。20年で成長できたのかは疑わしい限りではありますが、それでも、この作品とともに生きたこの20年を無駄だったのだとは思いたく...HappyOctober,HappyKannazuki2024
本日は鹿目まどか誕生日よパチスロはみんなやめるの待ちアレ?なんか出てないよまどか3と4かな?スマスロは問題外ホムさんそれ魔獣まどかパチスロでやってないのねまどかマギカ漫画2冊処分買取り2円とか言いそうだねでも親戚に処分よ2冊で180円売却2冊で100円の
厳しい残暑に苦しんでいるうちにあっという間に10月になりました。10月になってもまだ30℃の日が続き秋が待ち遠しいです。久しぶりのブログ投稿ですが、忙しくしていました。来月キッチンのリフォームをするためショールームに通っています。ショールームを訪れるのは
ケイヤクシマイ 4巻 【香沙音ちゃんは…私を…見捨てないで…いてくれる…?】
美明の言葉を胸にめぐるの下へ向かう香沙音。部屋に入るとそこにはめぐるとめぐるの本物の姉・弘美がいた。本物のお姉ちゃんが現われたら自分は用なしでは…と心配する香沙音だったが弘美は早々に立ち去り、めぐるの様子はおかしくて…めぐるの過去を知って香沙音は自分がやるべき事を見つけるがめぐるは姉として接する香沙音に寂しさを感じるようになって…...