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~50点以上の新書状を確認~ 薩摩藩の島津家に伝わり、国宝に指定されている「島津家文書」のうち、重要な書状を貼り付けた「手鑑」と呼ばれるものの台紙を東京大学史料編纂所が赤外線カメラで撮影したところ、その中から新たに50点以上の書状が確認されました。
~失われゆく古文書~ ネット上のオークションサイトをのぞくと、大量に出品されている古文書の数々…落札されず廃棄されているものも多いとみられ、歴史研究者も危機感を募らせています。ネットに限らず、世代交代や蔵の取り壊しなどで、文書の内容や価値を知らないまま処分し、散逸してしまうケースも相次いでいると言います。
古文書を我が家に送ることに 実家の整理中に古文書を見つけました。 koichi68.hatenablog.com 9月28日に実家を正るした際、これらの文書を宅急便で我が家(名古屋)に送りました。我が家でじっくり整理するためです。 全部で12冊になります。 長い間、箱の中に閉じ込められていたので埃まみれです。取り扱う際はマスクが必須です。 持ち帰った文書はいずれも高祖父と曾祖父が集めたものと思われます。 高祖父は江戸時代末期、曾祖父は明治初期の生まれです。 古書が6冊 こちらの文書は小説や論語です。写本や木版印刷の書物と思われます。 これは『一谷嫩軍記』(いちのたにふたばぐんき)の3段目「熊谷…
開かないのは金庫だけではない 先日の実家の整理の話の続きです。 鍵が掛かっていて開けるのに苦労したのは金庫だけではありません。 金庫の横にこんな木箱が置いてありました。 子供の頃に見た記憶がありますが、その当時でもかなり古いものだったような記憶があります。 これも鍵がかかっているようで開きません。上の方に鍵穴らしきものがあります。 鍵がどこにあるかまったくわかりません。 木製なので鋸を使って力ずくで開けることに。 10分ほどで何とか開きました。 保険の領収書などがぐしゃぐしゃに入っていました。 引き出しから古文書らしきものが・・・ 木箱の一番上は引き出しになっています。 引き出しを空けると古文…
本日(7/19)、元会社の同僚の友と一緒に「尼崎市立歴史博物館」で実施されている「尼崎の近世古文書を楽しむ会」に体験参加しました。 前々から古文書の解読ができ…
日記で読む日本史17『琉球王国那覇役人の日記』(2017年、下郡剛著)
日記で読む日本史17『琉球王国那覇役人の日記』(2017年、下郡剛著)、読了。 行政文書とのお付き合いが必須になる近世琉球史に手を付けたい方におすすめ。 日記(行政文書)の内容の捉え方、行間の読み解き…
【原文】三好之長書状写(『戦国遺文 三好氏編』4号、『大日本古文書石清水文書』所収辻村豊徳外四人所蔵文書) 池田遠江守殿御宿所八幡宮領摂州木代庄内朝川寺事、従先師仙室東堂譲被渡候処、彼霊文書記依申掠、
【コメント】戦国時代のわりと初期、永正三年(1506)の史料です。「三好之長の命令だから」と言って、泥堂彦左衛門尉という武士が、石清水八幡宮の領知を押領しました。どうやら石清水八幡宮の側から室町幕府に訴えが
文明四年(1472)、応仁の乱のころの文書です。「犬神使い」は秩序を乱す者と見なされていたらしく、阿波守護の細川成之は奉行人・飯尾常連を通じて、「犬神使い」を捜索・処罰するように、阿波三郡の郡代・三好式部少
【コメント】 文明元年(1469)、阿波守護・細川成之の奉行人・飯尾常連によって出された文書です。細川成之によって阿波国(徳島県)に賦課された段銭のうち三貫文を、南陽院殿(=淡路守護・細川成春)の使者に渡すよう
「甲州地震」 安政東海地震(南海トラフ巨大地震)の史料【状態】24.2×24.7cm 【解説】「甲州地震」と題する史料で、甲州(山梨県)の地震被害を報告している。紙質から江戸時代ごろの史料と思われるが、いつの地震を記
【和本・春画・エ●本の歴史】古物市場に登場するいわゆる「エ●本」について
私が参加している某古物市場(業者の集まるオークション)は、毎回いわゆる「エ●本」が出品されます。この某市場では、おもに古本・歴史資料や美術品・骨董品などが出品されることが多いのですが、そのなかに毎回必ず
【コメント】阿波国の段銭や年貢などに関して、おそらくは阿波国守護の細川氏から出された条々です。「故三好入道」は、一次史料で確認できる、最古の三好一族です。本文書の終わりから二条目に、「片穂常陸入道、逸
【1】細川成之奉行人飯尾真覚奉書写(『戦国遺文 三好氏編』1号)
【1】細川成之奉行人飯尾真覚奉書写(『阿波国徴古雑抄』) 【コメント】『戦国遺文 三好氏編』の1号文書です。寛正六(1465)の文書で、応仁の乱以前のものです。宛所の三好式部少輔は、戦国時代の三好山城守康長(笑
古河公方・足利政氏の書状を読んでみる。これは明応三年(1493)、伊勢宗瑞を相手にした合戦について書かれており、内容も面白い。政氏に従って戦った梁田河内守に宛てて、戦功をねぎらいながら、この合戦での自分の落
今日、古物市場(業者のオークション)で商品を仕入れてきた。和本17冊と、「奥州会津御料所 野尻組五ヶ村文書」という古文書群を落札した(ちなみにこの文書名は私が付けた)。 和本は、端本(全巻そろっていない本)が
犬養毅書簡幅 平野御令室(平野成継夫人カ)宛【状態】少痛み、シミ、ヤケ、97×57cm 【翻刻】(表題)「犬養健 手紙」 敬啓、真綿御恵贈被為下、御厚意難有奉存候、御主人御健康、兎角御休不被為との趣、甚愚念致候、
旧小澤家住宅の古文書講座に参加したのがきっかけで、今回は新潟県立文書館で開催の初級古文書解読講座に参加しました。県立文書館自体にも興味がありました。A3用紙1枚分の古文書を読んでメモ用紙に書いていきます。最初はほぼ白紙だった用紙が、2枚目の古文書ではもう少し書けるようになり、まさに解読!少しでも読めると楽しい!
新潟市歴史博物館(みなとぴあ)で開催されている、みなとぴあ博物館講座へ。月に一回、新潟の歴史や文化をテーマに、博物館の学芸員さんが研究している内容をお話する講座です。5月は満員で行けませんでした。今回も堤防と畦畔という地味(?すみません!)なテーマながら、内容もとても面白く、楽しめました。今後も参加したいと思います。
旧小澤家住宅の勉強の復習をしようと現地に出かけたら、ちょうどその日から開講の「初心者古文書講座」に参加することになりました。興味はあったのですが、敷居が高すぎて自分からはなかなか踏み込めなかった分野です。読めるところから読みましょう、というスタイルで、初めての私にもとってもとっつきやすく楽しめました。次回も楽しみです。
湖都大津の災害史を見に行ったり、 その企画展の関連講座に行ったりと最近何回も訪れた。 大津市伝統芸能会館は能楽堂もあって、落語会も時々ある。 三井寺の北側にあるからそこから足を延ばすのも良い。 大津市歴史博物館は高台にあって景色が良い。 ひっそりとたたずんでいるのにはもったいない建物だ。 その北側の市民文化会館のカフェは結構人気がある。 最後の古文書入門講座のあと、北側から帰ってみた。 歴史博物館の正面からも桜と近江富士がきれいである。 北側はひっそりとして空いてるよね。 のんびり歩いて帰るとしよう。 あれ、こっちのほうが桜がきれい。 大津商業高校の裏を警察学校のほうに抜けていく道なのだが。 …
古文書入門の第3回。 比叡山麓坂本の「坂本大洪水記」を読んでみた。 読むというより「観る」であったが。 「海は鳴る」とあるように、琵琶湖は意外にも波が荒い。 安永7年(1778年)の坂本大洪水を見聞した記録を学んだ。 比叡山麓の坂本を流れる大宮川など多くの川は傾斜が急である。 ひとたび大雨となれば土砂災害、洪水が発生した。 江戸時代の領主は延暦寺であったが、堤防決壊などの被害の対応は応急的。 大規模改修を実施するには至らなかった。 この洪水では、大宮川筋の石橋が流された。 復興に際して、今後は「木橋」か「土橋」にするほうが作り直しやすいとある。 日本の家屋が台風や洪水、地震前提で作り直しやすい…
桜の名所としても有名な三井寺。 そのすぐ近くに大津市歴史博物館はある。 大津商業高校や三井寺の桜並木に囲まれて花のアーケードを楽しめる。 大津市役所前駅から三井寺に向かう手前を右に入ると博物館。 すぐ横をレトロな雰囲気の京阪電車が走っている。 鎌倉より断然空いているけど、いい感じだ。 さて、古文書入門講座の第二回はくずし字について。 もともと、正式文書は教科書の字体のような楷書で書くべきだった。 江戸時代はそれが「御家流」という流儀が幕府の公用書体となった。 御家流とは「清蓮院門跡尊円入道親王」の創始した和洋書道の一流。 草書体みたいなものであるが、まあ読めない。 ひらがなはもともと漢字からで…
大津市歴史博物館で「湖都大津の災害史」企画展が開かれている。 その関連の古文書入門講座が開催されている。 学芸員の高橋大樹氏が講師として教えてくれる。 先日の講座もそうだが、受講者の年齢層は高い。 若者より、高齢者のほうが勉強熱心なのかもしれない。 そのせいもあってか、やや冗長ではないかと思うぐらい丁寧な講座だ。 2年に一回開催されている講座だという。 今回は、企画展に関連した内容になっている。 「江戸時代の大津の災害資料を読む」というものである。 地方に旅行に行った先で博物館に行っても、古文書は眺めているだけだ。 この講座でちょっとはわかるようになるとよいな。 高橋氏は豊富な蘊蓄もお持ちであ…
急に寒さが厳しくなり、埋蔵金探しのフィールドワークをしばらく中断しています。埋蔵金伝説の残る近場は行き尽くしてしまい、有望な候補地が見当たらないという理由もあります。いわゆる朝日長者伝説は各地にありますが、実際に財宝が埋められている可能性はゼロに近いよう
きょうは何するんだっけ?とランチしつつ自問したら、きょう参加することが向こうからやってきた‼︎
★1dayレッスン ★インストラクター養成講座 ★ホームページこんばんは。夢工房ますいゆりこです。10月末からお休みだった郷土資料館の古文書修補作業に1ヶ月半…
古文書入門講座のテキスト4を終え、添削課題を提出して講座が終了しました。テキスト4では時代を下って、坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三の3人の幕末志士の自筆の手紙を読みます。坂本の手紙は「エヘンの手紙」と呼ばれる有名なもので、勝海舟の門人となったことを3歳年上
また少し間隔があいてしまいましたが、古文書入門講座のテキスト3の内容を健忘録を兼ねてまとめておきます。テキスト3では最初から実践に入り、戦国の三英傑である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の手紙を読みます。織田信長の手紙は、甲斐の武田氏を滅ぼした信長が、公家の
少し間隔が開いてしまいましたが、自分の頭の整理を兼ねて、古文書入門講座のテキスト2の内容をまとめておきます。テキスト1では丸ごと覚えてかなければならない漢字として「候」「御」「申」「之」「相」「可」「被」「為」の八つを学びました。テキスト2では「部首の形
埋蔵金伝説の舞台である愛知県南知多町を車で訪ねました。自動車専用道の知多半島道路と南知多道路を使えば、名古屋から一時間ほどです。前野小平治の子孫の方は現在、名古屋に住んでおり、南知多町内に家と敷地はありますが、切り売りを重ねて残ったもので、往時の面影はあ
一色山城の正確な場所はずっと不明でしたが、最近になって遺構が見つかったようです。場所は瀬戸市川平町の県道207号の近くで、グーグルマップにも位置が表示されています。ただし、現地には案内看板や石碑などは一切ありません。「愛知の山城ベスト50を歩く」(愛知中世城郭
二つほど小山を超えて、尾根の頂上にたどり着くと、明らかに人工的にならされたと思われる土地が広がります。ここが間違いなく一色山城跡でしょう。ただし、主郭とされる場所は一戸建て程度の広さで、とても城とは思えません。また二段になった曲輪や堀切は確認できますが、
魚を釣り上げるためには、魚のことをよく知れ、というわけで、大判小判の実物を見に「貨幣・浮世絵ミュージアム」(名古屋市中区)を訪ねました。同ミュージアムでは、豊臣秀吉が作らせた天正大判に始まる大判6種類と、江戸時代に流通した小判10種類、それに天保五両判(中
ブログを開始してから1カ月が経過しました。埋蔵金探しはまだほんの端緒についたばかりですが、楽しく充実した日々を送っています。定年後に、歴史の勉強や郷土史の研究に取り組もう、あるいは、旅行やハイキング、山登りに出掛けようと考える人は少なくないと思われます。
今回は、中部地方に伝わる埋蔵金伝説の中でもマイナーで、金属探知機による現地での探索が可能なものを選びました。一色山城の金鶏伝説です。もしかしたら、日吉神社の埋蔵金や尾張徳川家の駿府御譲金よりも、埋蔵金が見つかる可能性は高いかもしれません。一色山城といって
申し込んだ古文書入門講座の教材が届きました。テキストは4冊で、これを4回の添削課題をこなしながら、6カ月でこなします。副教材は「ビジュアル資料集」と「入門古文書小字典」の2冊。「ビジュアル資料集」は期待した通りの内容で、西暦・和暦対照表、江戸時代の時刻・
今回から、尾張徳川家の駿府御譲金についてリポートします。埋蔵金伝説の内容を振り返ります。元和元(1615)年の大阪夏の陣に勝利した徳川家康は、大阪城にあった豊臣家の金銀を手に入れ、「駿府御譲金」として、徳川御三家にそれぞれ30万両(時価150億円)ずつ分配したが
大日堂の開堂日である5日に興正寺を訪ねました。この日は寺の縁日ということもあって、境内のあちこちに食品や雑貨を売る屋台が繰り出され、大勢の参拝客でにぎわっていました。目指す大日堂は境内の東北に位置し、西山本堂の正面右のエスカレーターを上り、墓地を抜けた先
日本の黄金伝説 産報デラックス 99の謎 歴史シリーズ11 (産報デラックス 99の謎 歴史シリーズ)埋蔵金に関する本をネットで検索していて、たまたま興味深い古本を見つけたのでご紹介します。「日本の黄金伝説 産報デラックス99の謎」で、発刊されたのは1978年ですから、4
150兆円の黄金を探せ―宝探し雑学講座 (ヤングアダルトブックス)埋蔵金探しを趣味とする人たちの集まりというと、日本では八重野充弘氏が代表を務める日本トレジャーハンティング・クラブ(JTC)が唯一だと思っていたのですが、かつてほとんど同名の「日本トレジャー・ハン
豊臣秀吉の埋蔵金を掘る鈴木 盛司新人物往来社1998-07T埋蔵金に関する本のご紹介が続きますが、ご容赦ください。鈴木盛司(もりじ)著「豊臣秀吉の埋蔵金を掘る」(絶版)についてです。古本の値段が高く、なかなか手を出せなかったのですが、ネットで比較的安く売られている
古文書入門講座のテキスト1を終了しました。私自身の頭の整理を兼ねて、内容をご紹介したいと思います。講座によると、解読の近道は「古文書によく登場する文字を覚えること」。まず、絶対に覚えておかなければならない二つの漢字として「候(そうろう)」と「御(ご・おん
金属探知機 防水金属探知器 高感度 4つのモード 過負荷警告機能付き 深さと種類を液晶画面で表示 精密位置特定モード 除外モード 20cmの探知深さ バックライトあり ヘッドホンとスコップ付き 電子日本語説明書付き埋蔵金ハンターがフィールドワークを行う上で、必要不可欠な
金属探知機の話の続きです。金属探知機を使ったコイン探しは、欧米などでは誰もが楽しめる趣味としてメジャーなようで、ときどき子供が数百年前のお宝を発見したなどというニュースも流れます。英国では考古学遺物の9割近くが、金属探知機を携えたアマチュアのトレジャーハ
いよいよ、金属探知機を戸外で実際に使用してみます。場所は、実家の近所にある小さな神社の境内の森です。今回、金属探知機でお宝探しを行うに当たり、自分の中で三つのルールを定めました。すなわち「古銭が見つかったら大切に持ち帰る」「現金が見つかったら神社の賽銭箱
金属探知機で本当に金属を探すことができるのか試してみました。場所はわが家の2階のベランダです。すぐ真横を電線が走っているので、金属探知機を試用するのに適した場所とはいえませんが、子供が遊んでいる近くの公園で試すのはさすがに抵抗があります。感度とボリューム