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2019/01/30

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  • オーディオと錯覚

    いよいよ今年も僅かとなった。年内の投稿は後1回としよう。 オーディオの闇は深い。論者や多くの趣味人は、禁句とばかりにあえて触れないでいるみたいに思える。しかし、ネットの個人サイトやユーチューブで闇を切り裂こうとする御仁もいる。プロケーブルや創造の館が目に留まる例だ。 プロケーブルのサイトを数年前に見たときは、その大胆な意見に圧倒された。これは確認せねばと、絶賛する安価なケーブルを購入したものだった。その後、プロ用システムに興味を覚え、現行のサブシステムが構築されたと言ってもいい。 近年ユーチューブで創造の館を見て、ついに出てきたと思った。この主は当然ハードに詳しい御仁だ。昔出入りしたオーディオ…

  • FOSTEX BK83-SOI

    懇意の店に面白い中古スピーカーが入ってきた。背面にFOSTEX BK83-SOIとある。 仕上げが大変綺麗で箱に目立つ痛みはない。ユニットはFOSTEXの白いペーパーコーンの宿命で変色の滲みが観られる。まあ実用上は問題ないだろう。両サイド下部に大きめの開口部がある。まだ値付けもされていないがチョイ聴きさせてもらった。 これは同じFOSTEXのP1000-BHのようなハイ上がりでもなく、なかなか素直な音でバランスがよい。低音もフワっと抜けるバックロードらしさを感じない。結構軽いので、複雑な構造では無いはずだ。 興味が湧いてググってみると、2016年にFOSTEXが200台限定で発売したバックロー…

  • レッド・ワン

    先月劇場公開した超A級ファンタジーアクション作品。それが翌月アマプラ独占配信になるとは、アマプラ契約者で映画館に観に行った人はさぞ悔しかろう。 この時期になると、クリスマス映画がよく作られる。本作はその一つであり、どえらい金を掛けて弩級のクリスマス・ファンタジーを彩った。主演はロック様とキャプテン・アメリカ。脇でJ・K・シモンズやルーシー・リューと豪華な俳優陣で、クリスマスらしい毒の無いハッピーなファンタジーを魅せてくれる。この顔ぶれ通り、弩派手なアクションが売りだ。 ロック様は相変わらずであるが、本作はクリスの役どころが面白い。スーパーヒーローの彼しか見たことないので、髭面のダメ男は新鮮だ。…

  • 眼のトラブル その2

    先月、突然右目の痛みに襲われて眼科に診てもらったら黒目に傷が付いていた。それは処方された抗菌目薬で1週間ほどで完治。やれやれ・・では終わらなかったのである。 医師から完治したと言われて数日後の朝、また右目が痛くて瞼を開けにくくなってしまった。時間と共に傷みが沈静化したが、ゴミが入ったようなゴロゴロした違和感が続く。で、再度眼医者へ。すると、同じ眼球の違う位置が傷ついているではないか。前回同様、まったく思い当たるトラブルは無かった。何故だ? 幸い前回より傷は浅く、痛みを感じてすぐ来たので傷に菌が付いていないため、ヒアルロン酸の目薬で保護して自然完治するのを待つことに。ほどなくして痛みは無くなり、…

  • リビングオーディオは難儀

    オーディオを本格的にやろうと意思決定したとき、まずどの部屋でシステムを組むか選択しなければならない。そんなの自分の部屋しかないよ・・という御仁も多かろうが、家族のために家を建てる場合、主は自分の部屋が無いのが普通だと思う。ゆえに、オイラは自然とリビングオーディオをすることになった。 リビングオーディオの利点は一つだけだ。一般的に家で一番広い部屋が使えると言う事。ただし、オーディオという趣味は陰に籠り易い趣味なため、団欒の場で行うことは無理難題が多い。まず、家族の理解が得られるかは大問題である。 それをクリアするため、自分に枠を嵌めて迷惑にならないブレーキを課してきた。これはむしろ趣味人にとって…

  • 年末の体たらく

    12月も半ばを過ぎると街はざわついてくる。師走というだけあって、やることが一杯だ。いや、それももう過去の話だ。 当たり前のように作っていた年賀状も還暦を境に止めてしまった。大掃除も昔はクタクタになるまでやったものだが、超適当になってしまった。ボロ屋はキリが無いからだ。職場ではパートのおじさんは何時もと変わらない。それに前職も今も盆正月休みが無い仕事なのだ。子供が大人になってしまうとクリスマスも関係ない。クリスマスツリーは箱に入ったままだ。これらが年老いたということなんだろう。 それでも世間が慌ただしいと何だか気分がいい。地上波では特番が多くなり、気持ちだけは年の瀬気分になってくる。「早く来いこ…

  • 救命処置とハラスメント

    今年も恒例となった職場の心肺蘇生法講習を無事終えた。今回、巷で話題のハラスメントについて質問があるかと思ったが、職場は女性が多いためか聞いてくる人は無かった。 それは何かと言うと、AED装着において服を開けてパットを貼る行為が、女性は男性にやられるのが不快だと言う意見が多数を占めると言われているからだ。これはセクハラに当たるのではないか?訴えられてはたまらない。倒れたのが女性だったら男は手を出さない方が無難だ・・といった風潮が広まった。そのためか、運動をしていた女性が卒倒したとき、男性から適切な手当てを受けられず重い後遺症が残ったという事例が発生。当然、救命行為においてそんな事は無いと有識者や…

  • ゴジラxコング 新たなる帝国

    2024年公開の超A級怪獣エンタメ作品。 言わずと知れた「ゴジラVSコング」の続編である。監督は前作に引き続いてアダム・ウィンガードだ。あらかじめ言っておくと、本作を「ゴジラー1.0」と比較してはならない。もはや映画の種類が違うからだ。 比較するなら前作であって、今回はあれより徹底した怪獣プロレス映画となり、その思い切りの良さはアッパレだ。だから、批評家評は悪くても観客の満足度は高い数字を叩き出している。中途半端な人間ドラマはいらない。しかし、人間の役割もしっかりあって往年の東宝怪獣合戦映画を思い出す。あの子供向けに変貌したゴジラシリーズに、膨大な予算を掛けてリブートしたものだと言っていい。以…

  • IPクリーニング その4

    IPクリーニングについて、これまで良い事ばかりで絶賛してきたが、今回そうでもないケースがある事をカキコする。 今ではCDを聴くたびにIPクリーニングをしているので、よく聴くCDはほどんど処理済みだ。で、最近になってアレ?っと思うケースが出てきた。それは違いが分らないのではなく、私的に音が悪くなってしまったのだ。 具体的には、解像度が上がった替わりに音が痩せてしまい、ハイ上がりで聞き苦しくなってしまったのである。IPクリーニングは分解能と透明度が向上するため、音はかなりシェイプアップする。これが本来の姿であろうから、通常なら歓迎するところだ。ところがこのCDは、音の滲みが厚みとして好みの音を保っ…

  • ヴァンキッシュ

    2021年公開のB級アクション作品。 ルビー・ローズとモーガン・フリーマンがダブル主演?いや、ここはモーガン・フリーマンは脇とみるべきだろう。その理由は後述する。 闇の運び屋が娘のために足を洗ったが、闇のフィクサーに娘を人質にされて最後の大仕事をさせられる話。あ~このパターンね・・と思いつつ、2人の存在感が観客を引っ張っていく。運び屋主人公のケースは一つの大仕事を話にしがちだが、今回5カ所のヤバイ所から金を運んで持ってくるというのがいい。坊主頭のルビー・ローズが不敵のキャラを持っているので、この男顔負けのクソ度胸女役は似合っている。しかし、ジャンプスーツの外に2丁拳銃丸見えで乗り込んでいく姿は…

  • 抜けのよいボーカルCD

    多くのボーカルCDを持っていると、おお!っと仰け反る音に出会う事がある。それはスピーカー間の奥に鎮座するものではなく、フォルテになっても詰まることなくスカッと前に飛び出す瞬間だ。バックの演奏も音離れが良く、声はさらに迫ってくる気持ちの良い抜け感があるCDを紹介しよう。因みに、この抜け感はIPクリーニングをすると倍増する。 ・カルロス・マリン エン・コンシエルト 今は無きカルロス・マリンのソロ・ライブ盤。彼の声はイル・ディーボのCDでは詰まって聴こえるが、これはスカっと抜けて気持ちが良い。 ・カーペンターズ By Request カーペンターズのベスト盤。何の変哲もない寄せ集めCDだが、心地良い…

  • フライパンの更新

    数年前から自炊を始め、自分用の器具を買うことになった。とにかく安く揃えたいので、なんと百均で買ってきた。雪平鍋300円、フライパン500円である。それでもフライパンは26㎝サイズでテフロン加工されている。これを4年近く使ったが、さすが安物らしく餃子が張り付くようになってきた。コーティングの限界だろう。また安いのを探してくるか・・そう思っていると、ユーチューブで気になる動画を発見。どうやら劣化したテフロンコーティングから発がん物質が出てくるらしい。 癌を患ったことがあるオイラにとって、これは聞き捨てならない。どうもPFOAという物質が良くないらしく、2000年過ぎから世界的に廃絶の方針になったよ…

  • サイコ・ゴアマン

    2021年公開のカナダ製ファンタジー・コメディ作品。 始めにぶっちゃけておくと、これはオモロイ!大層気に入った。俳優はまったく知らないが、主演の少女が抜群にクールだ。 話は、家の庭を掘ったら宇宙一凶悪なモンスターが埋まっていて、その封印を解いてしまう。すでにこのハチャメチャ感がいい。ところが、封印していた石を少女に握られてしまい、モンスターは少女の言いなりになって・・それからはモンスターを退治すべく、宇宙からロボ天使みたいなヒーローがやって来たり、別のモンスターと戦ったりと、着ぐるみ怪人の対決が始まる。これはジャパニーズ・ヒーロー番組のパロディであって、スタッフの着ぐるみアクションへの愛が感じ…

  • 晩秋の朝

    朝の撮影はオイラの仕事が朝早いので、休みと天候と季節のタイミングが合わなければできない。例年来ている近隣の公園は事前に色付き具合を確認できるので助かる。

  • SACD不要論

    近年、一向に話題にならないSACD。2000年頃から周知され始め、当時はCDに変る進化と受け止めた。 ところが、すでに普及していたCDを無駄にしないよう苦肉の策?としてハイブリッド盤が主流として発表された。普及のためにはそれも当然だろう。それでもその高音質をPRすべく各所で試聴会が開かれた。論者の中には、新譜が発表されれば全て手に入れた御仁が一人ではなかった。たしかに、その手の試聴会に参加したオイラもブラインド企画でSACDの優位性を感じた。スピーカー離れが良く、ステージイメージが優れて聴こえたからだ。そうして、SACDがCDより明らかに優れているという先入観は20年以上続いた。 その後、結構…

  • ボディ・アーマー

    2007年ドイツ制作のB級アクション作品。 主演はドイツでは有名らしいアクション俳優のティル・シュヴァイガー、ハリウッド・アクションでも脇で見た事がある。共演するのが脇役の名優チャズ・パルミンテリ、「ユージュアル・サスペクツ」を思い出す。 要人を守れなかったボディ・ガードが、後になって受けた警護依頼のターゲットが当時の要人を殺した殺し屋。殺し屋は改心して重要な証人になったわけだ。その裏切りを許さないマフィアがしつこく2人を狙う・・そんな話で、さらに意外な人物が共謀者だったりして面白い脚本である。アクションも、始めの掴みからイタリアに舞台を移して結構大掛かりに魅せてくれる。これは掘り出し物かと期…

  • シタデル Honey Bunny

    先月、シタデルのイタリア編であるDIANAを観た。続いてインド編の Honey Bunnyの配信がスタート、このシリーズは6話構成に統一しているので一気見し易いのがいい。 当然、同一のスパイバースに沿った話が展開されるのだが、インド編では時代設定が一時代前になっているのがユニークだ。インド制作のアクション作品は怒涛のテンションとCGのオンパレードを想像してしまう。しかし本作は米国アクションを見慣れたオイラでもまったく違和感が無い。イタリア編同様、派手な演出は控えめでスパイの対抗組織同士の拮抗した戦いが繰り広げられる。 今回新しいのが、2人の主人公の間に子供が生まれて家族の要素が加わっている点。…

  • レコードは音がいいのか

    アナログプレーヤーが復活して、ついにカセットテープレコーダーまで復活した。レトロブームはいつまで続くのだろうか。まあ近年のそんなブームはどうでもよろしい。生来、目に見えないデジタルの世界が当たり前の世代にとって、機械的に音を出す装置が興味深いのであろう。 オイラはCDが音楽鑑賞の主流となった時、レコードと共にアナログプレーヤーを納戸に片付けた。その後、新たに重量級プレーヤーを中古で買ってみたが、結局ろくに使わず止めてしまった。オイラにとって当時買ったレコードは郷愁の対象に過ぎず、音を追求するオーディオ機器という対象から外れている。しかし、世の年配趣味人の中には高価なアナログプレーヤーでレコード…

  • クオーツ時計のノイズ

    先日、居間で不思議なことが起こった。 オーディオ機器の近くで妙なノイズが始終聴こえるのだ。電源の入った機器に耳を添えても何も聴こえない。大型液晶TVか?待機電流が流れているので怪しいと思ったが、まったく無音だ。2つあるアイテックのラムダ5.36はジーという持続音なので違う。それに今ではほとんど音がしなくなった。不思議なのは、よく聴こえるのが部屋の中央より1メートルほどTV寄りで、頭の向きを変えると音の大きさが違うのだ。その音は細かく反復する器械の作動ノイズのようである。 TVに対向すると最も音が大きい。しかし近づくと無音になるのだ。となるともうTVの後方に掛けてある時計しかない。掛け時計が故障…

  • レンズクリーニング

    眞木さんが、サンワサプライのマルチレンズクリーナーを買って試したのをブログで知って思い出した。そういえば持ってたっけ・・ あのレンズクリーナーが効果バツグンだと、福田雅光氏が言うので取り寄せて購入したものだった。もう5年以上前のことだ。あれからずっと埃を被っている。どれ、久しぶりにクリーニングしてみようか。 SACDプレーヤーのエソテリックX-03SEは、購入したのが昨年の12月なのであまり意味が無い。中古品とは言え、ピックアップは新品だったからだ。CECのトラポTL3 3.0ならすでに3年以上使っている。このトラポはスライド開閉式なので、スタビライザーを取ればレンズ剥き出しだ。トレイ式より埃…

  • ケーブルのブレンド

    ツィーターの逆相実験で、FALの癖(個性?)は消え、フラットに伸びる高域と温度感が下がる事を確認した。シャープにまっすぐ伸び切る高域は歓迎するが、中域が解像度重視の冷たい音では女性ボーカルが楽しめない。人の音像も小さすぎる。高域はこのままで、中域に以前のホットな聴き心地を戻せないだろうか。 帯域ごとの音色変化ならイコライザーが手っ取り早いと思われようが、温度感を高めることはできそうもない。ここはケーブルの調整がいいだろう。そこで、以前ケーブルをブレンドして効果を魅せたのを思い出した。(2015-02-15 ケーブル継ぎ足し その2 参照)あの時は、距離が足らないので2本のXLRケーブルを継ぎ足…

  • ワールドエンド

    2019年製作のロシア製A級スペクタクルSF作品。 数えきれないほどあるエイリアン侵略モノの一遍で、なかなか派手な戦闘を魅せてくれる。でもその相手は宇宙船に乗ったエイリアンではなく、操られた人間達として予算の削減を図っている。まあ、そうしたストーリーなのだから違和感は無い。だからSFと言いながら戦闘場面はほとんど現代戦争映画である。 後初のロシア製アクション大作となると、予想通りのパクリアイデアが目につく。ID4の全体像にスターシップ・トゥルーパーズの雰囲気、フューチャー・ワールドのような描写、ワールド・ウォーZのようなゾンビ感が入り混じった2時間半、内容は実に薄っぺらい。 長い上映時間の割に…

  • 眼のトラブル

    いつものように夕方までオーディオと対峙しているとき、右目にゴミが入ったような違和感を覚えた。その日は懇親会があるので気にせず飲んで帰ってくる。アルコールが覚めてくると、やっぱり右目がゴロゴロする。目薬を差して寝たのだが、痛みでよく眠れない。朝になると充血しているので、仕事の後で眼医者に行く事にした。 しつこい異物を取ってもらえば楽になるだろうと安易に思って診察を受ける。すると、黒目に傷があるという。結構深いので傷みが出たようだ。おぞましい画像を見せられてゾっとした。異物は無いようだ。何故?外で何かが入ったわけでもない。無意識に眼をこすったか?それにしては大げさだ。 その日は眼帯を付けられて目薬…

  • ツィーターの位相反転

    逆相のソフト、ユニットの位相変更と逆位相の話題が続いた。これはアキュのフェイズ切り替え機能で、音が変わる事を認識したのが切っ掛けで興味が湧いたことによる。以前は、絶対位相が逆でも音は変わらないと信じていたのだ。 で、今回ツィーターの絶対位相を逆にして聴いてみようと思い立った。喜古英男氏は2ウェイのウーハーを逆相にすると良いという動画をアップしていたが、我が家では試しようがない。TADモニターはシングル端子だし、FALはフルレンジ+ツィーターだからだ。FALにはネットワークが無く、コンデンサー一発でハイルドライバーと繋いでいる。そこで、自作マニアがスーパーツィーターの位相を変えるようにハイルドラ…

  • ハイ・ヒート その女諜報員

    2022年製作のB級スパイコメディ映画。 パリを舞台にしているし、主人公は元KGBの女シェフといったポジションで、フランス風なコメディアクションを展開・・どう見てもアメリカ映画とは思えなかった。 主演は女スパイといったらオルガ・キュレンコだ。しかし、序盤は金髪で痩せた主人公がオルガちゃんとは分からなかった。女優はなんで年を取ると痩せるのか分からん。若い頃のピチピチ感を維持した方がいいのに・・で、旦那役で共演がドン・ジョンソンとは懐かしい。マイアミバイスなら爺になっても彼女をオルガにできるのか?いや、いささかハレンチであった。でもコメディだから自虐ネタもいいじゃないか。 さて、肝心の内容はもうホ…

  • 自治会役員の選考

    オイラの住む自治会では、自治会長、防災会長、会計が自治会3役と言われ、防災会長と会計は副自治会長を兼務する。任期は会計を1年やった者が翌年自治会長となる。防災会長は2年任期だ。これを毎年、翌年の選考をするのが選考委員と言われ、各班の持ち回りとなる。今年オイラはその選考委員で、来年の会計(再来年は自治会長になる)を選考してきたのだが、これが大変である。 自治会のルールで、対象となる年齢に達した者を漏れなく選考会に呼び、あ~だこ~だと平行線の話し合いをするのだ。だれもそんなメンドクサイ役をやりたくないのである。今年はそんな選考会を4回開いてやっと引き受けてくれる人が出てくれた。これまだ早い方で、年…

  • オーディオ授業料

    オイラがオーディオという趣味に目覚めたのは大卒後にCDPを導入してからだ。それまでは、工夫次第で音が変わる事も知らずに音楽を楽しんでいた。 あれからもう40年になる。その間の遍歴については、「懐かしの愛機」「転機となった機器」で一部紹介している。他にも思い入れがあるものばかりで、あれは無駄だった・・という機器は一つとして無い。 よくベテランの逸話の中で、今の音に至るまでに散々な寄り道をしてきたけど、授業料だと思えばいい。とかいった話を耳にする。これって、今の境地に至るまでの道程を自慢しているようで鼻に付いてならない。 オーディオを知るための授業料だなんて言葉は、この趣味に興味を持とうとする若者…

  • シタデル DIANA

    シタデルとは世界の平和を裏から支える最先端スパイ組織であったが、マンティコアという対抗組織に壊滅させられ、その生き残りの活躍を描くスパイ活劇である。 この本流となるアメリカが舞台の作品を昨年の6月に観た。そしてDIANAはイタリアを舞台としたスピンオフである。本家がまだシーズン1しかやってないのにスピンオフとは?実はこれ、スパイバースという同じ世界観の中で各国の生き残りシタデルの活躍を描き、いずれアベンジャーズのように合流して完結させるという長大な企画なのだ。だから11月にはインドが舞台のHoney Bunnyの配信が控えている。予定ではメキシコ編もあるようだ。 さて、イタリア編のDIANAで…

  • 秋の花々 2024

    少し遅いが、ハロウィンに秋の花を撮りに行った。いつものフラワーパークも、この時期に来たのは初めてだ。

  • 劣化したSACD その3

    SACDはあまり聴かないので、年単位で放置することが多い。 実際、SACDの劣化について最後に書き込んだのは2年以上前だ。(2022-8-25 劣化したSACD その2 参照)最近、IPクリーニングして聴き直す機会が増え、各々SACDを手に取ってクリーニグしようと思ったら、劣化が進んでいるのに息が詰まった。 すでに劣化していたSACDはさらに広範囲に、まだ劣化していなかったディスクも外周部から白濁し始めているではないか。軽症の物は記録を読み取っているようだが、音質への影響は確認できない。ろくに聴いていないからだ。 以前の投稿にコメントを頂いたシーラカンスさんによると、ハイブリット盤のSACD層…

  • 千日紅

    近所の公園で千日紅が綺麗に咲いていたので撮ってきた。 千日紅は鉢植えに買ってよく育てたものだが、一年草がこんな大きな株になるとは知らなかった。

  • IPクリーニング その3

    始めは恐る恐るやってみたIPクリーニングだったが、すでに100枚ほど処理していて満足している。見た目もかなりキレイになるし、もう耳タコCDも処理してしまってバツグンな効果を確認している。 この基本的な音質の向上は別の恩恵ももたらした。解像度がアップしたため、今までより音量を上げられるCDが多い事だ。オイラはCDごとに試聴音量を書いているので、新たに書き換えている。大体、1ⅾB前後アップできるCDが多い。この僅かな音量の違いが音楽の表現力を大きく変えてくるのだ。 先日、マニアな友人から電話が掛かってきた。彼に合うのは3年ぶりだ。彼はとんでもないハイエンダーで、過去にも何度かここに登場している。「…

  • 西村由紀江

    西村由紀江はニューエイジ系のピアニストで、TVCMや映画音楽にもよく起用されたので耳にした人は多いはずだ。 オイラは彼女が学生デビューしたころからお気に入りだった。デビューアルバムを出した頃が、丁度オイラがオーディオに目覚めた頃でもあった。そんな彼女は57歳で現役バリバリである。ピアニストといっても、クラシック界で賞を獲るような世界とは無縁なのでお高く留まるようなことも無く、大衆文化の中を堂々と歩んでいるのがステキだ。 彼女のアルバムは中古ショップに行けば大体500円以下で手に入る。どれも親しみやすいメロディーで爽やかな印象があって好ましい。特筆したいのは、その演奏スタイルの生真面目さだ。ピア…

  • 逆位相 その3

    ユーチューバーのあるエンジニアらしき御仁が、興味深い事を宣った。ソフトの製作時に逆相になっているものが多いらしい。 本題の前に、±を左右とも変えたものは絶対位相が逆で、左右間で±を変えた場合を相対位相が逆と表現する事を初めて知った。あらためて言うと、この逆位相シリーズは絶対位相が逆の話である。 ソフトの録音時ですでに逆相になっているのでは、ほとんど気が付かないだろう。ユーチューブでは位相を変えた音と比較配信している。もちろん、TVの内蔵スピーカーでは微妙な違いなんぞ分からない。ただ、思い当たることがあるので確かめてみた。 所有するCDで、妙に音が悪いものがある。それは同じアーティストでも、その…

  • ロードハウス/孤独の街

    2024年公開のアマプラ独占アクション作品。1989年公開の同名映画をリメイクしたものだ。 オイラはパトリック・スウェイジが若い頃に主演を張ったオリジナルを観ていない。だから何の情報も無い素の鑑賞だ。 UFCで事件を起こした主人公が田舎町の店で用心棒を始め、地元のイザコザに巻き込まれていく話。主演はジェイク・ギレンホールで、かなりの肉体改造をしたものと思われる。この主役をアクションスターがやったら、無敵男の勧善懲悪になってしまってツマラナイものになったであろう。演技派の彼が実に味わい深いキャラを演じていて、またいかにもアメリカらしい酒場風情が心地よい。ケンカが日常風景の店で用心棒なんて、とても…

  • 宇宙戦艦ヤマト 50周年

    宇宙戦艦ヤマトが初放映されてから50年が経ったらしい。初めてリアルタイム放送をを観たのが小学生の時だった。ロボットアニメではない構想が新鮮でのめり込んでいったものだ。あれから50年か・・オイラも還暦を過ぎるわけである。 関連イベントとして、様々な動画配信やグッズの販売が市場を賑わせている。庵野秀明が「シン・ヤマト」を作るなんて発表まであった。また現在「宇宙戦艦ヤマトREBEL3199」が進行中で、いかにこのアニメが別格の人気を保っているかが伺える。オイラも新作リメイクを観る度、ここに感想をアップしてきた。元ネタの良い所をリスペクトして、上手に大人の目線も納得できる内容に仕上げていると感じる。 …

  • 5円玉、金箔による音質改善法

    IPクリーニングの喜古英男氏が、新たに表題の音質改善方法を掲示してきた。 これは、SPケーブルやラインケールの途中に磨いた5円玉を挟むというもので、マイナス側が効果的らしい。その5円玉に金箔を被せるとさらに効果的という内容だ。実際、その動画の処置前後の音を聴いてかなり違って聴こえるのに驚いた。これまで空気録音の比較試聴をした動画を色々見てきたが、違いがハッキリ分かったことは無かった。ユーチューブはレグザTVの内蔵スピーカーで聴いているから無理も無いのだ。それでも今回、かなり違いがあるのが分かるではないか。 この聴感上の違いは、おそらく音色が変化しているからであろう。かなり処置後では艶やかに聴こ…

  • コロナの後遺症

    9月22日にコロナ陽性となり、一番症状が強かったのが3日間だった。今では感染症5類でインフルエンザと同じ扱いになったが、やはりウィルスが違えば症状も色々異なるのを体感した。 医師にも言われたが、発症後5日間は外部との接触を断つ努力義務を負う。もちろん一人暮らしとか、やむを得ない理由が有れば買い物をすることは許される。だから職場復帰は6日目からとなる。しかし、10日位までは少なからずウィルスを輩出するので、人との接触場面ではマスクをするよう指導される。オイラの職場は高齢者施設なので、復帰後は10日を過ぎるまでマスクは2重、不要な会話をしない条件を付けられた。 発症後10日を過ぎて、あれからもう2…

  • 次作のOO7

    ついにダニエル・クレイグに替わるジェームス・ボンドが決定した。アーロン・テイラー=ジョンソンである。たしかに彼も候補に挙がっていたが、まさか本当にキック・アスがジェームス・ボンドになるとは・・これは大注目だ。 彼はまだ若いのに多くのエンタメ作品に登場している。そして様々なキャラを演じているので、色男なのに何をやっても違和感が無い強みがある。仏頂面のクレイグとは違う007が観られる期待大だ。個人的にはロジャー・ムーアのボンド像を現代風にしたものを観てみたい。アーロンなら笑いも取れる英国紳士に違和感が無い。 さて、問題は「ノー・タイム・トゥ・ダイ」でジェームス・ボンドは死んだことになっているのでど…

  • 3022

    2019年製作のB級サスペンスSF作品。 3022とは西暦かと思ったら、3022日目・・という意味だとクライマックスで判明した。だからなんだ?という結末の無い地味な一編で、こうしたSFは数多い。監督は「アンチライフ」で晩年のブルース・ウィリスを彼らしい姿で魅せたジョン・スーツ。主演はオマー・エップス、だれじゃそれ?と思ったが、北野武の「BROTHER」で準主役を演じた黒人だ。あのとき、たけしは彼を大変高く評価していて「今のうちに彼を起用出来てラッキーだ。」とか言っていた。その後、オマーに日の目が当たったとも思えないが。 さて、本作はステーションで働く人間の孤独を真面目に描いたという点で評価でき…

  • IPクリーニング その2

    前回、IPクリーニングというCDの音質改善手法を試し、その驚愕の効果に舌を巻いた続きとなる。 オイラもCDの音質改善グッズは色々試してきた。ミドリの塗料を円周に塗るものに始まり、レーベル面に貼るもの、静電気や磁気に注目したもの、紫外線を照射するもの、コーティングするもの、キズをリペアするもの、クリーナー各種・・今でも実践しているのは、磁気、静電気のお祓いぐらいなものだ。このIPクリーニングは、これまで試したケミカルグッズを遥かに蹴散らすほどの効果を魅せた。 CD製作過程でついた剥離剤の悪影響がそれだけ大きいということなのだろう。しかし、ここで素朴な疑問が出る。CDが音楽メディアの主流だった30…

  • IPクリーニング

    IPクリーニングとは、ユーチューバーの喜古英男氏が発見したCDのクリーニング法で、劇的な効果があるのだという。 世にCDのクリーニンググッズは数知れず、そんな中の一つだと思いきやそうではない。これは、CD制作工程で盤面に塗られる剥離剤(イソプロピルアセテート?)を溶かして除去し、光の透過性をアップさせるのだという。使うのは消毒用アルコールIPとしてドラッグストアで売られているイソプロピルアルコールで、読取り面に一吹きしたら指で均一にならし、ティシュで拭き取るだけ。しっかり拭き取る事と、レーベル面はやらない事が注意点だ。さっそく試してみよう。 盤面に負担がありそうだし、不可逆的な変化が予想される…

  • 喜古英男の美造りサウン道

    表題のユーチューブを最近よく見ている。この方は長年オーディオ販売店に努めておられた御仁で70歳過ぎで始めたユーチューバーである。この方の考え方がまた極端で面白い。 長年の経験から裏打ちされる発言には自信が満ち、この衰退した業界と騙された消費者を憂いて諸悪を切り捨てていく口調は過激だ。中には当然と納得のこともあるが、おかしな解釈をしていると思える部分もあり100%頷くことはできない。 オーディオは趣味ではない・・と公言するので、どうゆうことかと総じてまとめれば、良い音を得ようとアレコレ試行錯誤していくことは無駄であって、販売店が勧めるオーディオセットを買えばいいと言っているのだ。当人が販売店主だ…

  • デューン 砂の惑星 PART2

    2024年公開の超A級SF作品。前作の後編で、ついに話が完結する・・と思いきや、実は3部作にする予定だと判明。騙されたというヤツだ。 まあ、予感はしていたのでさほどの落胆は無い。本作は、主人公が覚醒して皇帝の座に付くまでを壮大に描く。上映時間166分、「ジョン・ウィック」の時みたいに飽きることも無く、静かに展開している割に引き込まれていく。たしかにここまで主人公の成長を丁寧に描くと、ここで終わるわけにはいかない。大変重厚かつ荘厳に描くスペースオペラとして、3作目「砂漠の救世主」にも期待したい。 さて、本作は俳優陣も前作を越える豪華布陣で、それも重鎮の脇役とかではなく、今が旬なトレンド俳優を揃え…

  • ジョン・ウィック コンセクエンス

    ジョン・ウィックもついにチャプター4まできた。この中身の無いシューティングゲームがついに超A級の大台に乗ったのだ。何故このシリーズがここまで人気があるのか、まったく理解不能である。 本作はついに上映時間も169分となった。2時間50分近くも同じような銃撃戦を見せ付けられる。キアヌのファンは飽きるという言葉を知らないのだろうか。今回、小道具にヌンチャクを持たせただけで、彼がやっているアクションは基本的にチャプター1から同じだ。ただ、ケブラーの背広で至近距離の弾丸もモノともしない殺陣は、もはやコメディである。 呆れながらも見る気にさせるのは、ドニー・イェンや真田広之が出てくるからで、さすがにカッコ…

  • 大音量再生 その3

    オイラにとって、大音量という定義を音像や音場が維持できる限界の音量としたところ、それを数値化するのを勧められた。そして前回、スマホの騒音アプリで大体何ⅾBなのか判明した。これって、部屋の状況や試聴位置、システム概要が分かっていれば、測定音量が分かる事で鑑賞スタイルが想像できそうだ。趣味人同士が会えない中で、互いの音を理解するのによいツールだと思う。 さて、オイラの大音量とは前述したとおりであるけど、これってスピーカーの大きさで変わるのだろうか。というのは、前回の測定値は大型のメインスピーカーによるものであって、小型のTADモニターだと大音量と感じる数値が異なるかもしれないと思ったからだ。同じ試…

  • ナチュラル・サウンド・エンハンサー その5 (常用へ)

    NS装置をメインでも再検証した結果、今でも大きな魅力を持っていて常に使えるようにしておきたくなった。プリのTAPE‐REC PLAY(レコーダー入出力端子)に使えば、不要なときスルーすることもできる。そのためには、ラックスの管球式イコライザーを外さねばならない。代わりにトーンコンで調整するなら10年前のスタイルに戻ることになる。そうなれば当然、その当時と同じ不満が出てくる。 アキュのトーンコンは劣化を感じなくて質は良いのだが、中域にも影響が出てくるため厚手になり過ぎる。それをセカンドシステムで常用しているのは小型スピーカーだからだ。やはりメインシステムにはイコライザーが欲しい。どうしようか・・…

  • ナチュラル・サウンド・エンハンサー その4

    久しぶりに引っ張り出したNS装置。その素晴らしい効果を再認識したので、やっぱりメインシステムでも聴いてみる事にしよう。(^^) 10年前にメインシステムで使った時とは、SACDプレーヤーとパワーアンプが違う。特にあの頃はマッキンのMC252を使っていて、今とは違うテイストだったので興味深い。まずは素の音を聴いてみようか。メインでFAL専用ブースターもトーンコンもイコライザーも何も通さない音を聴くのは10数年ぶりだ。 キツイ!中高域が鋭い氷柱と化して刺さってくる。もうネフティーヤの餌食だ。しかも全体的に細身で低音のスケール感ゼロである。今までの使いこなしは何だったのか・・とても聴いていられないの…

  • 今になってコロナ蔓延 その2

    あれから21日の土曜日になって、喉の調子が悪くなり、その日の夕方抗原検査をしたところ陽性。その後37度台の微熱が続き、目の奥や背中、首が痛くてダルさが増してきた。階段が辛い・・日曜にはたまらずロキソニンを飲んだらかなり軽くなり、あれがピークならマシだと思うように。 23日の月曜日、最後の妹のムッス~が朝の抗原検査で陽性。ついに全滅である。全滅となれば普通の生活になるかと思いきや、全員が掛かった時期が異なるため、免疫が弱まっていると治ったと思っても再感染する場合があるそうだ。子供達にも仕事があるし、食事がやっかいである。 今回のコロナ騒動で思ったのが、重症度がワクチンの接種回数と比例している気が…

  • キャプテン・ノヴァ

    2023年公開のオランダ製B級SF作品。2021年に製作してから公開が遅れたのはコロナの影響だろうか。 オランダのスタッフ、俳優共に全く知らないが、論者からは結構高評価を受けているらしい。90分弱という上映時間も好ましく、拝見したところさすがに無駄がない。そして、短い中でとても分かり易くまとめている。 話はよくあるもので、荒廃した近未来から過去に戻ってその原因となる事件を止めようと奔放するものだ。ユニークなのは、25年ほど過去に戻ると本人も25歳若くなってしまうという設定。37歳の女性が12歳の少女になる理由は説明がない。しかし本作はそれでいい。地球絶滅の危機を救おうというサスペンスを子供目線…

  • 今になってコロナ蔓延

    日曜日に姉のムッス~が発熱、医者からコロナと診断されて自宅隔離となった。 翌日には固形物もだべられないほど喉が痛くなり、筋肉痛まで出てくる始末。オイラは高齢者福祉施設でパートをしているので、感染症にはとても厳しい。5類に格下げになろうが関係なく、同居の濃厚接触者として欠勤になった。それでも中三日開けてもオイラに症状は出ず、抗原検査も陰性だったので木曜日には出勤。マスクを2重に付け就労した。 すると、ムッス~の容態が軽くなってきたところで連れ添いが喉の痛みを訴える。抗原検査で陽性。こりゃまいった。残るはオイラと妹のムッス~二人。共に翌日の仕事は当然行けない。次の日曜日には大事な寄り合いが予定され…

  • 大音量再生 その2

    前回、幸せの黒い猫さんからのコメントで、スマホの騒音計で計るという手法を教えてもらった。そして、これは具体的で面白そうだと思い、さっそく無料アプリの中から騒音計を入手した。色々あるので迷ったが、一番単純で日本語表記のものを選択、実際に計ってみた。試聴ポイントより20~30㎝手前になるが、あまり細かい事は考えないでおこう。 これは中々面白い。専用のオーディオルームでもないし、エアコンも作動している部屋だから、静かにしていても30ⅾB前半は常に表示されている。で、普段の試聴音量で様々なジャンルを計ってみると、最大でも80ⅾB手前である。普通は60ⅾB前後で鳴っており、ロックや歌謡曲のようにDレンジ…

  • ブラックアダム

    2022年公開の超A級エンタメ作品。アメコミのDCエクステンデット・ユニバース11作目で、この主役は本来悪役らしいが、本作ではダークヒーローという扱いのようだ。 今回、彼の他に4人のスーパーヒーローが出てくるが、誰一人知らない。まあ、それゆえに楽しめる部分もあった。でもアイディアが乏しくマーベルのヒーローと似たり寄ったりだ。これは、アメコミという文化の稚拙さが浮き彫りになっている気がする。 さて、このブラック・アダムというヒーローは、その桁外れの能力がスーパーマンとダブる。それに同シリーズにシャザムというヒーローもいて紛らわしい。つまり、本来のヴィランであればいいが味方に仕向けるから変になる。…

  • 大音量再生

    オイラもよく大音量という言葉を使う。大音量で再生すると・・とか、大音量派の人・・という使い方だ。しかし、大音量とは具体的にどの位の音量を指すのだろうか。 実は誌面でこの言葉が出てくると疑問に思っていた。そもそも定義が無いだろう。オーディオは公称再生周波数帯域やユニット口径ですら、表示手法に決まった基準が無いのだ。音量はスピーカーの能率やアンプのゲイン、部屋の容積など関係する要素が多く、ボリュームの数値なんて基準にならない。でも、せっかくブログを読んでくれる御仁がいるならアヤフヤでない方がいい。 オイラの場合、大音量とは音像や音場が再現できる限界の音量と定義したい。言い方を変えれば、部屋に飽和す…

  • スタートレック ストレンジニューワールド(シーズン1)

    スタトレファンとして、近年最も期待したシリーズだ。「ディスカバリー」は遥か未来に飛んだことで正史から外れ、主人公一人の活躍を描く亜種と言っていい。「ピカード」に至っては同窓会である。対して本作はTOSの7年前というパイク艦長の時代設定で、大変馴染みやすく一話完結スタイルも好ましい。ディスカバリーシーズン2を見て、思いっきり期待を持った。パイク役のアンソン・マウントがメチャ似合っているし、№1役がレベッカー・ローミンで唸ってしまった。ミスティークも貫禄が付いたものである。 シーズン1を総括しようと思うけど、本当は1話完結スタイルなので個々に感想を書きたい。スタトレの師匠、TREKWARSの艦長は…

  • ナチュラル・サウンド・エンハンサー その3

    NS工房のナチュラル・サウンド・エンハンサーについては、過去に3回レビューしている。なんじゃそれ?と思われた方は検索してみてほしい。(2010-10-24 オイラのオーディオ~その6 NS装置、2014-06-02 ナチュラル・サウンド・エンハンサー、2014-06-03 ナチュラル・サウンド・エンハンサー その2 参照) スピーカーマトリックスの話題があってこの機器を思い出したのだ。壊れていないか10年ぶりに引っ張り出してみた。簡易リモコンが電池の液漏れでヤバイ事になってる!本体はどうかとサードシステムに繋いだが、このデジアンでは使えないことが分かった。管球式イコライザーと入れ替えるため、メ…

  • イラつくユーチューブ

    TVでユーチューブが見れるようになって、地上波より見る時間が長くなった。 たしかに便利で、自分の興味に沿った動画がアップしてくるのは便利だ。しかし良い事ばかりではなく、イラついたり憤慨するケースも少なくない。もちろん、自分の使い方に問題があるのだろうが、同じ境遇の人もいるだろうからアップしてみよう。 ① 興味を引く表題につられて見てみると、まったくそんな内容では無かったりする。 まあ、内容はそうであっても、大げさな表題にはまったく至らない平凡な内容が多く、明らかに客寄せの誇大広告だ。 ② 本題に至るまで尺を稼ごうと前置きや無駄が多いものがほとんどで、ヘタクソな素人が進行するためイラつく。 ③ …

  • マイ・スパイ2 永遠の都へ行く

    2024年7月からアマプラで配信されているB級アクション・コメディ。4年前の「マイ・スパイ」の続編である。 監督も同じピーター・シーガル、主要メンバーも同じで、スケールをアップさせての続編は期待された作品のあるべきパターンだ。リアルな時系列に沿った続編なので、相棒だった子役のクロエ・コールマンは14歳になって思春期の難しい時期に。そこを焦点として、ぎこちなくなった疑似親子コンビが巨大な陰謀に巻き込まれていく。 バチカンのロケも楽しく、コメディの王道として安心して観ていられる。バウディスタも不器用な戦士が似合っていて、往年のシュワのコメディより個人的に好きだ。もはやコメディアンとして板についてい…

  • Klipsh RP-500M Ⅱ

    クリプシュはアメリカのスピーカーメーカーの名門であり、本国では人気も№1だという。日本ではあまり話題にならないが、これは国民性の違いが悪い方向に作用したものであろう。RP-500MⅡは現行品の小型2ウェイである。 このスピーカーに興味を持ったのは、13㎝ウーハーにホーンツィーターという組み合わせで、92ⅾBの音圧レベルを持つことにある。小型=低能率という昨今の常識からすれば異質だ。さらに、メタルの振動盤でバスレフポートもホーン形状という個性が数ある小型他機種とは大きく違うのだ。しかも比較的安価なのである。 オイラはRP-500MⅡの音が知りたくて隣町のショップに出向いた。山積みの小型スピーカー…

  • 岸部露伴ルーヴルへ行く

    2023年公開の岸部露伴シリーズ・スペシャル作品。 番組の「岸部露伴は動かない」については以前レビューしている。(2021-1-9 岸部露伴は動かない 参照)あの時はまだ3話しか公開していなかった。今では9話まで製作され、本作のような海外ロケをした2時間スペシャル番組まで作られる人気ぶりだ。すべて観てきているが、その感想は2021年の頃とほとんど変わらない。 最新作の9話「密漁海岸」や本作を観ると、遠い過去の柵が怪奇現象を引き起こす話になり、諸星大二郎の「妖怪ハンター」シリーズを思わせるので楽しみだ。リアリティを得るための取材・・という主人公のスタンスが、壮大な異世界体験に導かれる話になって欲…

  • 疲れる音

    疲れる音というと、ネガティブな表現と捕えるのが普通だ。でも、最近そうばかりでもない感触を得ている。 オーディオ誌の寺島御大の記事の中で、彼がある人に「良い音とは何か」をインタビューしたところ「疲れる音」と言われ、御大は感心したというものがある。そのときはオイラには意味が理解できなかった。それがサブシステムからゴキゲンな音が出るようになったら、なんとなく分かったような気がした。 ノイズが乗っている、バランスが悪い、耳に敏感な中高域にピークがあるといった理由で疲れるのは論外だ。基本的に優れた音なのに疲れるのは、大音量で長く聴いているからだ。「そりゃ疲れるの当たり前だろ!」と突っ込まれそうだが、裏を…

  • ザ・ゲスト

    2014年公開のB級サスペンス・スリラー作品。 長男が戦死して失意の家族に、戦場で友人だったという男が訪問する。その家族を守ろうとする訪問者に心を許していくが・・この謎の訪問者を演じるのがダン・スティーブンス。イケメン過ぎてスターになれない男だ。彼は一体何者で目的は何なのか、容赦ない暴力で家族を守っているようだが怪しすぎる。この中盤までのサスペンスがなかなか良い。そして、怪しむ娘が軍に問い合わせた事からボロが出始める。そこでランス・レディックがいかにもといった役で登場。後半の戦いに雪崩れ込む。これがおよそガッカリさせてくれる展開で、クライマックスはもう、なんじゃそれである。 イケメンの訪問者の…

  • SMの果てに

    先日、SMオーディオの延長で100均の融着テープをセカンドシステムのケーブルあちこちに巻き、いい感じで静けさが出て打音と持続音の両立を体感した。あれから日を置き、完全に融着した頃に再度試聴。いやはや、もうなんも言えねえ素晴らしいパフォーマンスだ。わざわざ熱を出すメインシステムに灯を入れる気がまったく起きない。 サードシステムを縛った時も感じたが、SMオーディオは音が抑制的になるという認識は先入観によるところが大きいと分かった。音量との関りがポイントなのだ。 実は、セカンドシステムでは必要に追われてSMオーディオをずっと実践していた。地震対策上、小型のTADモニターはスタンドとチューニングベルト…

  • コールド・スキン

    2018年公開のB級ホラー文学作品。 ホラーも作り方で文学になるという一例で、実際モンスターとの格闘が多くを占めていながら詩情のある趣きが全編を通じて感じられる。しかし、ロシア文学作品のような悠長さはなく、緊迫感のある戦いと荒れる南海の孤島風情のギャップが新鮮だ。 1914年、流行するスペイン風邪から逃げるように南極海の孤島に主人公はやってくる。退屈な気象観測が仕事で、そこで変人の灯台守と出会う。ある夜、不気味なモンスターに襲われ、灯台守に助けを請う。その変人は女のモンスターをペットとして暮らしていた・・それからは夜な夜な襲って来る半魚人のようなモンスター達、そんな暮らしの中で、同居する女モン…

  • FE108-Sol

    懇意の店先に只者ではない様相のスピーカーがあった。それは、どこかの工房が作ったと思しきバスレフエンクロージャーにFOSTEXのフルレンジが付いたスピーカーだ。そのユニットがFE108-Solだった。調べてみると、このユニットは2015年に限定発売されたが、人気が高いようで昨年末に再発売されたらしい。オイラはスピーカー工作から離れて20年以上になるので知らなかった。 まず、その容姿を観て釘付けとなった。店員はそんなオイラを確信犯の目で見ている。一見、ベアホーン製かと思ったが、面取りがこっちの方が高度だ。木口が美しく硬そうで全面バーチ合板だろうか。まったく情報が無い箱である。そこに真鍮の高価なアダ…

  • ゲッタウェイ スーパースネーク

    2013年公開のB級カーアクション作品。もちろん、大昔のマックイーンによる名作「ゲッタウェイ」とは関係ない。 本作の9割以上がカーチェイスという、実に割り切った作品である。そのため、どんな派手なカーアクションでも飽きが生じてくる。だから飽きさせないように色々な手を打っているのがわかる。ブルガリアという珍しいロケ地、実に細かいカット割り、無理やり加えた爆破シーン、そして長時間観賞に耐えられる俳優の起用などだ。いつもなら、半端を嫌った割り切りの良い作品を褒めるところだが、どうにも空回りしている。 これはカーアクションを魅せるのが目的だから、他は粗探しするのは無粋だ・・とならないのである。中学生のと…

  • 100均デッドニング

    先日、100均で融着テープを買ってきたが使えなかった。早々に水道管も壊れないので無駄になりそうだ。それではと、SMの延長でこれを使って縛りのデッドニングをしてみよう。 デッドニングによる傾向は大体分かっているので、ここは利点が出そうなセカンドシステムにやってみる。何故なら音を聴く目的のシステムだからだ。場所はプラグやケーブルがいいだろう。こうした試みは一気にやり過ぎてみる方が良い。変化が分かることが大事なのだ。 セカンドシステムに関わる部分として、SACDPの電源プラグ、XLRケーブルの入出力端子、モノパワーアンプの電源プラグ、SPケーブルの余長を束ねた部分に2ターンほどキツク巻く。融着テープ…

  • SMオーディオ その2

    まず、いきなり失敗である。融着テープはパイプの修理にはいいが、大きな物体を縛るには向かないのが分かった。テープ自体に粘着性が無いし、思ったほど伸びないのでテンションを掛けて巻くことができない。しかたがないので、ビニールテープでやろう。 ケンウッドのR-K1000-Nは鉄板が薄く、天板、側面、底板にボン付く部分が多い。急所に割りばしをあてがい、ビニールテープを限界近くまでテンションを掛けて巻いていく。割りばしは木材なので、素材の悪い響きが乗らないだろうという判断だ。出来上がったミテクレは酷い!そういえば機器に備長炭を巻くマニアを思い出した。強いテンションは長く持たないだろうから、即試聴した。 ま…

  • SMオーディオ

    昔、機器の上に重しを置いたり縛ったりして振動抑制しようとする行為をSMオーディオと揶揄する向きがあった。 実際、スタビライザーやインシュレーターを振動抑制という考えで開発するのは時代遅れで、今では整振という考えから材質や構造を検討する時代だ。そうした商品もこれまで試してきたが、その効果は制振という単純なものより分かり難い。おそらく、音を整えるという所作は、開発者の主観が絡む曖昧なものだからだろう。 オイラは今でも鉛のような制振材を部分的に使っている。構造的に弱いならそれが有効だからだ。そこで今回、安価なサードシステムに徹底したSM対策をするとどんな音になるのか実験してみた。方法として簡単なのは…

  • 打音と持続音

    今回の話は、音楽や論者の教書から離れたオイラの感想です。 オイラは色々なジャンルの音楽を楽しみたいので、スピーカーは万能型の理想形を求めてきた。その行きつく先は無個性な平均値かもしれないけど、好みというものがあるから自分の理想には近づけてきたと思っている。でも最近、こりゃ両立できんなあと思ったのが、打音と持続音の満足の行く両立だ。 ピアノやシンバル、バスドラ、マリンバといった打楽器は叩いた瞬間の音なので、その切れ込みやスピード感が再生の優先ファクターになる。この場合、大音量再生がし易くダイナミックなスケールを狙うのも可能だ。ところが、フルートやヴァイオリン、オルガンといった持続音はノイズや刺激…

  • パリオリンピック閉幕

    パリのオリンピックが終わった。東京オリンピックの無観客開催という異常な雰囲気からは打って変わり、終始明るく賑わいを感じる大会の復活は喜ばしいものだった。 前回の冬季北京でも目立った運営サイドの不備や不満、ホームタウンデジションは、こうした大きな国際大会では当たり前となった。それを煽るSNSを含めて実に見苦しいものだ。それに対峙するアスリートの奮闘はいつ見ても美しい。 今大会も歓喜、涙があふれるドラマがあった。様々な競技で自己の努力を昇華した選手や、あっという間に失意の底へ落とされる選手を見ると、これが人生だなあと痛感する。オリンピックはスポーツのお祭りだけど、ただ楽しいだけじゃないからいい。 …

  • 誹謗中傷

    ネットでの誹謗中傷が大きな問題になっている。 先日湧いた都知事選挙、オリンピック、昨今ではフワちゃんの暴言など、悪口を言うのにネタが尽きない。このブログは平和そのものだが、オーディオ掲示板が沢山あった頃に出入りしたときは、オイラのようなシロウトは誹謗中傷に合うこともあった。そんなときは、その見苦しい人間性の是非に議論をすり替えて相手をしたものだった。でも趣味の同好の士ではめったに無いことだ。 問題になっているのは、自分がバレないのをいいことに相手が傷つくことを愉快犯として書き込む輩だろう。有名人を貶めることで、自分のストレス解消にしているわけだ。SNSは世界の距離が一気に縮まり、繋がりを感じる…

  • 腰痛という持病

    持病の腰痛に悩まされている。昔からの事なので、以前もどこかで書き込んでいる気がして検索してみたら4年前にアップしていた。(2020-6-17 突然の腰痛 参照) そうだった・・あの時はかなりキツクて医者に行ったのだった。腰椎の変形があるのでオイラは普通の人より腰への負担が大きいらしい。今回の痛みもあの時とまったく同じ場所だ。切っ掛けも特に思い当たらないので、おそらく積もった負担が疲労過多になって、つねにリカバーしている筋肉や筋に傷みがくるのだろう。 今回はまだ軽い方で、立ち上がるときに骨盤周辺の筋肉が緊張して背筋が伸びない。よぼよぼ爺みたいな姿勢が30秒ほど続く。実はこの程度の腰痛は2~3ヶ月…

  • ダイソーCD 再び

    ダイソーCDについては、100円という超ハイCPでありながら、その音質に注目すべきものがあると紹介した。(2011-1-21 ダイソーCD 参照)あれからずっと仕舞い込んでいたが、近年ではダイソー店頭にCDが消えているのに気が付いた。どこに行っても置いてないのである。 利益にならないのでやめたのだろう。ダイソーCDは、ブックオフで引き取らないし、他の中古ショップでも見た事が無い。こりゃ逆に付加価値が出るかも・・ということで、久しぶりに引っ張り出してみた。 ダイソーCDにはいろいろなシリーズがあった。オーディオ趣味人らしく大別すると、新録音と旧名演の再販に分けられる。後者はハイビットマスタリング…

  • RONIN

    1998年公開のA級アクション作品。 前回、久しぶりに昔のアクション映画を観て、ダサい演出にこんなもんだったかと疑問を感じた。そこで、昔見たが記憶にない作品を選んで再見してみた。 RONINN(浪人)は主演がロバート・デニーロで、当時売れっ子のジャン・レノと共演した事までは覚えている。実は他の共演者もなかなかだ。ステラン・ステルスガルド、ショーン・ビーン、ジョナサン・プライスなど、アクション映画の脇を飾った馴染顔がズラリである。で、肝心の内容はマジで感心した。 実にハードボイルドでリアリティ重視の筋立てが素晴らしい。なんでこんなカッコイイ映画を忘れていたのか・・当時はオイラも若く、アクションと…

  • F.L.E.D./フレッド

    1996年公開のB級アクション作品。(日本未公開) アマプロで本作の紹介に誤植があり、2023年の作品になっていた。オイラはまんまと騙されて観始めたが、すぐにこれは1990年代の作品だと分かった。だって、主演のローレンス・フィッシュバーンがスゲエ若いじゃないか。彼が「マトリックス」でスターになる前である。他にもスティーブン・ボールドウィンやサルマ・ハエックが登場。脱走,、証人保護、潜入捜査といったアメリカ刑事ドラマの定番要素を詰め込んだ脚本は悪くない。 こうして30年ほど昔の作品を観ると、演出のわざとらしさや、編集の甘さに時代を感じる。当時ならまったく不自然に思わない展開も、アクションに見慣れ…

  • ELAC コンチェントロ S-507

    ELACはハイルドライバー方式のツィーターを採用したメーカーで、市場では小型のBS 312シリーズが有名だ。大きさからは想像ができないパワフルな低音が魅力で、程度の良い中古があればセカンドスピーカーの候補でもあった。そのELACのハイエンドがコンチェントロシリーズで、S-507はディスコンとなっている。その新品同様の中古品が隣町のショップに鎮座しているので、どんな音か聴かせてもらった。 まず、その変態的な容姿に触れねばならない。ハイルドライバーを同軸化したミッドハイとミッドローユニットが正面にあり、ウーハーが両側面に2発づつという変則4ウェイ構成。超モダンでレトロ感もある斬新なエンクロージャー…

  • 新・仮想アースの自作 その3

    スピーカーへの仮想アース対策に効果があるのか、あれから何度も比較試聴を繰り返した。耳タコ、準耳タコCDを20枚ほど聴いただろうか。初めはメインスピーカーの背面に入るため、サブスピーカーをどかしての作業が面倒だった。それがもう、FALの前面から手探りでアース端末をマイナス端子に刺せる。その結果、やっとハッキリした。 スピーカーに仮想アースを付けると、音の荒々しい成分が落ち着いて見通しが良くなる。個々の音像は密度が高まりクッキリ分離する。音場が中央に凝集して奥行が深まる傾向があるが、これはソフトによって程度は異なる。明らかに大音量向きの音だ。この違いをハッキリ感じたのは、最近セカンドシステムで音を…

  • パリオリンピック開幕

    パリオリンピックの開会式が執り行われた。これから約2週間、スポーツの祭典が繰り広げられる。 東京オリンピックがコロナ禍の影響で延期となり、2年後の夏季オリンピックの開催なので早い印象だ。昔と違って、日本は様々な競技でメダルが狙えるようになった。プロ野球もJリーグもまったく興味が無いオイラでも、異人の中で活躍する日本人は観たいのだ。パリは地球の反対側なので、各競技のリアルタイムな熱戦は深夜放送になる。それを観る気はさらさらない。メダルが取れたニュースを観た後の鑑賞で十分である。 さて、史上初の屋外開会式を観た感想であるが、セーヌ川の船に乗って選手は入場し、様々な場所で祭りのイベントが行われる様相…

  • エクスペンダブルズ ニューブラッド

    2023年公開の超A級アクション大作。これまで本シリーズは劇場に観に行っていたが、本作は全く見る気が無かった。このシリーズは内容より、どれだけスターがお祭りに参加するかが重要で、その点実に見劣りするのが分かったからだ。 新しい主要な顔ぶれは、50セント、ミーガン・フォックス、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、アンディ・ガルシアとどう見ても2ランクはレベルダウン。やっと味が出てきたテリー・クルーズが降板とはどういうことだ?バンダムがもう一度出たいなら、出してやれよと言いたい。マイク・タイソンあたりにも声を掛けるべきだろう。 そして、内容も酷い。滑り出しの指輪を巡る酒場のシーンはまさに無駄。戦闘シー…

  • 新・仮想アースの自作 その2

    今回は備長炭の替わりになるものを探さないといけない。すると良さげなモノとして金属タワシに注目した。音質を考慮すると銅製のタワシが良さげであるが、数集めると高価になる。今回、音質は考えないので一番安いスチールウールたわし15個入りを購入。それをステンレス製針金でグルグル巻きにして、プラケースにぐいぐい詰め込んでいく。蓋の中心にステンのボルトナットを付けて針金の末端を繋いだら完成。2つの仮想アースが20分で出来上がった。材料費は2個作って600円弱だ。こんなもので効果が有ったら笑うだろう。 アースケーブルは前作でも使ったオーディオクエストのF14にしよう。かなり余ってるし。電工用のバナナプラグを末…

  • 新・仮想アースの自作

    仮想アースの自作は2017年の秋にやってみたところ、効果の高いものが出来上がって今でもDACに繋がれている。(2017-9-27,29 仮想アースの自作 参照) 今では各機器に様々なタイプのものを繋げている。ところが、論者の福田雅光氏が誌面で仮想アースはシステムに一つが良いと発表した。当然、オイラも検証してみたのだがハッキリしない。理論的な理由も無く、経験則で公言されたことなので、ケースバイケースではないかと思っている。そんな福田氏がスピーカーに仮想アースを付けると効果が高いと言い出した。それは他の機器に付けた仮想アースとダブル使用でも問題ないと言う。 スピーカーに何で仮想アースが必要なのだ?…

  • マイナンバー保険証

    先日、いつものように2カ月に一回の薬(高血圧、コレステロール)を貰いに掛かり付け医に行った。 すると、6月6日から診察もしないとダメになったらしい。法律が変わって薬だけ貰うわけにはいかないようだ。幸い、オイラの掛かり付け医はいつも空いているのでまだいい。母親の行くトコはメチャ患者が居て、同じような時間に出向いてもかなり待たされることになったらしい。 やれやれと思いながら隣にある薬局へ。すると、マイナンバーカードがあるかと聞かれた。取り出して所定の場所に置くと、画面に暗証番号か顔認証か選べときた。暗証番号を失念していたので、顔認証しようとマスクを外そうとしたら認証終了。まだ画面も見ていないぞ?「…

  • キングダム 大将軍の帰還

    キングダム実写映画のクライマックスと言われる本作を観てきた。これまでの3作は大ヒット、そして本作はそれらを上回る評判なので劇場に足を運ぶ気になった。そして、結構満足している。 前作では龐煖が単独で現れたところで終了した。この先の流れも、原作漫画やアニメを観てきたオイラは全てわかっている。龐煖の神がかった強さを吉川晃司がどう演じるのか。これが中々いい。線の細さを迫力と不気味さで補い、マンガチックな戦いにも説得力があった。対峙する羌瘣の神速の動きも大変巧みに魅せてくれた。もう一度観たいほどだ。 その後の信を助けた尾到の死も、流れの間隙を打った感動の場面として魅せ場になっている。そしていよいよ趙国軍…

  • アンチグラビティ

    2020年公開のロシア製B級SF作品。 ロシア映画は俳優、スタッフ共々まったく知らない。それでもSF作品は結構入ってきているので、たまに観ると似たような特徴がある。それはハリウッド作品の定石と違って静的な印象が強く、クライマックスにボルテージを上げる構成をとらないケースが目につく。そして、編集も独特で不親切なカットが多い。観客の理解を手助けするより、あえて煙に巻くようなところがある。それでも昔に比べれば、グローバルな演出になってきたと思う。 本作は「マトリックス」や「インセプション」のアイデアを独自の脚本に上手く消化して、中々インパクトのある世界観を披露してくれている。冒頭からの、シュールリア…

  • 音のスピード感

    音にスピード感がある・・初めはこれが何だか分からなかった。 機器によって、音が耳に届くまでの時間が早いなんて事があるはずがない。音楽が変わってしまうではないか。振動盤の反応の速さ、軽さ、立ち上がりや立下りの速さやキレが聴感上のスピード感に反映するのだろう。 記憶が確かではないが、音のスピード感を重視していた論者が長岡鉄男氏だったと思う。音を褒めるときの言い回しで、よく「ハードでダイナミック」と言っていたが、スピード感と関係は浅くあるまい。そんな氏が愛用するスピーカーは、ほとんどがFOSTEXのフルレンジだった。氏の図面集には様々あるが、パルコン時代から方舟時代までレファレンスにしていたユニット…

  • パラレル 多次元世界

    2018年公開のカナダ製C級SF作品。題名通り、パラレルワールドを扱ったSFの小品で、俳優は全く知らない。SFといってもほとんどギミックも無く、TVドラマの製作費レベルと思われる。 パラレルワールドはタイムトラベルのようなパラドックスは起きないので、別世界の自分と遭遇したり殺害したりしても矛盾が生じない。上手く活用できればとんでもない野望が実現可能だ・・そんな人間の醜い側面が次第に人格を蝕んでいく。仲の良い友人と思えた関係も崩壊して悲惨な末路に向かっていく・・割と定石通りのサスペンスがあっていい。微妙に異なる他世界との相違点を使って、元の世界で財産を築いていき、別世界が犠牲になることも躊躇しな…

  • Ado

    彼女の歌に始めて接したのは、2020年の秋に運転中のラジオからだ。もちろん、流れていたのは「うっせぇわ」で、変わった歌手が出てきたな‥ぐらいな印象だった。こうした奇抜な歌でデビューする輩は、大体が一発屋なのでその後はまったく気にしていなかった。 オイラは歌番組を見ないし、配信音楽にも興味が無かったので、彼女が一発では終わらずに猛進していた事は知らなかった。気になってきたのは、映画「ワンピース」の劇中歌で大ブレイクしてからだ。ちなみに、この映画は観ていない。でも彼女のアルバムを聴いてみたいとは思わなかった。それが最近、大きく見直すことになった。 切っ掛けはユーチューブである。彼女の曲を聴いた海外…

  • ホーンスピーカー

    ホーンスピーカーについて思う事を書いてみたい。ここでいうホーンスピーカーとは、市場で大多数を占めるフロントホーン方式のことで、本格的なものは使ったことが無い。だからグダグダ言うのも見苦しいのは承知之助。一応、店頭や友人宅では聴いているので、ある傾向を感じている。 まず、オイラがホーンを採用しないのは、第一に金が掛かるからだ。本格的なホーンスピーカーは安価ではない。安く作れるはずが無いのだ。ホーンスピーカーの魅力は高能率で生々しい出方にある。音圧の快感や切れ込む鋭さを魅力とする音楽に実力を発揮しよう。だから、ジャズファンにホーン好きが多いと理解する。そのためには、高能率の確保と反応の速さが必要で…

  • エイリアン: コヴェナント

    2017年公開のA級SFホラー作品。エイリアンシリーズの前日譚を壮大な発想で切り込んだ「プロメテウス」の続編だ。 今更観る気になったのは、アマプラで無料配信が終わるとの案内があったので、慌てたという話。プロメテウスを劇場に観に行って、大風呂敷を広げたまんま終わったので興味はあったのだ。ただ、あれから12年も経っているので記憶があいまいで復習する必要があった。 で、本作を観ての失望感は実に大きい。なんせ、プロメテウスの壮大な予告はほとんど無かったものとされ、大変チープなホラー話になってしまったのだから。もはや人類の起源とかどうでもよく、前作でセロン様がでてきた意味すら無くなってしまった。 予算も…

  • リビングオーディオ

    リビングオーディオを勝手に定義するならば、家族がくつろぐ居間で実践するオーディオとなる。自分の部屋やオーディオ専用ルームで実践するオーディオとは大きく違うのだ。 オイラは生粋のリビングオーディオ。そもそも自分の部屋なんて無い。寝る時もこの部屋のソファーで寝落ちしている。そんな人は少数派だろうが、プライベートルームが無くてもオーディオが楽しめる実例だ。何が違うのかと言うと、まず第一に家族がくつろぐ空間であることが優先される。だからセンターTV方式が合理的だ。映画も楽しむオイラはむしろ好都合と言える。そして、オーディオ機器は幅をきかせてはいけない。ウチの居間は11畳で、オーディオ機器はTVも含めて…

  • 鬼滅の刃 柱稽古編 終了

    柱稽古編が終了した。前作の刀鍛冶の里編から約1年、今のアニメ制作事情からすれば早かったと言えよう。 そもそもがアニメ化を考慮して原作が描かれるわけではないので、ここを切り取ってシリーズの一遍とするのは無理があるなあと思っていた。実際、刀鍛冶の里編をここでレビューしたとき、オイラは本作を2時間ほどのスペシャル番組でまとめるのではないかと予想していた。原作を逸脱しないで話数を作るには、内容が少なすぎるのだ。それを8話まで引き延ばし、しかも1話、7話、8話は30分枠で収まらずの延長である。 どうやって話数を稼いだのかと言えば、一つはアニオリの膨大な追加だ。原作には無い展開が追加されるのをファンは快く…

  • デウス・侵略

    2022年公開のB級SFサスペンス作品。 主演のクラウディア・ブラック以外は知らない俳優。彼女もあまりに老けて、スターゲイトSG-1のときの面影が無い。いわゆる安っぽい宇宙もののSFの一つになるが、よくある話と思わせながらも緊張感を強めに最後まで観る者を引っ張る。 B級SFはアイディアが重要、その意味ではクライマックスのオチとなる真相は新味があっていい脚本だ。ただ、宇宙船内の数少ない搭乗者だけの展開なのに個々のバックボーンがまったく語られない。俳優が無名であることも相まって、まったくドラマとして薄っぺらく感じてしまう。人物紹介は序盤のダレる要素という判断は分るけど、何か特徴を付ける描写があって…

  • 2.1Ch方式スピーカーシステム

    2.1ch方式とは、小型スピーカーに低音を補うサブウーハーを1つ加えたシステムで、既製品では比較的安価なセットものや、AVシステムに採用されることが多い。 我が家ではサードシステムで2.1ch方式を採用している。(AV使用の時はTVの音声プラスで4.1ch)昔、実家にいた頃はダイヤトーンのDS-500をメインスピーカーにして、YAMAHAのYST方式サブウーハーを加えた2.1ch方式を基本にしていた。だからこの方式を扱うコツは大体分かる。 まず、メインスピーカーは当然小型となるが、低音は捨てたマイクロ密閉型が良い。へたに低音を頑張ったものは、サブウーハー選びにハードルが高くなる。そして、能率の…

  • 旬の声

    オイラはボーカルものは9割以上が女性の声だ。もちろん、お気に入りのアーティストはいるが、熱烈なファンになったことは一度も無い。 熱心な方は同じアーティストをずっと追っかけて、ファンクラブに入ったり晩年になってもナイトショーに参加したりする。そうした人達は、おそらくそのアーティストの人柄にあこがれているのだろう。オイラは歌手の声とメロディが気に入ったか否かだけなので、ある時期気に入っても旬が過ぎれば終りだ。ただ、その歌手の声はいつが旬なのかは聴く人によって違うと思う。 オイラはやはり若く美しい女性の声が好みだ。語弊があるかもしれないが、女性が若い頃は高域の伸びがいい。これが円熟を帯びてくると、声…

  • 奇談

    2005年公開のB級ファンタジーホラー作品。これはオイラが愛読する諸星大二郎の漫画で「妖怪ハンター」シリーズの初期に発表された「生命の木」を原作としている。 このシリーズは、日本古来の伝承を異端の民族学者が解明していくもので、独特な説得力のあるホラー仕立ての短編集だ。生命の木は大変印象深い作品であるが、とても映画化に向いた話とは思えない。よって、原作とは異なる脚本と演出で仕上げてある。 主演は藤澤恵麻で映画デビュー作となる。本来の主役は阿部寛演じる稗田礼次郎のはずだが、この作品はこの方が映画としてまとまる。オイラは映像化が原作から離れても問題ないと思うし、映画に相応しい造りに置き換える判断は当…

  • エレクタアマトール Ⅲ

    隣町のショップでエレクタアマトールⅢの中古品がある。実物を見ると、とても状態の良い美品だ。さっそく聴かせてもらおう。 ところが間が悪く、CDPと結線していない。よってアナログか配信のハイレゾで聴くしかない。配信はアマゾンで、スマホで検索する。これがソフトを選ぶのに大変面倒くさい。CDならジャケットを見るだけでコレとこれ・・と、直ぐ選択できるのに、アーティストや曲名を打って小さな画面で探さねばならない。しかも、やっと見つかったと思ったら、アルバムの全ての曲があるとは限らないのだ。イライラして、もうウィリアムス浩子ならどれでもいいよ。と言ったら、彼女の曲が一つも無いという。まあ、それでも試聴によく…

  • サードシステムの不具合 更新

    この前、サードシステムのフルデジタルアンプ(KENWOOD R-K1000-N)が故障したが、自然復旧した。(2024-6-1 サードシステムの不具合 その2 参照)しかし、いよいよダメだ。 あれから二十日間ほど普通に使えていた。でもやはり前触れもなくスイッチが入らなくなった。症状は同じ、プロテクションリレーが作動してしまう。また3日ほど経てば復旧するのかもしれない。しかしもう諦めた。幸い、懇意のショップにあった中古の同機種が売れていないので、ついに更新することにした。 故障したアンプを持っていき、ショップでテストすると何事も無かったように電源が入る。フッ・・そういうものなのだ。もういい、お前…

  • PUSH 光と闇の能力者

    2009年公開のB級SFアクション作品。 たまには少し古い作品を観ると、懐かしい俳優や若かりし姿に嬉しくなってしまう。本作はエスパー系のSFエンタメで、この当時ブームになったものだ。そんな中のひとつであるためもう観る気は無かったが、ユーチューブで吹替版が無料配信していたのを観ることにした。すると、なかなか興味深い一品だったものだ。 まず、俳優陣が実にいい。主役がファンタスティック4を卒業してキャプテン・アメリカになる前のクリス・エバンス。ヒロインが大人になる前の一番可愛いダコタちゃん。共演するのが、今やエンタメ映画の脇役に欠かせないクリフ・カーチスやシャイモン・フンスー、そして、懐かしい女優の…

  • セルゲイ・グリシュク

    ユーチューブ繋がりで、数年前から気になっていたアーティストだ。ロシア方面の音楽家と思われるが、ググっても素性が分からず、CDも出していないように見受けられる。ただ、ユーチューブでは何曲も発表していて、皆打ち込み系のインストである。 その曲調が、哀愁のある日本の歌謡曲をアレンジしたかのようなものばかりで、ポール・モーリアやリチャード・クレイダーマンのヒット曲のようでもある。どの曲も似たような印象だ。30年位前に表舞台で作曲していれば有名になったのではないか。 オイラ好みのメロディなので、ぜひ打ち込みではなく生演奏でCDを出してほしい。 www.youtube.com www.youtube.co…

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