あらすじ
【ページ数が多いビッグボリューム版!】樹木暦1294年。音が“見える”ラッパ手の少年・リュカは傭兵団に属しながらも戦争を嫌い、楽師になる事を夢見ていた。しかしある日、「枝憑き」と呼ばれる力が発現し、彼の運命は大きく動き出す――。巨弾“軍記ファンタジー”堂々開幕!!
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これはいい
これはいい!
スケール感がすごい。
「進撃の巨人」や「ベルセルク」のような独特の世界観であり、ストーリーもよく練られている。
登場人物たちに「根っからの悪人」がいないのも気持ちいい。
個々の「枝憑き」の能力が意外とショボく、「花冠」のスケール感と比べると圧倒的な差があるのが気になるが、これは恐らく将来への伏線なんでしょう。
「塔下」の秘密も、1巻ラストである程度明かしておきながらその後がなかなか出て来ないが、それも大きな伏線なんだと思う。
ところで、出てくる国名や2巻に出てくる地図を見る限り、舞台はヨーロッパ(帝国がイギリス・ロンドンで、教皇領はまんまイタリア・ローマ)なんだけど、これは伏線なのか、単にもじっているだけなのか、どうなんだろう?
とにかく、ここまでのスケール感を感じさせる作品はそう多くなく、先が楽しみな作品。