村田沙耶香の作品一覧
「村田沙耶香」の「コンビニ人間」「地球星人(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「村田沙耶香」の「コンビニ人間」「地球星人(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
おもしろかった!
テーマで言うと多様性なのかな。
多様性多様性って言うけど現実社会ではそこまで浸透していない。
いわゆる普通じゃない人を変わり者扱いし、そこに対してズカズカ干渉してしまうといったことは日常ではよくあること。
普通という型や世間体に合わせられる人はいいかもしれないが、合わせられない人もいる。
結婚するかしないか、子どもをつくるかつくらないか、どんな仕事をするか、などは人に強制するものではなく、その人がそれで良ければそれを尊重するのが良いのではないか。
人にこうあってほしいというのは誰もが思ってしまうけれど、その人はその人の人生や生き方がある。
必ずしも普通にならなくても、少し
Posted by ブクログ
自分の世界を見つけた恵子さん。コンビニの部品として生きる彼女の視点から見た世界の整った心地よさに安心させられる。どうかこのまま、何事も変化がなく過ぎてほしい。序盤はそのような気持ちにさせられる。
白羽は、彼らの言うよくわからない偏見括りでは、恵子と同じカテゴリーに入るのかもしれない。ある種の生きづらさを抱えながらも、恵子と決定的に違うのは「あちら」の世界に拘り続けたということ。本当は隠れたくて仕方ないのに…
引きづられるかと思いきや、最後の展開は痛快。天晴れ!恵子さん。私は彼女が好きだ。あんたたちの言う「普通」でなくて何が悪い?と恵子さん以外の登場人物全てに勝利宣言をしてやりたい。
※この世
Posted by ブクログ
村田さんの作品は、「わかるわかるー」から「わからない!!!」への飛躍が激しく、その浮遊感が気に入っています。もしかしたらそのぶっ飛び具合がストーリーの破綻に見え、だからこそ西加奈子さんが「村田沙耶香は小説がヘタ」っていうのかもしれないけれど、これはもう唯一無二の才能だなと思う。
スクールカースト(小説内ではピラミッドと呼ばれてますね)をリアルに描いた作品で、私も他の皆さん同様自分の学生時代を思い出して何度も胸がぎゅっとなりました。私も主人公の結佳にちょっと似て、カースト下位のくせに上位の男の子と付き合うようになり、でも小川さんみたいなイケてる女子たちから冷やかされるのが嫌で早々に別れてしまっ