綿貫ろんの作品一覧

　３巻なので基本構造は割愛。
　情報を収集し、理解し展開を読んだ上で覇権を取るために行動する３巻は、地域の勢力図を描いた上で必要な戦力を確保するための行動に出る。
　古本で検索すると３巻までしかヒットしないので完結かと思ったら続いていた…４巻から先はデジタル専売？
　わたしの一番嫌いなパターン。
　好きな作品なだけに余計イラッと来る。
　ゾンビ作品としてもの凄くよく考えられていて完成度が高いと思うのだが、悪い評判の多さもよくわからない。
　「Ｚ」でゾンビ物と気づかず著者の傾向からセクシー目的な読者達かな。

　以前のゾンビ月間で１巻が気に入り漸く見つけた２～３巻。
　ゾンビで溢れた町を生き残った女の子が、この状況を利用して覇者を目指す物語。
　観察して対策を立てて安全を確保しつつ勢力を広げていく。
　このままゲーム化しても面白そうでもある。
　前巻で世界観を説明し今巻で実際に別のグループと闘う流れであるが、戦略物としても十分面白い。
　他の人の感想を読むともの凄く評判が悪いんだが、意味がわからない。
　アダルト系出身の作家だがお色気描写は薄い。
　それが原因だとしたら寂しいね…。

　わたしの六月はゾンビ月間。
　タイトルで購入したシリーズ。
　
　突然ゾンビであふれた世界。
　学校に残された少年が、破天荒な女子高生二人組に拾われる物語。
　もともと政治家としての頂点を目指していた女子高生は、状況を把握し世界中ゾンビであふれた環境を利用し、ゾンビを使役した国作りで天下統一を目指す。

　ゾンビものの定番を押さえつつ、踏襲しない構成でゾンビファンも飽きさせない。
　北斗の拳な世紀末覇者は、核戦争で滅びかけの人類を拳法でなんとかする話であるのに対し、ゾンビで滅びかけの人類を武力と政治でなんとかする話か。

　感想を追いかけると、かなり評判が悪いようだけど、普通に面白いのにな。...続きを読む
　作画担当が、お色気作品出身のようなのでお色気目当て層が不満の声を上げてられるのかしら。
　原作担当の別作品の「導国の魔術師」もわたしは凄く好きだったのに打ち切りっぽく終わっちゃったし・・・。

新レギュラーロリっ娘加入！

　ここにきて一気に明かされていくライバル組織たちの情報。暴力団の関東新選組に理工系学生集団不死研、そして当面の敵となりそうな格闘技無頼集団RWC。
　彼らに対抗する手段を求め、主人公たちは戦闘力A級ゾンビ集めに向かうのですが、格闘試合会場で新たな仲間となりそうなロリ少女と遭遇します。健気な感じで可愛いキャラです。
　彼女には何故かゾンビに襲われない不可思議な能力があるようで。それがどの程度の助力になるかは次巻に続きそう。
　３巻の見せ場はキックボクサーゾンビをヒロインタッグでGETするシーンですね。

ゾンビを指揮する女達

２巻からは荒くれ無法者集団とゾンビ１００体を保有するJKチームのバトル！
要塞化された敵のデパートをゾンビ軍と最強ガールズが武力制圧します。まあ人殺しはもっぱらゾンビの役目なんですけどね。
敵方に嘘の情報を伝えるなど頭脳戦の要素も有り、なかなか面白いです。