桜庭一樹の作品一覧
「桜庭一樹」の「紙魚の手帖」「GOSICK 全9冊合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「桜庭一樹」の「紙魚の手帖」「GOSICK 全9冊合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
1999年『夜空に、満点の星』でデビュー。『推定少女』、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』、『青年のための読書クラブ』など多数の作品を手がける。『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)受賞。2008年『私の男』で第138回直木賞受賞。この作品は2014年映画化されている。
Posted by ブクログ
桜庭一樹先生の代表作の一つ。
1番大好きな作家さんなのに、なぜ今まで読まなかったのだろう。
桜庭先生独特の世界観が大好きです。
ミステリーと聞いていたけれど、1部、2部は全くミステリー色がなく、あれ?と思っていたところ、3部でミステリー色が出てきました。
3部の主人公が付けられるはずだった、「自由」という名前、これは「家」というものから「自由」になる世代という意味で付けられたのではないかと思います。
万葉も毛毬も生き方は違えど、「家」に属して、「家」を守っていた女たち。
瞳子はきっと「家」に縛られず、「自由」にこの物語が終わった後も生きていくのでしょう。
そして、きっと赤朽葉家は静かに終わり
Posted by ブクログ
解説にもあったように、最初の1ページ目から結末がわかっていて、でも最初だからただ単に(こういう話か…)としか思えていなかった。
なのに話が進むにつれて、「あたし」に感情移入するにつれて、どんどん藻屑が好きになっていって、それが最初の1ページを思い出させてはどんどん息苦しくなっていって。
でも、オチはそれだけじゃなかった。
「あたし」の周りが変わっていった。「あたし」の周りを見る目だって変わっていった。
「あたし」は藻屑と共に生きて戦って、ずっと藻屑は「あたし」の中にある。そういうラストだった。本当に良かった。いやちゃんと欲を言うならば、藻屑は「あたし」と大人になっても一緒に生きる戦友であって欲