尾形仂の作品一覧
「尾形仂」の「新版 おくのほそ道 現代語訳/曾良随行日記付き」「芭蕉のこころをよむ 「おくのほそ道」入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「尾形仂」の「新版 おくのほそ道 現代語訳/曾良随行日記付き」「芭蕉のこころをよむ 「おくのほそ道」入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
少し前にドナルド・キーン大先生の「百代の過客」を読んだら,おくのほそ道のことが絶賛されていたため,そういえばちゃんと読んだことがないなあ,と思い購入.他社からも色々なバージョンが出ているのだけど,一番詳しそうなものを買ってみた.
いや,松尾芭蕉は天才である.研ぎ澄まされ,かつ繊細な感覚は俳句のみならず,その間をつなぐ散文部分にも発揮され,しかも文章に全く無駄がない.
解説等によれば,芭蕉は草稿を何度も推敲し,際限なく修正を繰り返していたようだ.そのこだわりが紀行文の金字塔ともいえる おくのほそ道 を生み出している.
不勉強で知らなかったのだが,そもそもこの旅の目的は歌枕を巡ることであって,歌枕
Posted by ブクログ
「涼しさを我宿にしてねまる也」は松尾芭蕉が尾花沢で詠みました。『おくのほそ道』に収録されています。ドナルド・キーンDonald Keeneさんは「Making the coolness / My own dwelling' I lie / Completely at ease」と訳しています。
芭蕉は元禄2年5月17日に尾花沢で知人の豪商の鈴木清風を訪れました。尾花沢は羽州街道の宿駅です。清風は紅花の商いをしていました。清風に丁重にもてなされて寛いでいる気持ちを俳句にしたとされます。丁重にもてなされたことは嬉しかったでしょうが、あくまで「涼しさを私の宿にして」と自分の快適さを喜びとし
Posted by ブクログ
NHK教育でやってた4回シリーズで取り上げられていました。
ちょうどその頃、松島も経由して東北に旅行(といっても、芭蕉の百倍以上のはやさで駆け抜けたわけですが)したこともあって、面白くみていたので、原文にあたる次第。そういえば、ギャグ漫画日和の芭蕉と曾良も結構好きだったりして。
正直、古文はそれほど得意ではなかったので、苦しい部分もありましたが、現代語訳やら、用語、歌枕解説など、きちんとついているので、全部読むというよりは、エッセンスを拾うという感覚で。
テレビの解説は色々目からうろこで、まずは、本作品自体、ノンフィクションの紀行文ではなく、いろいろ、現実から編集が施されたフィクションで