ニール・シュービンの作品一覧
「ニール・シュービン」の「あなたのなかの宇宙 生物の体に記された宇宙全史」「進化の技法――転用と盗用と争いの40億年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ニール・シュービン」の「あなたのなかの宇宙 生物の体に記された宇宙全史」「進化の技法――転用と盗用と争いの40億年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
バラバラだった西洋科学がつながりはじめた
相対性理論から素粒子の時代になって
ニューエイジと言われる総合的な視野による
学問の扉が開いた
それは東洋的で一成る特化した答から離れ
対立と無関心の心の垣根を外して
調和へ向かう共生的な解放の時代を模索し始めた
古生物学者であるこの著者もそんな一人のようだ
「人の中の宇宙・宇宙の中の人」という無限観とか
宇宙観という視野の広い俯瞰した世界を紹介している
美学に哲学から倫理学に宗教も含めた選択肢の中で
物理も化学も生物学も全てを網羅した全体と
それを支えているあらゆる部分が入れ子になった
夢幻的な関係から人間とはどこから来て
何をしようとしているのか
Posted by ブクログ
批判者から「進化は漸進的にではなく一気に進む」と言われたダーウィンは、「漸進的な変化には機能の変化が伴う」と反論した。後世の研究は、正に「機能の変化」こそ、生命史上の大進化が起きたメカニズムを説明するキーワードだと明らかにした。古生物学者が発生生物学、遺伝学、ゲノム研究の成果から進化の謎に迫っていくサイエンス・ノンフィクション。
太古の水棲生物が陸に上がるときに肺を持つことができたのはなぜなのか。飛ばない恐竜の表皮に今の鳥類と同じような羽毛が生えていたのはなぜか。なぜさまざまな動物の種で胚が似ているのか。こうした謎を解き明かす過程で、ダーウィンが残した「機能の変化」という言葉がいかに的確に
Posted by ブクログ
30年ほどまえ、修士論文のために遺伝的アルゴリズムを研究していた。出来上がった論文はゴミだったが、いくつか知見を得ることはできた。最大の知見は、画像認識あるいは人工知能研究のためには当時の時点ではコンピュータのパワーが圧倒的に不足しているということ。
当時、遺伝的アルゴリズムの研究者にどれほどの人材が参加していたかは不明だ。もともとが遺伝子のふるまいをごくごく単純にモデル化したにすぎないもので、実用に耐えうるのかという疑問が指導教員をして当方にテーマを授けさせたと感じている。単純なモデルに不安を感じたのは指導教員だけではなかったのだろう。門外漢が付け焼刃的な学習から得た遺伝子のそれっぽいふるま
Posted by ブクログ
「生物の体に記された宇宙全史」との副題が付けられているが、正に読み終わるとそれを実感する。ビッグバンから始まり、まず水素が、そしてヘリウムが生まれ、物質・反物質の不均衡から物質が生じ、超新星の爆発から周期律表の鉄以降の元素が出来て、それが幾多の銀河を形成して、我々の身体ですらそれら超新星爆発由来であるという、まことわかりやすい説明で、正に蒙を啓いたというのが実感である。その後は地球に話は集中するが、太陽系内の絶妙な位置関係、46億年前からの水、炭素の働きよる氷河期の繰り返し、大陸移動説の検証、などなど興味が尽きない。合間には関係する科学者のエピソードが散りばめられていて、単なる科学書の様な固さ