塩田武士の作品一覧
「塩田武士」の「存在のすべてを」「罪の声 昭和最大の未解決事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「塩田武士」の「存在のすべてを」「罪の声 昭和最大の未解決事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
平成三(1991)年12月
神奈川県の厚木と山手で起きた【二児同時誘拐事件】
未解決のまま時効を迎えたこの事件を30年後の令和三(2021)年、当時を知る新聞記者が再び調べ始める。
まず序章でぐぐっと引き込まれてしまう。
身代金の受け渡し。
犯人の指示に従うまま、一億円を持って走り回るのは4歳の孫を誘拐された65歳の祖父。
誘拐犯、警察、祖父…
スリリングな展開はスピード感も抜群!
人物描写が秀逸だから一人一人の姿がありありと目に浮かぶ。
とは言え登場人物が多く相関図も複雑になりそうなので、簡単なメモをとりながら読み進めた。
厚木の子供は無事保護できたが、山手の子供は保護できず犯
Posted by ブクログ
力のある作家が、一生をかけて1つ書けるかどうかの傑作。
孤独と愛、そして存在。確かにあるのに、気づけていない存在が放っている美しさ。
それが重厚なストーリーと美文で綴られている。
誘拐をテーマに事実と真実を描く作品としては、同じく大人気の流浪の月があるが、個人的にはこちらの方が好きだった。
この作品は是非まとまった時間が取れるときに読んでほしい。長い物語、かつ構成も複雑なので、仕事終わりの夜、片手間に数ページ読むには大変すぎる。
一方、長いが文が美しいので、毎ページが心地よい。複雑ではあるが、構成がよく練られている。
私も写実の作品を鑑賞し、存在を感じたい。そして、日常でもよく物事を観察