小山慶太の作品一覧
「小山慶太」の「科学者はなぜ一番のりをめざすか 情熱、栄誉、失意の人間ドラマ」「犬と人のいる文学誌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小山慶太」の「科学者はなぜ一番のりをめざすか 情熱、栄誉、失意の人間ドラマ」「犬と人のいる文学誌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
人文系の歴史と理系の自然科学の融合の試み。科学の進歩と世界史をリンクさせた一粒で二度美味しい一冊。
科学の発展に居たら背景を歴史を基にして記述していくという独自のスタイルの作品。
イギリス王政復古の頃のニュートン、フランス革命期の化学革命、本書で取り上げる中で最も有名なのは第二次世界大戦とアインシュタインらによる核物理学の進展など。
中でも一番具体的で興味深かったのは普仏戦争に勝利したプロシア。あの「最後の授業」のアルザス・ロレーヌ地方を得る。鉄鋼や石炭の豊富な地域。産業革命に遅れたドイツは重工業特に製鉄業を振興させる。製鉄の工程で必要な高温の測定。これが十九世紀物理学とは大きく異なる量