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『ベイビーステップ』完結!勝木光インタビュー

『ベイビーステップ』完結記念 勝木光先生インタビュー

『ベイビーステップ』完結第47巻配信記念☆勝木光先生へのBookLive!独占インタビューを特別掲載♪

『ベイビーステップ』完結記念特集

【BookLive!限定】勝木先生描き下ろしイラスト!

完結47巻までとファンブックを収録した超合本版も配信中!

『ベイビーステップ』完結記念!BookLive独占☆勝木光先生インタビュー

――『ベイビーステップ』完結おめでとうございます!最終巻発売を迎えるにあたり、全47巻を走り終えた感想をお聞かせください。

勝木先生:初連載でまさか10年も描かせていただけるとは思っていなかったので、ここまで支えてくれた読者の方と協力してくれた方々には感謝してもしきれません。自分一人ではこの作品は成り立たなかったので、私の一存で終わらせてしまって申し訳なくもあります。とても恵まれた作品だったと思います。

――第41巻の巻末で、「#388」池のウィンブルドン・センターコートでの試合を描く際に「緊張した」と書かれていましたが、『ベイビーステップ』を執筆する中で、特に思い出深いコマやシーンはありますか?

勝木先生:風景が中心のコマは、取材で行った所と頑張ってたスタッフを思い出して好きです。神田に負けた後丸尾が泣くシーンは、自分がやりたかったことが過不足なくできた気がします。

――連載をする上でもっとも苦労したことを教えてください。

勝木先生:試合が長くなってしまうことです。本当はもっとてっとり早く試合を進めたい時もあるんですが、ついつい細かく描いてしまって。スポーツ漫画は読み切りでも描いたことがなく、『ベイビーステップ』がはじめてだったので、最後まで手探りでした。

――勝木先生ご自身は、ベイビーステップ内のキャラに例えると誰のような性格ですか?

勝木先生:周りの人にはたまに「丸尾みたい」と言われることはありますがよくわかりません。自分では丸尾ほど几帳面ではないと思っています。

――漫画家を志すきっかけとなった作品と、憧れの漫画家について教えてください。

勝木先生: 小学生の頃に 『ふしぎ遊戯』にハマって漫画を描き始め、『ヒカルの碁』で少年漫画を描きたいと思うようになりました。憧れの作家さんは多すぎて挙げられません。

――『ベイビーステップ』は、ライバルたちと共に成長していく姿が魅力の一つだと感じています。先生ご自身がライバルだと思っている漫画家(あるいは作品)、期待している漫画家(あるいは作品)があれば教えてください。

勝木先生:ないしょです(笑)。

――第15巻~第17巻の井出との試合以降、エーちゃんが「ゾーンに入る」という状態を意識的に作ろうと試行錯誤するのが印象的でした。先生自身が、「ゾーンに入って漫画を描けた、あるいはテニスでプレーできた」という経験はありますか?

勝木先生:ないです。羨ましいです……。

――勝木先生の最も好きなテニスプレイヤーを教えてください。

勝木先生:レイトン・ヒューイット選手です。最初に好きになった選手だったので、今でも別枠で好きです。

――ベイビーステップの代名詞といえば、「エーちゃんノート」だと思います。勝木先生ご自身が「エーちゃんノート」のようなノートや日誌を書いていた経験はありますか?

勝木先生:はい、人並みに。……字は汚いです。

――『ベイビーステップ』は、ヒロインのなっちゃんの人気が非常に高い作品でした。なっちゃんの快活なキャラクターは、どのように着想を得たのでしょうか?

勝木先生:自然と出てきました。丸尾といて違和感のない女の子にしたかったような気がします。

――なっちゃん・エーちゃんと並んで池爽児も大人気のキャラクターでした(第1回人気投票3位)。池とエーちゃんの試合を期待した読者も多かったと思いますが、先生ご自身はこの2名の対戦をあまり意識しなかったのでしょうか?

勝木先生:連載をはじめた頃は、そこまで丸尾が強くなる所まで描けるかわからなかったので、憧れの存在として出していました。対戦させることは出来たかもしれませんが、タイミングが合わなかったですね。

――『ベイビーステップ』を執筆される中で、様々な取材を行われたと思います。取材をされる中で、最も大きな「発見」や「気付き」は何でしたか?

勝木先生:取材はすればするだけ発見や気付きがあるのですが、連載中の10年で「大きな」というと、テニスというスポーツのルールも常識とされることも大きく変わるんだなということです。歴史ってやっぱり人が作るんだなというか・・・これからも楽しみです。

――次回作の展望や、今後の漫画家活動での目標を可能な範囲でお聞かせください。

勝木先生:まだ未定ですが面白い漫画を描けるよう頑張りたいと思います!

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