※本記事は前回投稿の続きとなります。
幸いにも、1週間後の9月末に診察してもらえる病院を見つけることができ、いざ診察へ。午前中は動けないことも多かったので、午後からの予約にしていたのですが、朝からずっと診察のことばかりがグルグルと頭の中を駆け巡り、神経痛や胃痛がしていました。幸い、問診票は事前にwebから提出できるところだったので、時間をかけて準備できて良かったと思います。診察では、家族関係、会社のこと(職場でのハラスメントや労働時間等)、現在の症状等をいろいろと聞かれました。正直、細かなことまでは記憶にないです。結果として「うつ病」と診断され、1か月間、休職することとなりました。この時の気持ちは、「自分がうつ病?」というより、うつ病と診断されたことに「ホッとした」という気持ちだったことを今でも覚えています。「とにかく何の病気でもいいから、しばらく休ませてほしい」と、こころと体が悲鳴を上げていたんだと思います。
翌日、職場へ連絡し、そのまま休職生活がスタートしました。私の場合、一日中寝ていることしかできない日ばかりではなかったので、朝は無理でも、午後からは動ける範囲、やれる範囲のことをして過ごしていました。また、妻も協力的だったため、一人ではできないことでも、妻が付き合ってくれたおかげでやれることもあり、周りに理解者がいるのがどれだけありがたいことかを痛感しました。
加えて幸いにも、今はYoutubeや書籍などで、うつ病の情報もたくさん溢れているので、動けるときには色々動画を見たりして、どう過ごしていくのがいいのか参考にしていました。人それぞれなのでしょうが、趣味だったゲームには興味が湧かなくなり、また、テレビはノイズでしたが、Youtubeを見ること、読書や漫画を読むことができたことは良かったと思っています。ただ、集中力が持たないので、はじめは15分くらいで休憩といった感じでした。頭がパンクするという感覚はわからないかもしれませんが、本当に何も受けつけなくなり、ただただ、ボーっとして動けるまで待つしかない状況になりました。それでも、寝るだけが休みではなく、楽しむことも休むことの一つだと思い、読書は少しずつ続け、うつ病になるまでは読んでこなかったジャンルの「うつ病」、「心理学」、「自己理解」といった本に出会いました。
幸か不幸か、うつ病を患ったことが、私が「こころの声」と向き合うこととなるきっかけになりました。
4.「こころの声」と向き合う
11月に入ってから、少しずつ、自分の内面と向き合うよう時間を設けられるようになりました。とりあえず、いろいろ見ていたYoutubeや読んでいた本をアウトプットしていこうと思ったわけです。なかなか人間生きていく中で、ゆっくり立ち止まって自分自身のことを考える時間というのはないと思うので、うつ病を患って休んでいることは、貴重な機会であると、ポジティブに考えるようにしました。正直、つらいことを思い出したりすることにもなるため、焦らず、マイペースで進めました。そんな中で出てきたキーワードが「ファミリー > 平穏・時間・健康(こころ・からだ) > お金」だったわけです。これらの価値観に辿り着いた過程は、また別の機会に発信したいと思います。
2回にわたり、「こころの声」と向き合うきっかけについて、日記を頼りにまとめてみましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。まだまだ書き切れていないこともありますので、少しずつ発信していきます。
この記事を書いている現在まで、体調は少しずつ良くなっていますが、睡眠薬がないと寝られなかったり、日常生活が安定して継続できる状況にはなっておらず、急に「〇にたい」といった気持ちに襲われることもあったり、気力が湧かず寝込んでしまう日もあります。おそらくうつ病の回復期と言われる時期には入っていると思いますが。そんな状況で休職期間は延長しています。正直、復職する気持ちはまだ湧いてきておらず、まだ不安も大きい状況ですが、焦らず生きていきたいと思います。このブログの記事を書くのにも、まだ1時間は継続して集中できないですし、頑張ってしまうと、頭がパンクしてしまう感覚があるため、無理をしないようにしようと思っています。
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