声は声帯が出しているのですが、声帯自体は鍛えられません。 それでは、良い声を出すために、どこを鍛えればよいのでしょうか? 2011年2月26日、合唱団コール・リバティストに、プロ合唱団東混のテノール歌手大貫先生をお招きしての稽古を行いました。 声を出すときに、よく聴くと「ヒャー、ヒャー」と息が漏れたような音がする場合があります。 これは声帯がきちんとくっていていない状態。こうなると息が持たないし、続けると声帯はどんどん痛んでしまいます。 本来、声帯は、きちんとくっついていればどこからも息が漏れない構造になっています。 先生は、声帯の状態を輪ゴムで示してくださいました。 二本の輪ゴムを引っ張ると輪ゴムは隙間なくくっつきます。 声を出すとき、この引っ張っている筋肉以外、驚くほど使いません。 だから、発声のためには『声帯を引っ張る筋肉』を鍛えればいいわけです。 発声は「ア」の母音をのばしながら、