画像共有アプリ「インスタグラム」を活用し、神奈川県葉山町(山梨崇仁町長)が2015年6月から始めた自治体PRが快進撃を続けている。町の公式アカウント「@hayama_official」のフォロワー(読者)が1年余りで8倍近くに増えたうえ、町設定のキーワード「葉山歩き」の投稿が1万7805件(4月5日現在)、「いいね」獲得も37万757件(同)と、いずれも全自治体で1位。町には、東京都墨田区、静岡県熱海市など全国の自治体から問い合わせがあり、自治体インスタをリードしている。 担当は政策課の高野愛子さん(28)と笠井佐淑(さよ)さん(26)の2人。若い女性の感性を生かし、海越しの富士山の美景やおしゃれな小道などを連日撮影し、投稿数は自治体トップの673件(同)を記録している。 人気の秘密は、お役所の常識を覆した「ため口」スタイル。開始当初は、お役所の言葉遣いだったが「ほとんど反応がない」(