シェアハウスやソーシャルアパートメントなど、居住者たちがいつでも自由に使用できる共用スペースを持つ賃貸物件が増えてきたが、そのひとつにコレクティブハウジングというものがある。これは、居住希望者たちが建物の計画段階から設計などにかかわり、自分たちで快適に暮らせる住居を作っていくのが特徴で、ほかのシェア住宅とは様々な部分で異なるという。コレクティブハウジングの普及・企画・運営支援などを行うNPOコレクティブハウジング社の高田芙美子さんに詳しい内容を伺った。 「『住まい』は豊かな生活を送るうえでとても重要です。だからこそ、駅からの近さや家賃など表面的な条件だけを見て選ぶのではなく、自分たちが『どんな暮らしをしたいか』を考えることが大切。コレクティブハウジングは、そうした考えに基づき、人や地域とのつながりを持ちつつ暮らしていこうという住スタイルなんです」 ハウスづくりを始めるには、「自分の住み