人気オンラインゲーム「リネージュ」「リネージュII」(以下、リネージュ)に関連し、個人情報の盗用事例が多数報告され波紋を呼んでいる。 韓国NCsoftは韓国警察庁に対して、不正に入手した個人情報を用いてリネージュ会員になりすます被害が発生していることを報告、捜査要請を行った。NCsoftによると今回の事件は「第3者がインターネット上で個人情報を不正に入手し、リネージュの会員申請を行った」ことに端を発している。不正に入手された情報は名前と住民登録番号だ。住民登録番号は韓国国民1人1人に割り当てられる番号で、性別や出身地、誕生日までが盛り込まれており、両者の情報から本人を特定することも可能だ。 韓国警察庁のサイバーテロ対応センター(以下、対応センター)によると、同事件によるこれまでの被害者総数は約4,500人にのぼっている。「公共機関のWebサイトやポータルサイトなどの中でも、セキュリティ対策