印刷 抗がん剤にアルツハイマー病の原因と考えられている異常なたんぱく質を減らす効果があることが、米ケース・ウエスタン・リザーブ大(オハイオ州)によるマウスの実験でわかった。10日付米科学誌サイエンスに論文が掲載された。 アルツハイマー病は、ベータアミロイドやタウと呼ばれるたんぱく質の異常なものが、脳内の神経細胞に蓄積して起こると考えられている。 研究チームは、この病気を発病するモデルマウスに抗がん剤のベキサロテンを投与したところ、脳内に蓄積したベータアミロイドが72時間で約半分に減少。14日間の投与で最終的に75%減っていたという。 購読されている方は、続きをご覧いただけます購読されている方は、以下のような関連記事も読めます。申し込みはこちら認知症には運動有効か受診していれば夫は助かった関連記事アルツハイマー治療に光 原因物質拡散の仕組み判明(2/4)