gRPC リフレクションは、対象の gRPC サーバがどのようなサービス、メソッドを公開しているかを知るための機能です。 gRPC を使う上でリフレクションを有効にすると、gRPCurl や Evans といったツールを使う際に Protocol Buffers などの IDL を直接的に読み込まずにメソッドを呼び出すことができてとても便利ですが、gRPC リフレクションはなにをしていて、ツールは gRPC リフレクションをどうやって使っているのでしょうか? それなりに複雑でしばしば忘れるので記事にしておこうと思います。なお、この記事では gRPC の実装として grpc/grpc-go、Protocol Buffers の実装として protocolbuffers/protobuf-go を参照します。 gRPC リフレクションを有効化しているサーバの例 grpc/grpc-go に g