「体を自分として認識できない」体験:神経の専門家による脳卒中レポート 2008年3月12日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Kim Zetter Photo:インディアナ大学 2月27日から3月1日(米国時間)まで行なわれた『TED会議』(TEDはテクノロジー、エンターテインメント、デザインの略)で、これまでで最も興味をそそられた講演の1つが、神経解剖学の専門家Jill Bolte Taylor氏によるものだ。Taylor氏は、1996年に自身が経験した脳卒中について興味深い話を聞かせてくれたのだ。 神経の専門家であるTaylor氏は、自身の体が徐々に機能を停止する様子をつぶさに観察していた。同氏は、まるで好奇心の旺盛な探検家が観察記録をつけるように、体が段階的に衰えていくのを4時間にわたって見つめた。最初に失ったのは、自分自身と周りにあるものが別物であること
「下水を飲み水にする」世界最大のシステム:カリフォルニアからレポート 2008年3月11日 環境 コメント: トラックバック (0) Dave Bullock カリフォルニア州ファウンテンバレー発――カリフォルニア州南部が深刻化する水不足に直面する中、同地域のオレンジ郡は4億8000万ドルの費用を投じ、排水を飲用可能になるまで浄化できる最先端のマイクロフィルトレーション(精密濾過)システムを導入した。 このシステムは『Groundwater Replenishment System』(地下水涵養システム)と呼ばれ、2008年1月10日(米国時間)から、浄化された水の供給を開始している。 この種のシステムとしては世界最大で、オレンジ郡で暮らす10万世帯以上に、他地域から買い入れる水並みかそれより安い価格で水を提供できるという。また、下水を浄化システムに取り込むため、天然の水源に捨てる排水の量
全米24の大都市圏の飲用水から、医薬品成分が検出 2008年3月11日 環境 コメント: トラックバック (0) Brandon Keim Image Credit: Fay Celestial AP通信の記事によると、全米24の大都市圏で、飲料水から医薬品の成分が微量だが検出されたという。 検出されたのは、抗うつ薬、心臓病の薬、性ホルモン、アナボリック・ステロイド[筋肉増強剤]など様々な化学物質。これらは人体から排出され、水処理施設で除去されずに素通りし、環境内に蓄積したものだ。 われわれの飲み水に混入したこれらの化学物質がどんな結果をもたらすかについては明らかではない、と製薬業界は述べている。 「現在われわれが認識している限りでは、環境内にある医薬品が人間の健康に害を及ぼすリスクは全くないか、あってもごくわずかだ」と、微生物学者で米国研究製薬工業協会(PhRMA)のコンサルタントを務め
研究結果:日本人は「個人より全体的感情に敏感」 2008年3月11日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim Image Credit: アルバータ大学 画像を見る時、西洋文化で育った人は、中心に置かれた題材をその周囲のものと切り離して捉えるが、東アジアの人は同じ画像を全体的に見る。 先ごろ、米国心理学会(APA)の学術誌『Journal of Personality and Social Psychology』にこのような論文が発表された。早急な結論付けはできないが、それでもこの論文『顔を背景の中に置く:表情の認識における文化的差異』(PDFファイル)が示す結果は、文化が人間の認識の仕方を大きく左右することを改めて裏付けている。 この現象を調査するにあたって、カナダのアルバータ大学の増田貴彦准教授を中心とした心理学者のチームは、前景に1人、
光ファイバー内部で「模擬ブラックホール」を作成 2008年3月10日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim Image:セント・アンドルーズ大学 イギリスの科学者が、光ファイバーケーブルの内部でブラックホールをシミュレートした。これによって、ブラックホールの外縁である「事象の地平面」[光速で到達できず、そこより先の情報を知ることはできない領域の境界を指す]の向こう側で光がどうなるのかを研究できる可能性が生まれた。 2008年3月7日(米国時間)に『Science』誌で発表されたこの研究を読んで、筆者は、セント・アンドルーズ大学の物理学者であるこの研究の共同執筆者、Ulf Leonhardt氏に電子メールで質問した。 「光ファイバーの内部に『事象の地平面』を人工的に作り出したというならば、巨大な引力がなぜ存在していないのだろうか――あなたがた
昨今話題のOpenIDは、一つのIDを複数のサイトで利用できる認証システムと、そのID自体を指すものです。どこかのサイトでOpenIDを取得すると、次回からはOpenIDを導入しているサイトであれば、新規に登録しなくても同じIDで利用を開始できることが取りざたされています。 しかし、一見便利そうなものの実際にはそれほど便利なものではないとの話もあります。それは一人の人間が利用するIDの登録が必要なウェブサービスの数は、初心者でもない限りほぼ固定化されており、毎日増え続けるようなものではないからです。 また、新規性のある仕組みはいくら技術的に優れていても、ユーザーに利便性のないものがなかなか定着するものではありません。ではOpenIDの本当の利便性はどこにあるのか? ソーシャルグラフとOpenIDから生まれるオープン化の可能性 私はソーシャルグラフの概念と組み合わせることで現れてくるものでは
UPDATE Google傘下のYouTubeが、APIを拡張し、ユーザーによるサービスへのダイレクトなアクセスを促進すると発表した。APIのアップデートにより、開発者たちはビデオをアップロードする際にYouTubeのより深層部にアクセスできるようになるほか、従来のYouTubeのインターフェースやブランディングに依存しない「クロムレス(chromeless)」なプレーヤーを作成できるようになる。 このたびの発表により、YouTubeは、ビデオサイトからほかのアプリケーションにビデオを提供するためのプラットフォームへと変貌する。開発者が自らのサイトにYouTubeを組み込むようにすることで、彼らを囲い込む戦略だ。またさらに、YouTubeはビデオや広告の公開を促すうえでより魅力的なビデオのライブラリを獲得することになる。 これまでも、YouTubeにアクセスするアプリケーションはいくつか存
太陽エネルギー業界の成長が中国の土壌を汚染しているという。Washington Postが報じている。 ソーラーパネルの製造に使用されるポリシリコンが供給不足に陥っている。ポリシリコンの生産コストを抑えるため、中国企業は有毒廃棄物を土壌に垂れ流しにしており、これにより野生生物は命を奪われ、人体を危険にさらされているという。 Washington Postの記事では、四塩化ケイ素の粉末廃棄物により、中国の内陸東部にある河南州の田園地帯が真っ白になったと報告している。ポリシリコンが1トン製造されると、4トンの四塩化ケイ素が廃棄物として出ることになる。この廃棄物からは、有毒な塩化水素ガスと酸が分離して空中に漂う。 この廃棄物は、中国のポリシリコンメーカー、Luoyang Zhonggui High-Technologyが排出しているといわれている。Washington Postによると、同社は太
元Google社員による新興企業が続々と登場しているが、そこにさらに1社が加わった。 Googleでプロダクトマネージャーを務めていたドイツ・ミュンヘン出身のSteffen Mueller氏は、コミュニティーの要素を少しだけ加えた独自の検索エンジンを導入した。Mueller氏とドイツ出身の数人の友人らは「Topicle」という検索エンジンを立ち上げ、現地時間3月10日にベータ版を公開した。 Topicleのサイトでは、誰でも任意のトピックについて(レシピから、住宅ローンのニュース、ニューヨーク市、果てはピーナツバターに至るまで)自分の検索エンジンを作成または編集できる。ユーザーは検索トピックを作成し、次にTopicleに検索させるウェブのアドレスを選択する(Topicleは検索結果の生成にGoogleの検索APIを使用している)。そして、すでに存在するトピックの検索エンジンの1つから検索し
Inkscapeプロジェクトは10日 (米国時間)、オープンソースのドローソフト「Inkscape 0.46」をリリースした。現時点ではバイナリパッケージの提供は行われていないが、各種UNIX系OSやWindows、Mac OS Xに対応したソースコードはSourceForge上のWebサイトからダウンロード可能。 今回のリリースでは、パス編集ツール「Tweak Tool」を追加。線を濃くしたり、押したり引いたりといった加工がかんたんに行えるようになり、従来のノードツールに比べ作業効率が向上した。「Paint Bucket」も追加、ビットマップ画像編集ツールのように、線で囲まれた範囲内を塗りつぶすことも容易になった。他の線に沿うようにパスを描く「Path along Path」、背景にあわせて線の太さを変える「Tracing background」などの新機能も用意されている。 ほかにも、
オーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州のゴールドコースト(Goldcoast)にあるシーワールドで泳ぐイルカとインディーカーレースのドライバー、クリスチャン・フィッティパルディ(Christian Fittipaldi)さん(2000年10月12日撮影)。(c)AFP 【3月12日 AFP】ニュージーランドの浜辺で座礁し動けなくなったクジラ2頭を、自然保護担当局の職員が海へ帰そうとしたがうまくいかずあきらめかけたところ、現れた1頭のイルカが2頭を無事に水先案内し、沖へ連れ帰った。12日にこの出来事を発表した現地の担当職員マルコム・スミス(Malcolm Smith)さんは「こんなことは聞いたことがない。素晴らしい」と驚いている。 スミスさんは10日、座礁していたコマッコウクジラ2頭を海へ帰そうと、1時間半以上にわたって格闘したが、クジラは繰り返し浜にあがってしまった。そ
ヒトパピローマウイルス(HPV)などの治療に使用される米メルク(Merck)社のワクチン(撮影日不明)。(c)AFP/MERCK AND COMPANY, INC. 【3月12日 AFP】米国の10代の少女のうち4人に1人が少なくとも1種類の性感染症に罹患しているという調査報告を11日、米疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention)が発表した。 同センターは全米の14-19歳の少女838人を対象に、初めて複数の一般的な性感染症について同時に調査を行った。 その結果、少なくとも26%(推計320万人)以上が現在、性病に感染していることが明らかになった。しかし、検査されたのは最も一般的な性感染症4種類だけであるため、他の感染症も検査した場合、罹患(りかん)率はさらに上がる恐れもある。 調査対象となった少女のうち半数が性行為およびそ
オーストラリア・シドニー(Sydney)南部のウロンゴング大学(the University of Wollongong)が公開した「ホモ・フロレシエンシス(Homo floresiensis)」の想像画(2004年10月28日提供)(c)AFP/NATIONAL GEOGRAPHIC SOCIETY/Courtesy of artist Peter Schouten 【3月12日 AFP】南アフリカのウィットウォータースランド大学(Witwatersrand University、Wits)は11日、絶滅したホモ・フロレシエンシス(Homo floresiensis)に似た化石をミクロネシアのパラオ(Palau)諸島で発見したと発表した。報告は今週の米電子ジャーナル「PLoS One」にも掲載される。 洞穴で暮らしていた身長1メートル強のこの人類は、1400-3000年ほど前に生存してい
米マサチューセッツ(Massachusetts)州ケンブリッジ(Cambridge)のハーバード大学(Harvard University)で、名誉博士号を授与されるマイクロソフト(Microsoft)のビル・ゲイツ(Bill Gates)会長(2007年6月7日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Darren McCollester 【3月11日 AFP】学位取得のために復学を考えたことがあるなら、ある研究結果が背中を押してくれるかもしれない。ハーバード大学医学部(Harvard School of Medicine)研究チームによれば「学歴が高い方が寿命が長い傾向がある」からだ。 ■平均余命の延びに学歴格差? 研究チームはまず、高卒以下の学歴グループとそれ以上の学歴グループを対象に、25歳時点での平均余命が81-88年と91-98年でどう変化したかを調査した。 その結果、高
なまむぎ、なまごめ、なまたまご ときて勢いでなまづま! と読んでしまった馬鹿がここにorz 姜と妻って似てるじゃん?w
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