カセットコンロ用のボンベなどを悪用して、中に封入されたガスを吸い込む「ガスパン遊び」が、都内でも一部の中高生の間で広がり、重大事故につながるケースも出ている。 中高生へのボンベ販売を規制する手立てはなく、警視庁は「大変危険なので絶対にやらないように」と呼びかけを強化。都教育委員会も近く、各区市教委などを通じて、教育現場でガスパン遊びの危険性を周知するよう求めることにしている。 ガスパン遊びは1990年代から中高校生らの間で広まり始めた。カセットコンロ用のガスを吸い込むことで酸欠状態になり、意識がもうろうとする。ガスを多量に吸い込むとそのまま呼吸が停止し、死亡するケースもある。 昨年11月には、友人宅でガスパン遊びをしていた大田区の中学3年の男子生徒(14)が1分程度ガスを吸い続けた結果、酸欠状態になり窒息死している。また昨年1月には同区のマンションで、ガスパン遊びをしていた17歳と18歳の