ぼくが会社、店を辞めて、もうそれなりに時が経つ。 辞めてしばらくは、現場の子(元スタッフにあたる子たち)と会う度に幾度となく「お客さんから『西山さん、どうしているの?』『何しているの?』って訊かれますよ」と言われてきた。 それらは、おそらく「おはよう」「こんにちは」「お元気?」といった挨拶とさほど変わらないものだと思っていたぼくは、「また訊かれるようなことがあれば、『西山は、星になりました』とでも言っておいて」とやり過ごしておいた。 ところが未だにぼくの名前を出して下さる業者さんがおられたり、面接に来られた若い人からもぼくの名前が出たりするらしい。 嬉しいような、申し訳ないような。 また、以前に店のウェブサイトでぼくが書いていたブログを最近でも「読みたい」「また読みたい」と言って下さる方々が思いのほか多かったのと、あまりにも熱心にブログの再投稿を勧めてくれる青年と知り合ったことがきっかけで