クリックして拡大する「自然エネルギー財団 設立イベント」設立のあいさつをする孫正義(ソフトバンク株式会社代表取締役社長)=12日午前、東京都千代田区丸の内の東京国際フォーラム(宮川浩和撮影) ソフトバンクの孫正義社長が10億円の私財でつくった「自然エネルギー財団」が12日、都内で設立イベントを開き、本格始動した。原発依存から脱し、太陽光や風力、地熱などを利用した発電を推進するのが財団の目的で、今後、国内外の研究者や専門家が政策提言をまとめて発信していく。 イベント冒頭には孫社長が登壇し「東日本大震災が起こり、これまでのエネルギー政策を完全に見直さないといけない局面になった」と指摘。発送電の分離や、アジア諸国と連携した広域送電網の整備が必要だと主張した。財団理事長に就任したスウェーデンの前エネルギー庁長官トーマス・コバリエル氏も講演し、世界で自然エネルギー産業が急速に成長している現状を解説し