そろそろ論文紹介記事を書いてみます. NLP2010のプログラムにもあるとおり,しばらく係り受け構文解析周りをやっていました(います).私の出身研究室では構文解析をやっている人がたくさんいたのですが,最近その面白さがなんとなくわかってきました.いや,一応私も2年間日本語係り受け解析の演習担当やってたよ! 構文解析のおもしろさというのは,言語学,機械学習,プログラミング,情報科学が非常にバランスよくミックスされた問題で,いろんな定式化の仕方や,いろんな技術が,いろいろな組み合わせで,かつわりとキレイな形で程々の難しさに仕上がっているあたりにあると思います.今日は,特に情報科学的教養が大事でしたという話を3つ. Non-Projective Dependency Parsing using Spanning Tree Algorithms Ryan McDonald, Fernando Per