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この記事は LOCAL学生部アドベントカレンダー2020 12日目の記事です。OB ですが枠が開いているのでしれっと参加します。 ことの始まり いま勤めている会社では内部で利用するために VPS を借りて、そこに Rancher を使って Kubernetes クラスタを建てています。はじめは何の問題もなく Rancher が用意してくれた Nginx Ingress Controller が動作していたのですが、最近 Rancher 2.5 系にアップデートしたあたりから大量にこのようなログが出力されるようになりました。 Nameserver limits were exceeded, some nameservers have been omitted, the applied nameserver line is: x.x.x.x y.y.y.y z.z.z.z しかも、Ingres
最近のWebサイトを表示する際は、サーバー証明書とTLSを利用したセキュアな接続が大半になってきました。これはセキュリティ意識の向上もさることながら、Let's Encryptに代表される「サーバー証明書の更新の自動化」もその一助となっていることでしょう。今回はこのLet's Encryptっぽいサービスをローカルネットワーク内部に構築してみましょう。 図1 step-caを使えば、自己署名証明書であってもLet's Encryptと同じ方法で自動更新できる Let's EncryptとACMEプロトコル Let's Encryptは無償でサーバー証明書を発行し、自動的に更新処理を行える認証局です。インターネットに関わる名だたる企業・団体の多くが参加することで、300万サイト以上という非常に多くの利用者を抱えているにも関わらず、10年以上に渡って無償でオープンな組織運営を続けています。 L
多機能なウェブサーバーとして2004年に登場したNginxは、2023年6月時点では業界トップシェアとなるほど人気を集めるサーバーです。そんなNginxの設定において、スラッシュを一つ付けるか付けないかの差で大きなセキュリティホールができてしまう問題について、大手パスワードマネージャーやGoogle製のツールの例をとりあげてセキュリティアナリストのダニエル・マツモトさんがブログで解説しています。 Hunting for Nginx Alias Traversals in the wild https://labs.hakaioffsec.com/nginx-alias-traversal/ Nginxの設定には、特定のURLへのアクセスをどう処理するべきかを記述できる「location」というディレクティブが存在しており、URLをサーバー内のファイルに対応させるのによく利用されています。例
こちらのブログでは2022年6月実施のマイクロサービス基礎強化月間(Microservices June 2022)でご紹介するKubernetesネットワーキングのユニット1の内容をご覧いただけます。 プログラムの概要:マイクロサービス基礎強化月間(Microservices June 2022):Kubernetesネットワーキング ユニット1: 大量のトラフィックが発生するウェブサイトに必要なKubernetesクラスターの設計(この記事です) ユニット2: KubernetesでAPIを公開する ユニット3: Kubernetesのマイクロサービス・セキュリティ・パターン ユニット4: Kubernetes デプロイメント戦略 上級編 Kubernetes ネットワーキングはKubernetesのコンポーネント、サービス、トラフィックを接続するフレームワークですが、単にAからBへパ
クラスターでIngressを動作させるためには、ingress controller が動作している必要があります。 少なくとも1つのIngressコントローラーを選択し、クラスター内にセットアップされていることを確認する必要があります。 このページはデプロイ可能な一般的なIngressコントローラーをリストアップします。 Ingressリソースが動作するためには、クラスターでIngressコントローラーが実行されている必要があります。 kube-controller-managerバイナリの一部として実行される他のタイプのコントローラーとは異なり、Ingressコントローラーはクラスターで自動的に起動されません。このページを使用して、クラスターに最適なIngressコントローラーの実装を選択してください。 プロジェクトとしてのKubernetesは現在、AWS、GCE、およびnginxの
KubernetesのIngressリソースを導入しましょう。 Ingressとは、クラス環境内にデプロイされたアプリ(Pod)に対して、ロードバランシングを行うKubernetesの機能です(こちら参照)。 環境構築編では、動作確認用にServiceリソースをLoadBalancerとして定義することでL4ロードバランサーを作成(実態はELB)しました。 この方法はシンプルですが、ルーティング機能が貧弱(L4)で、様々なアプリケーションがデプロイされると、エンドポイントごとにロードバランサーを配置する必要がある等、柔軟性やコストの観点で劣ります。 Ingressを導入し、Ingressのマニフェストにルーティングのルールを反映すると、1つのロードバランサーで様々なアプリケーションへのエンドポイントを提供することが可能となります。 実際のプロジェクトでも、Ingressを利用して外部にアプ
インフラ初心者がいきなり実務でKubernetesを使うことになったので、その学習記録✎ 流れとしては、 概念的なところを抑える 実際に手元で動かしてみる です! また、すでにKubernetesについて書かれたわかりやすい記事がたくさんあるので、本記事はそれらをもとに自分の理解をまとめたものになります。 概念的なこと まずはこれで概要把握 まずは👇を読もう。(ありがたやありがたや...) 僕らは何故Kubernetesを使うのか Kubernetesというものが出てきた背景を、オンプレの時代からどういうふうに変わっていったかわかる KUbernetesの概要がわかる メリデメがわかる Argo CDの例などを用いてどういうふうに使われているのかイメージが付く Kubernetesとは ざっくりいうと、 サービスをコンテナ上で動かすようになったことで起こった、 複数のサーバ上で複数のコン
Cloudflare、NGINXに代えて自社開発のRust製HTTPプロキシ「Pingora」をグローバルCDNに採用。性能向上しつつCPUとメモリ消費を3分の1に CDNプロバイダのCloudflareは、同社のグローバルなCDNの基盤として長らく利用してきたNGINXに代えて、同社自身がRust製のHTTPプロキシである「Pingora」を開発し利用していることを明らかにしました。 Pingoraはすでに同社のCDNに採用され、毎日1兆回以上のリクエストを処理し、性能向上や数多くの新機能の提供を実現しつつ、従来と比較してCPUとメモリリソースの消費はいずれも3分の1程度に収まっているとのこと。 Pingoraは現時点でコードなどは公開されていませんが、いずれオープンソース化の計画についても明らかにするとCloudflareは説明しています。 Today we are excited t
Welcome Deployment User Guide Examples Developer Guide FAQ Overview ¶ This is the documentation for the Ingress NGINX Controller. It is built around the Kubernetes Ingress resource, using a ConfigMap to store the controller configuration. You can learn more about using Ingress in the official Kubernetes documentation. Getting Started ¶ See Deployment for a whirlwind tour that will get you started.
Defines a group of servers. Servers can listen on different ports. In addition, servers listening on TCP and UNIX-domain sockets can be mixed. Example: upstream backend { server backend1.example.com weight=5; server 127.0.0.1:8080 max_fails=3 fail_timeout=30s; server unix:/tmp/backend3; server backup1.example.com backup; } By default, requests are distributed between the servers using a weighted r
WEBアプリケーションサーバを構築する際、ELBやApacheやnginxなど何らかのリバースプロキシを前段に置くケースは非常に多いと思います。 今回は、筆者が各種リバースプロキシで1回ずつ位ハマった気がする、KeepAliveタイムアウト問題について解説します。 まずはHTTPにおけるKeepAliveについて簡単に説明します。 HTTP1.1の持続的接続(Persistent Connections)の根幹をなす機能で、1つのTCPコネクションで複数のリクエスト、レスポンスをやり取りする仕組みです。 このような機能が求められた背景には、TCP接続時の3Wayハンドシェイクのような負荷の高い処理を減らしたい、という目的があります。 単純化したシーケンス図で表すと、以下のようなフローになります。 KeepAliveタイムアウト サーバー側は次のリクエストを待つ際、いつ送られるかわからないリ
皆様、ご無沙汰しております。笹亀です。 ブログを書くのが、去年以来となってしまい、年が変わってしまいました・・ 遅れましたが、今年度もよろしくお願い致します。 本日はリバースプロキシとWebサーバを利用したサーバ構築方法についてご紹介したいと思います。リバースプロキシとは、外部のネットワークを内部のネットワークへ処理の振り分けをするサーバのことを示します。リバースプロキシは長いのでリバプロと言います。 一般的には下記のようなリバプロを使用せずにWebサーバへ直接アクセスをさせる方法が多いのです。 リバプロを使用した場合は、リバプロが受けた要求をWebサーバへ転送して、Webサーバ側でコンテンツを表示するといったフローになります。 大規模なサイトを構築する場合には役割をわけるためにリバプロを使用した構成で構築されていることもあります。nginxとApacheを使用しますが、どちらもWebサー
基本は喰ってるか飲んでるかですが、よく趣味でカラオケ・PKI・署名・認証・プログラミング・情報セキュリティをやっています。旅好き。テレビ好きで芸能通 もくじ 1. はじめに 2. SSLv3を無効化できる場合のサーバー対策 2.1. Apache HTTPD Server + mod_ssl 2.2. Apache HTTPD Server + mod_nss 2.3. nginx 2.4. lighttpd 2.5. Microsoft IIS 2.6. (訂正)Apache Tomcat (Java JSSE) 2.7. Node.js 2.8. IBM HTTP Server 2.9. Amazon Web Services 2.10. その他のサーバー 2.11. SSLv3 を無効化するリスク 2.12. OpenLDAP 3. 諸般の事情で SSLv3 を有効にせざるを得ない場
Pinterestの急成長を支えてきたアーキテクチャとは? Pythonで開発しAmazonクラウドで運用 急速に人気が急上昇するWebサービスでは、どのようにスケールするアーキテクチャを構築し運用していくのかはサービスの成否を分けるほど重要です。Pinterestのように急成長してきたサービスのソフトウェア構成やリソース構成はどうなっているのでしょうか、Web上でいくつか情報が公開されているのでまとめてみました。 Pythonで開発し、Amazonクラウドで運用 1年ほど前なので少し古い情報ではあるのですが、Q&AサイトのQuoraにPinterestのco-founder Paul Sciarra氏が書き込んだソフトウェア構成の説明があります。 PinterestはPythonで開発されており、MemcachedやNginxなど高速なレスポンスに配慮した構成になっている様子がうかがえま
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