イスラム教徒向け保険販売へ 12月25日 7時18分 損害保険最大手、MS&ADグループの三井住友海上は、宗教上の理由から保険商品が普及していないイスラム教徒を対象にした保険の販売に乗り出す方針を固め、来年春をめどにマレーシアで自動車保険などを取り扱うことになりました。 イスラム教では、一般的に利子を禁じていることや、保険を掛けることへの抵抗感から、保険商品の普及は進んでいませんが、人々が助け合って資金を出し、事故や病気に備えるという考え方に基づく「タカフル」と呼ばれる特殊な保険については、徐々に受け入れられるようになっています。こうしたなか、関係者によりますと、MS&ADグループの三井住友海上は、イスラム教徒がおよそ60%を占めるとされるマレーシアで、「タカフル」型の自動車保険や生命保険の販売に乗り出す方針を固めました。具体的には、現地の大手銀行「ホンレオン銀行」と合弁会社を設立し、来年