積丹半島西側、日本海側に位置する北海道泊村堀株(ほりかっぷ)にある道内唯一の原発。3号機では、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出して加工したMOX(モックス)燃料を使う、「プルサーマル」発電をする予定。原子力規制委員会による新基準の審査では、防潮堤のある地盤が地震で液状化する恐れが分かった。そのほか、敷地が地震で隆起した可能性が浮上。近くの海底に活断層があるのと前提で、想定する地震動を見直すことになり、審査が長期化している。2022年5月31日、札幌地裁は北海道電が安全性を十分説明せず、津波対策も不十分として1~3号機の運転禁止を命じた。地裁は住民側が求めていた廃炉請求は退けた。北海道電は6月2日に控訴した。