三井住友フィナンシャルグループは個人向けの資産運用分野でサービスを強化するため、総合金融グループのSBIホールディングスと共同で新会社を設立すると正式に発表しました。NISAの拡充などで運用への関心が高まるなか、金融機関の間では提携などを通じた顧客獲得の競争が一段と激しくなっています。 発表によりますと、三井住友フィナンシャルグループとSBIホールディングスは、傘下の銀行や証券会社などを含むあわせて6社で資産運用サービスの新たな業務提携を結びました。 新会社を設立して個人向けのサービスを強化する計画で、金融アプリを使ったデジタル取り引きの中で、専門のスタッフによる有人のコンサルティングサービスを提供するなどとしています。 会見で三井住友フィナンシャルグループの中島達社長は「デジタル富裕層が増えることを考えると、デジタル時代にふさわしい新たな資産運用サービス構築が不可欠だ」と述べました。 ま