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ブックマーク / realsound.jp (4)

  • 『MIU404』久住のセリフに込められた野木亜紀子の作家性 “自分の人生”を歩むために

    最終回の放送が終わって1週間経っても、話題になり続けている『MIU404』(TBS系)。多様な登場人物の中でも、謎がまだまだ多いだけに、菅田将暉の演じた久住のことが、いまだに気になってしまう。 久住は、捕まった後に、伊吹(綾野剛)や志摩(星野源)から当の名前やどこで育ったかについて聞かれ、「俺はお前たちの物語にはならない」と返した。この言葉から、いろいろな背景(物語)を、より考えてしまうという、久住の言ったことと逆の状態になってしまっている。 そもそも、この言葉は、『MIU404』と同じく野木亜紀子が手掛けた『アンナチュラル』(TBS系)の終盤、連続殺人の犯人の高瀬(尾上寛之)が、母親との関係性から犯罪を犯したと決めつける検事に対して「テンプレですね、何もわかっちゃいない」と返すところを思い出す。 ミコト(石原さとみ)が信じるのは事実のみで、「犯人の気持ちなんてわかりはしないし、あなたの

    『MIU404』久住のセリフに込められた野木亜紀子の作家性 “自分の人生”を歩むために
  • 『SPY×FAMILY』のおもしろさは“3つの大きなウソ”にアリ 漫画業界のルールを覆す斬新設定を考察

    作中で3つの大きなウソが成立した名作 昔から、「ひとつの物語の中でついていい『大きなウソ』はひとつだけ」という暗黙のルールが漫画業界にはある。おそらく映画小説の世界でも似たようなことはいわれているはずだが、要するに、ひとつの物語の中にいくつもの非現実的な設定を立てると、作品の軸がぶれる(もしくは世界観が破綻する)ということだ。たとえば永井豪の『デビルマン』における大きなウソとは「この世界に悪魔がいる」ということだが、これに「エイリアンもいる」とか「アンドロイドもいる」といった別の種類の大きなウソを加えていくのは客観的に見てナシだろう。やはり悪魔と対決するのは、「悪魔がいる」という大きなウソから派生した「悪魔と合体した悪魔人間(デビルマン)」でなければならないし、そもそもそれくらいの縛りがなければおもしろい漫画というものは生まれまい。 ところがいま、上記のルールをくつがえし、ひとつの作品の

    『SPY×FAMILY』のおもしろさは“3つの大きなウソ”にアリ 漫画業界のルールを覆す斬新設定を考察
  • 早見沙織が語る、竹内まりや提供『劇場版 はいからさんが通る』主題歌での成長 - Real Sound|リアルサウンド

    声優・シンガーとして活躍する早見沙織が、11月8日にシングル『夢の果てまで』をリリースする。同作の表題曲は、彼女が主演を務めるアニメ映画『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』の主題歌であり、竹内まりやが作詞作曲を手掛けた、早見にとってもキャリアの大きな節目となる一曲だ。 今クールも『十二大戦』(砂粒役)『Code:Realize ~創世の姫君~』(カルディア役)『宝石の国』(ゴーシェナイト役)、映画でも『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』、『ご注文はうさぎですか??~Dear My Sister~』、『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』、『BLAME!』と声優として大活躍する彼女。今回のインタビューでは、竹内まりやとの制作秘話や、「夢の果てまで」が演技に与えた影響、そして彼女自身が作詞・作曲を手掛けたカップリング曲が生まれた

    早見沙織が語る、竹内まりや提供『劇場版 はいからさんが通る』主題歌での成長 - Real Sound|リアルサウンド
  • 『君の名は。』の大ヒットはなぜ“事件”なのか? セカイ系と美少女ゲームの文脈から読み解く

    新海誠はアニメ界の「鬼っ子」的存在 新海誠監督の新作アニメーション映画『君の名は。』が、記録的な大ヒットを続けています。公開10日間ですでに興行収入が38億円を突破したといいますから、これはもはや2010年代のアニメ界におけるひとつの「事件」といってよいでしょう。今年の夏はさまざまな意味で「平成の終わり」を実感させられるニュースが相次ぎましたが、まさにアニメ界においても、名実ともにいよいよ「ポストジブリ」の新時代が到来したことを感じさせるできごとです。 しかも注目すべきは、今回のヒットが、内容的にもスタジオジブリやスタジオ地図(細田守)のように、老若男女、幅広い層から支持されているというよりは、10~20代の若者世代、とりわけ女性層に特化して受けているらしいという点です。この『君の名は。』をめぐる現在の盛りあがりには、ゼロ年代から新海作品を観続けてきたアラサーのいち観客として、いろいろと感

    『君の名は。』の大ヒットはなぜ“事件”なのか? セカイ系と美少女ゲームの文脈から読み解く
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