冥王星に近づいているNASA=アメリカ航空宇宙局の無人探査機が、冥王星とその最大の衛星の画像を撮影し、今後、謎の多い冥王星の実態が解明されることに期待が高まっています。 これは、冥王星の実態を調べるために2006年に打ち上げられた無人探査機「ニューホライズンズ」が、2枚の画像を撮影し地球に送ったもので、NASAが4日に公開しました。 中央の白い球体が冥王星、その隣のやや薄く見える小さな球体が、冥王星の最大の衛星「カロン」です。 先月下旬、探査機が冥王星からおよそ2億キロの地点で撮影したということです。 探査機は、これまでにおよそ48億キロ飛行していて、これから近づくにつれてより詳細な画像を撮影します。 ことし7月には冥王星までおよそ1万2000キロと、最も接近する計画で、大気の成分などを調べることになっています。 1930年に発見された冥王星は、長らく太陽系の9番目の惑星とされてきましたが