最も確実な予防は流行前にワクチン接種を受けることです。 特に、高齢者や心臓や肺に慢性の病気を持つ人、気管支喘息を持つ小児など ※ハイリスク群は、重症化を防ぐためにも医師と相談の上、早めに接種することが望ましいと考えられます。 (1) ウイルス粒子全体を不活性化した全粒子ワクチン と、(2) ウイルスから抗原となる赤血球擬集基の表面タンパクを取り出したスプリット・ワクチンの2種類があります。 わが国のワクチンは(2)を採用しています。これらのワクチンを接種することでインフルエンザへの感染または 重症化の予防となります。ただし、ワクチン用のウイルスは孵化鶏卵で培養するため、卵などにアレルギー、けいれんの既住症、免疫不全のある人、熱を出している場合などには接種できないことがあるので、医師に相談してください。 インフルエンザワクチンは接種してから実際に効果を発揮するまでに約2週